flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

宅施食

2006-08-15 06:00:26 | 天祐語録
毎年この時期が来ると思い出す出来事。
それは今から8年前のお盆のことである。
私はその頃まで、近隣の寺院の宅施食(お施餓鬼)の手伝いをしていた。
毎年大体回るところは決まっており、三日間寺でのお勤めと、地区の檀家数十軒を回っていた。
そしてまたお盆の季節となった。
いつものように準備をしていると、突然キャンセルが入った。
私が以前所属していた寺院組織から、どうやらその寺院に横槍を入れたようだった。
そこから手伝いは派遣されたようではあるが…。

その時間私が回る筈であったあるお宅で火災が発生。
お爺さんが亡くなられた。
火元はお施食の蝋燭の灯りであった。
配員が変わったため回る時間がずれ込み、発見が遅れたのである。
もしかしたら遅れた施食が原因かもしれない。

そして、私と縁を切ったところは全て下降の道を辿っている。
コメント (2)
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笠置観光ホテル

2006-08-15 00:00:30 | STRUCTURE-構造物残影-

(京都府相楽郡笠置町有市字附竹 2003年8月13日)
 昭和37年(1962)に開業した、RC造5階地下1階、延床面積2,640m2,京都府・奈良県境の木津川のほとりに建つ観光ホテルである。風光明媚な立地だが、昭和55年(1980)国道163号線笠置トンネル開通に伴い、それまでホテル前を通っていた国道が移転し、通行量が激減、客足も遠ざかった。その対策として、昭和58年(1983)地下1,200mから34.3度の温泉を掘削し、大光天温泉として日帰り客を狙ったが、昭和63年(1988)改装途中で資金繰りが悪化し、放置されることとなった。その後周囲の鬱蒼とした環境と人里から離れることも相俟って、心霊スポットとして扱われ、破壊が加速度的に進んだ。

 然しながら、未だ休館扱いの状態で年月を経過している。

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