flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

久々利

2006-03-27 00:00:53 | 街道・宿場町

(岐阜県可児市久々利)
 大平から大萱の集落へと差し掛かる。
以前と変わらぬ景色、ただ、道路だけが整備されていた。然し実は、土岐から可児のこの辺りは“フェロシルト”が廃棄された地域でもある…。
 山肌に建つ、陶芸家荒川豊蔵資料館を訪れた。
16年前は休館日であったが、今日は開館していた。
桃山時代の窯跡で発見した陶片の模様を見て創作に多大な影響を受けたという故豊蔵氏。美濃焼特色の幾何学模様の陶器が陳列され、私も影響され瀬戸・美濃系陶器に関心を持ち始めた頃を思い出した。
 付近の「山村」を暫く歩いた後、可児市街へと向かった。

(1990年4月3日日記より)
 豊蔵資料館が休みであった。
久々利川で春の空気に触れた後、川を下ってみることとした。
途中には崇神天皇皇子である八坂入彦命墳墓や八剣八幡神社、日本で初めてのロックフィル形式で造られたという小渕ダムがあり、また久々利の里まで下ると、可児郷土歴史館、久々利城、千村氏屋敷跡、景行天皇行在所のあった泳宮(くくりのみや)古跡があり、歴史の宝庫の道すがらであった。
 

(関連記事:大萱古窯跡 熊野古墳 身隠山古墳 明智長山城 八百津線跡 可児川化石株 坂祝から可児へ

コメント (2)
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