flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

長良八代古墳群

2006-03-12 06:00:02 | いにしえびとの睡
(岐阜市長良八代 2005年1月23日)
 10基からなる古墳群である。
その内最大なのが1号墳で、墳頂に方縣津神社の社殿が建てられている。
北東にある2号墳には円筒埴輪が巡らされていたようである。
共に石室石材が無く、竪穴式粘土槨の古式埋葬方法の5世紀前半と考えられる。その他3号から10号墳は、宅地化により次第に滅失していったようだが、横穴式石室を持つ、~7世紀の後期古墳であり、この辺りの代々首長墓であったのであろう。

(関連記事:雄総古墳群 西山古墳群
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「野」

2006-03-12 00:00:38 | いにしえびとの睡
(岐阜県揖斐郡大野町 1998年3月8日の日記から)
 所々雪の残る揖斐大野を訪れた。
間もなく廃止されるであろう谷汲線という軌道電車に乗り、稲富という駅に降り立った。
 付近は「野」と呼ばれ、大型古墳が群がって残っているところである。
そこには城塚という地名があり、関ケ原合戦直後、織田氏の城館がこの古墳の土盛りを利用し築いたためという。墳頂テラスから周りを眺めると、千五百年間の人々の動きが見えてくる様な気がした。

“揖斐ごおり”の歴史を感じさせられた一日であった。
  
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