flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

吉良 正法寺古墳

2015-07-25 00:00:00 | いにしえびとの睡

(愛知県幡豆郡吉良町乙川字西大山 国指定史跡 1990年7月7日踏査)
 この日は先ず幡豆町を訪れ、役場、歴史民俗資料館、寺部城跡、須佐之男社の順に巡った。歴史民俗資料館では、原始時代からの漁民の暮らしが理解できたが、同館長曰く幡豆町は歴史や文化財に対して力を注ぎ出したのは、周辺地域より遅かったとのことであった。次に西隣の吉良町を訪れる。吉良町は8年振りであるが、海岸地域は初めてであった。地域文化広場内にある歴史民俗資料館では、吉良氏が有名なこのまちにおいて、思いのほか原始・古代が栄えていたことが分かった。訪れたときは、一昨年に発掘調査が行われた、中根山遺跡の出土品が展示されていた。続いて、三河湾を見下ろす丘陵地に存在する正法寺古墳を訪れた。全長89m,西三河最大の前方後円墳であり、多数の円筒埴輪や形象埴輪が出土した。その埴輪から5世紀前半に築造と推定されている。
 昨年度に整備された古墳公園

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