アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

ヘビイチゴ(蛇苺)の花

2007-05-06 | 動物

近くの排水路のそばにヘビイチゴ(蛇苺)の花が咲いていた。
やや湿り気味で日当たりの良いところを好む花なので、絶好の場所を見つけたようだ。昨年はなかったので、どうやって今年芽を出したのだろう?

撮影2007年4月22日午後1時頃
バラ科ヘビイチゴ属
学名「Duchesnea chrysantha」

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日当たりの良い湿った場所に自生するヘビイチゴ


茎は走出枝となって地面をはうように伸びる


蟻のお客さん


実になる部分が少し色づく

メモ
・日当たりの良い湿った草地に自生。
・茎は走出枝となり、地面をはうように伸びる。
・葉は3枚の小葉からなる。
・小葉は長さ2~3.5cm。
・良く似たヤブヘビイチゴの葉は濃い緑だがヘビイチゴの葉は黄緑色。
・春に1.2~1.5cmの黄色い花を咲かせる。
・実(偽果)は淡い桃色で、タネ(果実)の表面にはこぶ状の小突起がある。
・名前の由来は2説ある。一つはヘビが出そうな場所に生えるから。もう一つは無毒だが毒毒しい実をヘビなら食べるのではないかという説。
       新星出版社「野山で見かける山野草図鑑」より


アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)の花

2007-05-05 | 動物

大堀川の遊歩道と芝の境にポツリポツリと咲いていた。
広い芝生の方には全く見当たらなかった。
背丈は芝よりやや高い20cm位だった。
アカバナ科マツヨイグサ属
学名「Oenothera rosea」
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メモ
・江戸末期にアメリカ大陸から渡来した帰化植物。
・見た目がアカバナに似るので、アカバナユウゲショウといわれる。
・草たけ20~40cmで葉は互生。
・葉のわきに花が一つずつつき、午後から夕方にかけて開花する。
  新星出版社「野山で見かける山野草図鑑」より

こちらのサイトが詳しい→ アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)




ブラシノキ(カリステモン・キンポウジュ・マキバブラシ)の変わった形の花

2007-05-04 | 動物

近くの建設会社の玄関前に大きな鉢植えの「ブラシの木」があった。
まるで、コップを洗うブラシにそっくりなユニークな形をしたいる。
この朱色のブラシの毛に見えるものがオシベだそうだ。

撮影2007年4月30日午前11時頃

フトモモ科ブラシノキ属
学名「Callistemon rigidus」
別名「マキバブラシノキ・カリステモン・キンポウジュ(金宝樹)」

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鮮やかな朱色の花をつけた「ブラシの木」


コップを洗うのにぴったりなブラシの毛状のものがオシベ。


蕾が破れて中からオシベが延びる、先には花粉がついている。


蕾(高田小、4/22)


昨年の果実?(高田小、4/22)

 
 メモ

 ・オーストラリア原産で明治中頃に渡来。
 ・名前は見た通り、コップを洗うブラシから由来。
 ・花期は5~6月。
 ・濃赤色の花を咲かせるマキバブラシノキや白花の種類がある。
 ・枝についた果実は何年も残る。
 ・原産地では、山火事に会うと初めて果実がはじけて種子を落とす。
      日本文芸社「樹木図鑑」より


ミズキ(水木)_落葉広葉樹の花

2007-05-03 | モブログ

大堀川の土手に真っ白な雪を被ったような木があるのに気づき、そばに行ってみると、落葉広葉樹の「ミズキ(水木)」の木だった。この木は山腹の斜面など土壌の深い肥沃地を好み、高さ10~15m、太さ30~50cmにも達すると聞いていたが、良く日があたるこの斜面が気に入ったようで、これからどんどん成長していくのではないかと思われる。でも、勝手に生えてきたらしいので、国交省の係官に切られないよう祈る。

撮影2007年5月2日午後3時頃

ミズキ科ミズキ属
種名「Cornus controversa」

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大堀川の斜面に生えた「ミズキの木」に花が


ミズキの木の花・蕾・若葉など

 
 メモ

 ・平地から山地まで幅広い環境で見られ、やや湿った場所に多い。
 ・名前は早春に枝を切ると、水が滴り落ちることに由来。
 ・花期は5~6月、枝先の花序に小さな白花が集まってつく。
 ・6~10月には果実が黒く熟し、果枝も赤くなりよく目立つ。
 ・野鳥に種子が散布される。
 ・秋の黄葉も捨てがたい。
      日本文芸社「樹木図鑑」より


スズラン(鈴蘭)の花咲き始める

2007-05-03 | 動物

近所のTさんの庭のスズランが開花しはじめた。今年は葉は良く繁っているが、花が少ない。撮影2007年5月2日午後4時ころ

ユリ科スズラン属 学名「Convallaria keiskei」
別名「キミカゲソウ」

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白い鈴を並べたようなスズランの花

おちょぼ口から

今年は葉が多い


メモ
・主に栽培されているのはドイツスズラン。春に長さ10~20cmの葉を2~3枚出して、その間から花茎を伸ばす。
・生育環境は耐寒性、半日陰。
・美しいが有毒。牧場などで、牛や馬に食べられずに群生していることもある。
         日本文芸社「季節の花図鑑」より


アマドコロの花

2007-05-02 | 動物

西光院の「斑入りアマドコロ」の花が咲いた。
切花ではこれを「ナルコユリ」や「ナルコラン」の名前で使っているそうだ。「アマドコロ」の葉は楕円形、「ナルコユリ」の葉は披針形で葉の数も多いことから区別する。

撮影2007年4月28日午前11時頃
ユリ科アマドコロ属
学名「Polygonatum odoratum var.pluriflorum」

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アマドコロの花

 
メモ

・山地や野原などに生える多年草。
・地下茎は横に延び、その先端から稜角のある茎をたて、高さ30~80cmになる。葉は互生し、長楕円形で長さ5~15cm、幅2~5cm、裏面は粉白を帯びる。
・葉のわきから、1本または基部でふたつに分かれた花柄をだし、その先に長さ2cmほどの緑白色の花をたらす。
・和名は地下茎が「トコロ(ヤマノイモ科)」に似て、甘味があることによる。
・ナルコユリの葉は披針形で長さが8~15cmで葉の枚数も多い。

      山渓「日本の野草」より


アジュガ(十二単)の花

2007-05-01 | 動物

中学校の裏に通じるハナミズキ通りに植えてあるハナミズキの1本の周りにたくさん咲いていた。近所の方が植えて手入れをしているのだと思う。

撮影2007年4月28日午前11時頃
シソ科キランソウ属
学名「Ajuga spp.」 別名「ジュウニヒトエ」

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ハナミズキの木の根元で


花穂が長くたちあがる


花冠は2唇形だが萼は筒状で境目がない


赤い芽はランナー


グランドカバー状の葉

 
メモ


・アジュガはジュウニヒトエ(十二単)の園芸品種。
・花が幾重にも重なって咲く様子を平安時代の宮中の女官の正装である十二単に見立てた

・温帯地方原産。20cm以下の矮性種から50cmの高性種まであり、花形、花色の多種多様。カバープラントには匍匐性種、花壇には高性種が好適。
・半日陰~日陰に強く、やせた土でも栽培できる。
        日本文芸社「季節の花図鑑」より