「東京嫌い」というか「東京に対する対抗心」を持ち続けている。もっともいまでは子どもたちが東京で生活し、仕事をさせてもらっている現在ではその対抗心もすこし薄らいでしまうという状況ではある。
東京は人口も多いし、働く仕事もある。だからそこに住み着く人が多いのはうなずける。そして私の子どもたちもその大勢の中の人にしか過ぎない。彼らを悪く言う筋合いはない。
一方、妻などは東京が好きな部類に属する。これは子どもたちが現在東京に住んでいるということもあろうが、自分が若いころに数年ではあるが、東京の丸の内で昔の言葉でいう花のOLであったからだ。
縁あって私と結婚したので松山に住むことになったが、東京はあこがれの地であり、いまもそうらしい。少なくとも私のように東京にライヴァル心などこれぽっちももっていない。そこが私とは違うところである。
私の死後は子どもたちの住む東京に引っ越すかもしれない。それはそれで仕方がないことであるのだろう。
こういう感情をもっていたことを昨日の朝食時に妻と話をしていて思い出した。自分でもそういう気持ちを持ち続けてきたということを忘れていたらしい。年を取るとはこういうことだろう。
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