糸満市(いとまんし)は、第二次大戦の沖縄戦最大の激戦地として知られ、たくさんの戦跡や平和関連の施設も多くありましたが、私たちは時間の関係もあってひめゆりの塔(ひめゆり平和祈念資料館)しか見学できませんでした。(ひめゆりの塔については前回の投稿で取り上げました)
現在の糸満市は、県都那覇市に近いこともあって産業が盛んで、ベットタウンとしても人口がどんどん増えているようです。
街の勢いを表すように市の庁舎も5階建ての豪華な造りでした。
※ 豪華な造りの糸満市の市役所庁舎です。
糸満市では、琉球の館というところを訪れ、伝統工芸である【紅型(びんがた)染めのコースター】制作を体験しました。
なかなか楽しい体験で、私はシーサーをかたどった模様の色付けをしましたが、これを糸満市の記念の品としました。
沖縄観光「首里城公園」
沖縄観光の三大スポットというと、美ら海水族館、ひめゆりの塔、それにこの首里城公園になるのではと思われます。
私の今回の旅にはたくさんのクーポンが付いていましたが、この三ヶ所の入場券はものの見事に付いていませんでした。(クーポンなどでサービスしなくとも観光客は来てくれるという自信でしょうね)
首里城公園は、那覇市の中心からやや外れた那覇市内を見渡すことの出来る小高い丘の上に位置していました。古代の築城の定石を踏襲したものでしょう。
首里城そのものは消失したり、戦火に遭ったりして何度も建て直されたものです。
ですから、建物そのものは世界遺産の対象ではないとのことです。しかし、史実に忠実に再現された首里城は沖縄の青い空の下で見事な朱色の輝きを放っていました。
※ 朱色に輝く首里城内の正殿です。
規模そのものはそれほど大きなものではありませんが、日本の古城がどちらかといえばモノトーンに近い色彩に比べると、その違いが際立っているように見えました。
城内では琉球舞踊も披露されていましたが、その優雅な舞いも往時の豊かな琉球文化を偲ばせるものでした。