flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

上加納山

2006-03-28 00:00:06 | 漂い紀行

 上加納山は、明治36年まで存在したこの辺りの村名である。
金華山、伊奈波山に続く瑞龍寺山南西麓に、景行天皇年間に市隼雄命(イチハヤオノミコト、伊奈波神社祭神五十瓊敷入彦命の皇子)を祀った橿森神社が鎮座する。
社殿の背後には、神人が馬に乗ってこの地に下り、岩に爪跡を残した「駒の爪岩」が残っている。
神社東隣には、飛鳥時代に厚見寺という寺が建立され、その後廃寺となったが、美濃守斎藤利藤が再興した瑞龍寺が建つ。
この寺との江戸時代頃の神仏習合の名残が、橿森神社境内石灯篭等にみられる。
   

コメント (6)
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