京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

「初めて見た北朝鮮の夜景は ...」 蓮池薫さん

2008年07月08日 | 日々の暮らしの中で
“エコ”...
東京タワーを始めとして、ライトダウンの映像を見た。
“夜でも輝く日本”、百万ドルの夜景と感嘆されて。天の川の話ではありません。

そうした夜景、「あかり」を見つめた昨日七日付の蓮池さんのブログを拝見しました。

「初めて見た北朝鮮の夜景は ...」
http://www.shinchosha.co.jp/topics/hasuike/blog/
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堤真一主演 『クライマーズ・ハイ』をみて

2008年07月07日 | 映画・観劇
昨晩は熱帯夜。日中、外気はムンムンとして、熱い空気を吸い込まねばならない息苦しさ!
今後どれだけこういう蒸し暑さが待っていることやら。が、今日は朝から雲が多く、若干日差しが遮られてましではあったろうか。風もある。

と、言うわけで、今話題の横山秀夫原作『クライマーズ・ハイ』が映画化されたので、河原町近辺の映画館へと出かけて行った。 
以前、NHKでドラマ化(佐藤浩一さん主演)されましたね。

「クライマーズ・ハイ」、Climber’s High とは、“登山中に興奮状態が極限に達し、恐怖感がマヒしてしまうこと”とあります。
ストーリーとタイトルと…。

 ≪1985/8/12 御巣鷹山に日航ジャンボ機墜落≫
事故原因のスクープ取りの際、堺雅人演じるキャップが若い女性記者にかけた言葉は、「僕とザイルでつながっているから」。
怒鳴り合い大声を発しながら夢中で事件を追う仲間たち、男の嫉妬が露骨に見える社内の人間関係だが、そこには何かが存在しているのを感じる。

後年、亡くなった親友の息子と谷川岳衝立岩に登った。足を滑らせ宙づりになるが、それを助けたのは、同行者とつながったザイルであった。
その後、やっと自らが動くことで、息子との離れたザイルを手繰り寄せようとする主人公。

初めて会うわね・遠くから来たのよ・おじいちゃんよ … 
ニュージーランドで息子の家族が出迎えている。

テンポよく展開し、あっという間でした。
このストーリーにこのタイトル、終わってみれば考えさせられます。
まだまだこれからの上映ですからもう一度見てもいいかしら。

全国紙から地元紙に切り替えたおかげで、「KYOTO SHIMBUN TOMATO CLUB」という会員カード提示で割引されます。
たとえ二百円でもありがたいですわ。
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九十年も前に提起

2008年07月05日 | 日々の暮らしの中で
6月4日、映画「丘を越えて」を見たが、菊池寛の作品を読んだことがなかったので、ネットで拝見し、彼の「日常道徳」観に関心を持ったものだった。ひと月ほど前のことだが、今朝、またその菊池寛の名が目に入った。。

「朝起きると、あいかわらず親殺し子殺し、そして残酷な事件が目に飛び込んでくる。」書き出しにドキッとしながら…。
菊池寛の二つの小説を取り上げながら、まもなく始まろうとしている裁判員制度の前に立ちはだかる、困難な課題を提起しているようだ。
  ≪天眼≫「菊池寛の洞察力」 (宗教学者 山折哲雄)京都新聞7/5

『恩讐の彼方に』
徳川吉宗の頃の話。旗本の主人を殺し逃亡する市九郎だがやがて仏門に帰依。放浪の果てに、直面した大岸壁をくり抜いて道を通そうと、懺悔の気持ちからか悲願をたてる。二十余年の歳月が流れ、殺された旗本の息子が現れ対決となったが、やがて最後の壁が打ち砕かれて光が射しこむ。そのとき息子の心から一切の怨みが解き放たれていく。…幕切れ

『ある抗議書』
大正三年の、実際に起きた殺人事件を題材にしている。
年配の夫婦を殺した犯人に死刑の判決が下る。獄中でキリスト教に入信、感謝のうちに処刑された。その最後を伝え聞いた被害者遺族が、抗議の声を上げる。
殺された人間が地獄におちる苦しみの中で死んでいったのに、なぜ殺した者は天国に昇る心境を手にしてこの世を去ったのか。
遺族の気持ちを大審院長にぶつける抗議書の形式で書かれている。

両作品とも大正八年に、しかも3か月の間隔で発表されているという。
「人殺しの凶悪犯罪をテーマに、全く逆の立場から光を当てようとしている」
「懐の深い」、「複眼的な思考」「冷静な洞察力」と表現されている。
「菊池寛が九十年も前に提起していたことが、にわかに生々しい形でよみ返ってくるのである。」

被告人が有罪かどうか、有罪ならどのような刑が...。
しょく罪の意識、人間性の回復、被害者側の人権、と、いろいろ耳にするが、ああ、恐ろしいほどに怖さを感じる制度が始まる気がする。
素人の感覚で、人を裁く?

コメント (2)
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☆美しい 願いごとのように

2008年07月03日 | 日々の暮らしの中で
ある有名な歌劇の学校の受験が不合格で終わったものの、一年の浪人後大学に入学したお嬢さん。
知人はその娘さんと一緒に、観劇に映画にと楽しんで、時には私にも“おススメ”だからと、感動のおすそ分けをしてくれていました。

こんな知らせを受けました。

大阪の小劇団のオーディションに合格しました。研究生として、学業と二足のわらじを履く生活に突入。劇団のことをもっとやりたいので、劇団の公演、稽古の日程と大学生活との波が合わないし、通信制の大学に編入したいと言いだし、話が急展開してしまいました。

みんないつの間にかに親の手元を離れ、自分の人生を歩み始めるものですね...。寂しいようで、嬉しいことです。
「人生の選択」をしているのですから、見守り応援していってあげるしか親としてできることはないのでしょう。

通信制はよほど意志が強くないと?と漏らすものの、そもそも彼女は、娘の演劇志向を容認、に違いありません。
それにしても、一度の失敗にあきらめずに、お見事!ですね。生きる力を感じさせてくれます。

「やってみなはれ」「いろいろなことを細心に大胆に」とエールを送ります。


      「紙風船」    黒田三郎
    落ちて来たら
    今度は
    もっと高く
    もっともっと高く
    何度でも
    打ちあげよう
    美しい
    願いごとのように


いつか舞台を拝見できること、楽しみにしています。


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気力喪失の今夜です

2008年07月02日 | 日々の暮らしの中で
なにやら、来週には梅雨明けか?という声を聞きました。

今日はちょっと歩きすぎて、疲れて疲れて、だるくてたまりません。
どうにか重い体を起こし、PCに向かうことにしました。が、
何をする気力も喪失の今夜、この数行の記録だけ留めておきます。
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寝ていても団扇の動く...

2008年07月01日 | 日々の暮らしの中で
七月ついたち  ≪文月≫

   夏  六月・ 水無月  小暑(7/7) 大暑(7/24)
   秋  七月・ 文月   立秋(8/8) 処暑(8/23)

陰暦12か月と24節気とを見合すと納得できますか...
  ≪夕立が多くなり、夏の終わりと秋の初めが交錯する。めぐりくるいのちの流転、もののあわれを感じさせる月≫

実際はこれから暑さ本番を迎えるわけだが、これでもかとばかりに、値上がりラッシュのニュースばかり。
ガソリン代! 車に乗らなければ二酸化炭素も削減され地球温暖化防止に少しは…だろうか。ないと、不便、だなあ。
電気代! クーラーをつけずに暮らすには、ちょっと…だろう。扇風機では、苦しい、かなあ。

   寝ていてもうちは(わ)のうごく親心

団扇で暮らそうか…

こんな詩がある。    
     「時代おくれ」(茨木のり子著『倚りかからず』より)

   車がない
   ワープロがない
   ビデオデッキがない
   ファックスがない
   パソコン インターネット 見たこともない
   けれど格別支障もない
  
      そんなに情報集めてどうするの
      そんなに急いでなにするの
      頭はからっぽのまま
  
  (中略)
   はたから見れば嘲笑の時代おくれ
   けれど進んで選びとった時代おくれ
      もっともっと遅れたい
  (後略)
 
「おそるべき文明の利器」の「副作用」を肝に銘じ、しかし、距離を置いて生活できるだろうか。
どっぷりつかった今の暮らしぶり、「まっとうに生きて」はいない、ということになるのでしょうねえ。

燃油サーチャージ、7月にアップすると、この先3ヶ月間は継続されるとか。
今年こそ海外へ行こう!! ってCMが飛び込んでくるけれど、行くも帰るも、世界中で悲鳴が。


もののあわれを感じさせる生活に、「おそるべき文明の利器」は、本当は不似合いでしょうが。
そうではあっても今を生きる身、少しでも日々の暮らしを情緒豊かに、と願うのですが。
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