宜野湾市(ぎのわんし)もまた嘉手納町同様アメリカ空軍の街といえるかもしれません。アメリカ空軍の占有面積が市の面積の約25%といいますから嘉手納町ほどではありませんが、宜野湾市を二分するように普天間飛行場が市の中央部分を占めています。
東シナ海に面する北谷町からその普天間飛行場を巻くようにして内陸側にある宜野湾市役所を目ざしました。
沖縄の市町村の庁舎を訪れていて一つ気付くことは、コンクリートむき出しのままの壁が多いように思われました。(私の思い違いもあるかもしれませんが…)宜野湾市役所もまたそのような壁の色でしたが、建物自体は堂々とした格式のあるものでした。
壁の色については、台風の多い沖縄にとってあるいは当然の選択なのかも知れません。
※ 宜野湾市の市役所庁舎です。
宜野湾市でのsomethingの収集は、今回の旅の中でも最も困難さを伴いました。
市役所の周辺は官庁街で商店も少なく、特産品のようなものも見当たりません。
しかたなく入ったスーパーストアでスポーツ新聞を見つけました。「スポニチ」といえば全国紙ですが価格が50円なのです。(通常は130円ですよね)どうして安いかというと、ページ数が12ページと少ない沖縄版なのです。競馬欄などが省かれているようです。
他に当てのなかったなかった私はその琉球新報社版の【新報スポニチ】を宜野湾市の記念の品とすることにしました。
沖縄飲食事情「沖縄そば」
沖縄の食べ物にはいろいろ特色がありますが、麺類大好き人間の私にとっては何をさておいても沖縄そばです。
昼食はいつも沖縄そばでした。(妻は閉口していましたが…)
一口に沖縄そばといっても、種類はけっこうあるようです。
代表的なソーキそば、三枚肉そばの他、ラフテー(角煮)そば、ふーちばー(よもぎ)そばなどがあります。また、地域ごとに工夫をほどこした八重山そば、宮古そばなどというものもあるようです。
※ 写真の沖縄そばは、ソーキそばです。
私はソーキそばがお気に入りでした。骨付きの豚肉がなんともいえない旨味を醸し出しているように感じました。泡盛のお供にソーキだけを食してみましたが、なかなか合っていました。
那覇空港のレストランでは八重山風そばをオーダーしてみましたが、トッピングされた肉やかまぼこを細切りした点だけが違っていたところかなぁ、と思いましたが実際はどうなのでしょうか?
沖縄そばは札幌ラーメンなどと違い、薄味のスープがいかにも南国で生まれた食という感じがしました。道産子の私の舌にはやはりラーメンのほうが合うように思いましたが、時には札幌にある沖縄専門店でも食してみようかなと思っています。