「シャガ」(射干)はアヤメ科の多年草で、
中国原産の帰化植物だと考えられます。
町内の知人が施設に入る時、数株をいただき庭に移植しました。
4月下旬、蕾をたくさん付けた花茎を伸ばして、
開花し始めました。 草丈は30~70cmほどになります。
次々と咲く花は、白地に紫と黄色の斑紋が入る
アヤメに似た美しい花です。
4月末の花、
自宅北側の通路沿いで、
3倍体のため種子はできませんが、繁殖力が強く、
根茎が横に這い、群落を作ります。
自宅西側の通路脇でも、
現在も開花は続いています。
「ミツマタ」(三椏、三又)はジンチョウゲ科の落葉低木で、
樹皮が和紙の原料に用いられます。
新葉が展開する前に黄色い花を咲かせる、春の花木です。
( 4月15日に、早く咲いた「大輪匂いミツマタ」を投稿し、
遅れて開花した2鉢目です。)
園芸種の「紅花ミツマタ」は、
オレンジ色の花を下向きに咲かせ、香りがあります。
昨年枝枯れして開花せず、植え替えして養生し、
今年は2輪開花です。
1月上旬、玄関前庇下の山草棚で、春を待つ大きな花蕾、
3月末、外側の蕾が黄色く膨らんで、開花準備に入りました。
4月初め、2個の蕾とも開花し始めです。
その3日後、 花弁のように見えるのは
筒状のガクの先が4裂して反り返ったものです。
更に4日経過し、花数が増えました。
4月中旬、下向きに咲く花を、下から発光させて撮影、
もう1輪は、
5日後、ほぼ満開状態です。
この後は、初めに咲いた外側から落花していきました。
中心部に残っていた蕾は、5月に薄色の小花が少し咲いただけで、
現在は緑の葉を広げています。
参考に、散歩で訪れる金峯神社境内には、
基本種の黄色い花を着けるミツマタが植えられています。