flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

今日の日程

2007-02-04 21:00:15 | kourei-ki-日記-
 今日は愛知県知事選挙の投票日。
足の引っ張り合いでしかないと感じる政界への投票は、これまで控えてきたため約9年振りである。
 今回は投票所が我が母校で行われることとなり、開校100周年でもあったため出向くこととした。
在学当時800名を超す生徒がいた小学校。
今は次第に空クラスがみられるようになり、身近なところでも少子高齢化が進んできている。
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板書

2007-02-04 18:00:53 | kourei-ki-日記-
 四日間で、ばんしょプリント厚さ25㎜のスクーリング講義が終了した。
そして最終時間にテストが行われた。
自己採点は……。
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岐南 薬師寺 平成

2007-02-04 00:00:03 | 孝霊天皇流族関係記事

(岐阜県羽島郡岐南町)
 先日、図書館、歴史民俗資料館が休館日であったため改めて岐南入りをした。
笠松駅を降り、東へ向かう。間もなくして岐南町に入る。
木曽川堤防、町指定文化財である松原家の長屋門、鎮守鞍掛神社のある薬師寺集落を通り、馬場を通る。東海道線が見えると、平成地区になる。人口増加に伴い平成時代になって新たに設けられた地区である。町の中心となるべく駅の設置が予定されて久しい。各地の新駅予定地は、JR側曰わく「自治体が設置すれば即開業する」と言い、自治体側曰わく「JRが採算が見込めないと言う」と意見が食い違っている。然し、財政良好なまちが、沿線人口がそれ程でなくとも開業されるのは、これ如何に。
 移築民家「宮川家住宅」のある岐南町図書館に到着。
併設されている、歴史民俗資料館をみると、地名をメインに町の歴史が紹介されていた。手作り感のある館内…親しみ易い。
先日、教育委員会で紹介していただいた、大竹さんという方にお会いし、お話をいただいた。
先項での語句、越智、河野、児島、三宅、宮川、村上、土岐のことを説明すると、パズルのピースの一つを持ってきたが如く、この地での地名と人名との謎が解けたとおっしゃった。突然訪問したため、他の来館者の対応もあって十分な時間は取れなかったが、現在編集作業が進められている岐南地名の草稿をいただいた。
また改めてお伺いする約束をし、その草稿資料を基に、大正時代に造られた農道「龍門道」を歩き、三宅伏屋八剣へと足を進めた。
       

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恵方巻

2007-02-03 18:00:25 | kourei-ki-日記-
 私は流行というものになかなか乗らない捻くれた人間だが、今年は食すこととなった。
幕末頃に始まったという関西ローカルのこの慣わし。
然し次第に全国区となった。
母は大阪の出身だったが、一度も食べているところを見たことがないのだが…。
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今出平館

2007-02-03 00:00:06 | 城郭・城下町
(今泥平城)(愛知県新城市豊栄)
 字山下の丘陵に位置し、跡は鍬神社となっている。
永正五年(1507)に築かれ、菅沼氏臣城所正縁(まさより)が居住した。
当初館跡として築き、後に城構えとしたようである。
 南東側から上がると、二段の削平遺構があり、丘陵上も平らである。
昭和53年と、56年、61年に訪れた際には鍬神社の拝殿があったが、その後取り壊されたようである。(トップ写真1986年9月撮影)
神社を囲むように遺構がみられ、前面は浅い堀及び溝状遺構。神社背後には土塁があり、その向こうには堀がみられる。(図は1981年の状態)
     
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手力 蔵前

2007-02-02 00:00:25 | 街道・宿場町

 岐南三宅から手力、蔵前に入る。
当初、「切通」に向かうつもりであったが、やや東寄りとなり、境川を渡ると手力雄神社のニの鳥居の前であった。
傾いた木曽路の道標から中山道と分かれると、参道となる。間もなく赤い三の鳥居をくぐり、趣のある町並みが見えてくる。北側を蛇行して通る中山道よりも風情が感じられる。
 境川のほとりに、手力雄神社は鎮座する。
火祭が有名なこの神社は、現在社殿再建中であり、社務所に神霊が預けられている。近隣那加の手力雄神社と間違えられ易いが、訪れてみると印象はかなり違うように感じられる。
 貞観二年(860)この地に創建したと伝えられ、武将に多く祈願されていたために、度々敵方から戦火を被った。
祭神はアメノタヂカラオノカミで、天岩戸を開くとき活躍したと伝えられている神であり、そのとき岩戸が落下したところが戸隠山であるとされる。

 手先が器用ならば…と思いながら、手力を離れた。
         

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設楽郡杉山村の諸城

2007-02-01 00:00:23 | 城郭・城下町

(愛知県新城市杉山)
 三河から信州に至る道と、作手、八名へ至る道の交差する要の地、杉山。故に戦国時代の菅沼氏の足跡を多く残す地でもある。

杉山端城
 端城は、永禄の頃、菅沼定氏によって築かれた。(定氏が建てた祠には永禄五年二月四日とある)
道目記城と同じ頃に訪れたとき、一部分となった高さ4m程の土塁(北東角)の頂に稲荷祠が祀られていた。
 隣に住む人が昔のことを説明してくださり、後日図を書いてくださった。
昭和56年に国道151号バイパス築造によって土塁は撤去、祠は路傍に移された。昭和63年にバイパス拡幅部分にあたるエリア(城外)の発掘調査が行われ、城と同時期の遺物の他、前後の時期の遺物も出土した。
 
(1982年7月撮影)

(クリックすると拡大します)
 上図は昭和56年、城跡に住む城所さんという方が、更に70年前の城跡の状態を書いたものである。東西四九間(約90m)南北四七間(約85m)の城郭であり、城跡の南東部の堀土塁を書いていないのは、そこを開墾した人が早死にし、家運もよくなくなったからだそうである。そしてその土塁にはたくさんの狐が棲んでいたという。
城跡地主であった、ある古老が山で馬に乗っていると、突然狐が現れ、乗っていたこの人を突き落とした。それ以来寝たきりとなったそうである。この図を書いた城所さんも、西側を開墾しているときに、胸が苦しくなり苦労したそうである。そしてあまりにも身体の具合が悪くなり、北側の開墾を他の人にしてもらったところ、その後その人は事故で亡くなったそうである。このようにこの地には“障り”ともとれる出来事が続いた。
(※関係人物の個人名は省略しました)

杉山古屋敷
 端城南東、字野口に跨り、現在は畑、宅地となっている。菅沼氏家老の兵藤蓬之助が住したという。

道目記城 市々浪城
 野田川に面する段丘端に築かれた城。
北から東にかけては堀を兼ねた石田用水を配し、面積は一町歩(約三千坪)あったという。
現在はタイヤメーカー敷地、千郷中学校敷地となっていて、遺構は残らない。
双方は別の城であるという見方と、同様という見方がある。
 市々浪城は永禄三年(1560)に築城、道目記城は元亀元年(1570)、共に菅沼定氏によっ て築かれたとされる。二城は途中で城郭を拡大したことによる改名とも解釈でき、他に「石田の新城を杉山の端城に移す それよりドドメキに移し、信州飯田に退行したという」(三河国二葉松)は、その築城時期から市々浪城=杉山端城で、杉山村の端にある「杉山端城」をさしているとも考えることができる。
 昭和53年頃、郷土のことを纏めておられた、字野中の正養寺住職が、「昔、城跡東側の畑でお百姓が芋穴を掘っていたところ、鎧を着た武人が出土し、驚いて慌てて埋め戻した」と語っていた。また、旧城内(現在は中学校)には豊玉稲荷社がある。
 

杉山中屋居館(いだち)
 端城西側の国道301号線西側、字中屋に位置する。
菅沼家臣今泉四良左衛門が住み、続いて塩瀬資時が居住した。遺構といえるものはないが、微高地となっていて、末裔が住んでいる。西側の木の根元には一石五輪塔があり、国道隔てて向かい側の今泉九郎左衛門屋敷跡(庄屋敷跡)の林の中には今泉家の墓標、祠、金石文等が建っている。また、付近の通称に屋敷及び古屋敷の地名があったという。
 
 その他居館南側、字野中には今泉五郎右衛門の下中屋屋敷、その南隣には今泉権三郎屋敷の今泉氏一門の屋敷跡がある。

今泉與介屋敷
 字実近、徳定に程近い丘陵上に位置し、文永年間(1264~74)から正安二年(1300)にかけて今泉氏が居住したという。現在は畑地となっている。


杉山屋敷
 字大東、畑中稲荷社が建っている。
伝説によると、長寛元年(1163)から今村氏がこの地に代々居住し、その後富永氏臣杉山氏(修理、弾正左衛門)居住という。稲荷社は、杉山氏のときから祀られたものといわれている。
 

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