flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

早朝の水音

2006-08-19 06:00:40 | kourei-ki-日記-
毎日、隣家の洗濯の物音で目を覚ます。
その家は、家の外に洗濯機を置いている。
そしてその横にある風呂場の窓から、残り湯を洗濯機の口に向けて浴びせかける。

ザーッ!

人々が皆起きている時間ならまだしも、季節の日の出に合わせ、その洗濯は始まる。
よって夏は四時台からである。
そして乾かされた洗濯物は、昼までに取り込まれる。
この家の事情?
お婆さんと、息子夫婦、そして子供たち。
家には一日を通して必ず誰かがいる。
何故、そんなに干し急ぐのか…。
これは私がここに住む前から続けられている習慣のようである。

そのお婆さんが最近、朝もしくは夜、その洗濯場で「死にたい…」と一人で泣きささやいていることがある。
そうすると間もなく家人が出てくる。
そうすると尚一層、その発する声が大きくなる。

私は当初、認知症?と思った。
が然し、会話するとそうでもないようである。
数年前に夫であるお爺さんが亡くなった。
それからのことである。

そのお婆さんの気持ちを、子供たちは受け止め、癒すことはできないのだろうか…。
最近そう思うようになった。
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下諏訪 秋宮

2006-08-19 00:30:41 | かみのやしろ
(2002年8月15日)
中山道樋橋から砥川の流れと共に下る。
渋滞が起こっている車を横目に麓の下諏訪へ到着。
諏訪大社下社秋宮に参拝し、温泉に入浴。そして宿場資料館を見学した。
この地は町とはいえ予想以上に栄えていた。それは、中山道と甲州道の接点である宿場であるからだとわかった。そのためか、新しい賑わいではなく土台のしっかりした懐かしい賑わいがあった。
またこの日は、諏訪湖畔で花火大会が行われることもあって更なる賑わいがあった。

神楽殿(写真上)は天保六年(1835)に建立、幣拝殿(写真下)は安永十年(1781)に建立され、共に重要文化財となっている。
 
(関連記事:春宮
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