沖縄シリーズが続いていますが、ここでちょっと一休みしてホットな話題(?)に触れてみたいと思います。
3月下旬、ライター林 心平氏が札幌・柏艪舎から表記のような本を発刊しました。
書名に「続」と付いているとおり、昨年林氏が著した「札幌はなぜ、日本人が住みたい街NO.1なのか」の続編ということですが、内容としては副題の方に著者の関心は向いているように思われます。
本書に登場する10人は、他府県から移り住んだ6人、札幌に生まれ、育ちながら一時他府県で生活してUターンした人が2人、札幌でずーっと生活している人が2人、という構成になっています。(著者の林氏は、前の6人を「移住者」、後の4人を「札幌原人」と分類しています)
10人はそれぞれ札幌の良さを感じながら、自らの夢を追いかけ、ポジティブに生きている方ばかりです。
移住者と札幌原人で対照的なところがありました。
それは札幌に対する思いに表れているように思われました。
札幌原人の人たちがどちらかといえば札幌礼賛に終始している(?)のに対して、移住者たちは冷静に札幌を見ている点です。
当然といえば当然ですが、移住者たちは他の地と比較しながら札幌を見つめています。さらには、現在札幌に居住しているのはベターな選択ではあるけれど、ベストな選択ではないということを背後で語っているように私には思えました。
その証として、著者である林氏も含めて彼らは「札幌に永住したい!」とは、誰一人言い切っていないところにあります。
札幌を終の棲家と決意し、移住した私にとってはちょっとだけ残念に思った点でした。
ところで、本書にほんの少しだけ私が登場しているのです。(こんなことを書くと私の氏素性を暴露してしまうことになるのですが・・・)
それは本書に登場する10人以外に、札幌移住者6人による座談会が行われ、私もメンバーの一人として呼ばれたというわけです。(私だけ道内出身で、他の方々は他府県、あるいは外国出身の方でした)
なぜ私が呼ばれたのか、ということを少し説明しておくことが必要に思います。
昨年4月、札幌に転居した私は札幌を知るために意識的に歩き回り、札幌に関する書物にも積極的にあたるように心がけました。
そんな中の5月のある日、某書店にて「札幌はなぜ、日本人が住みたい街NO.1なのか」という本に目が止まり、当然のように購入しました。
その読後評をブログに掲載したところ、それを著者の林氏が目に止めて、私あてにコメントをいただいたのが始まりでした。
その後、何度かブログ上で交流したり、お会いして話をしたりしました。
林氏が次著の中に座談会を構想し、一人くらい道内移住者も入れようとの判断で私に声をかけてくれたものと推測しています。
座談会が行われたのは、私が札幌に移住して3ヶ月ちょっとしか経過していない時期でした。
しかし、それ以前から札幌への思いには強いものがありましたから話の輪に入ってある程度話すことができたと思っています。
今改めて自分の発言を読んでみても、思いは変わっていないと感じています。
札幌はこれから私にとって愛すべき故郷になっていくであろうし、私にとっては終の棲家となる地です。
自ら住む土地に誇りをもち、住み続ける者としての責任を少しは果たしていきたいと思っています。
※ 林氏のこの本は、札幌を考える上で書かせぬ一冊です。沖縄シリーズの合間を縫いながら不連続で読後感を綴りたいと思っています。
3月下旬、ライター林 心平氏が札幌・柏艪舎から表記のような本を発刊しました。
書名に「続」と付いているとおり、昨年林氏が著した「札幌はなぜ、日本人が住みたい街NO.1なのか」の続編ということですが、内容としては副題の方に著者の関心は向いているように思われます。
本書に登場する10人は、他府県から移り住んだ6人、札幌に生まれ、育ちながら一時他府県で生活してUターンした人が2人、札幌でずーっと生活している人が2人、という構成になっています。(著者の林氏は、前の6人を「移住者」、後の4人を「札幌原人」と分類しています)
10人はそれぞれ札幌の良さを感じながら、自らの夢を追いかけ、ポジティブに生きている方ばかりです。
移住者と札幌原人で対照的なところがありました。
それは札幌に対する思いに表れているように思われました。
札幌原人の人たちがどちらかといえば札幌礼賛に終始している(?)のに対して、移住者たちは冷静に札幌を見ている点です。
当然といえば当然ですが、移住者たちは他の地と比較しながら札幌を見つめています。さらには、現在札幌に居住しているのはベターな選択ではあるけれど、ベストな選択ではないということを背後で語っているように私には思えました。
その証として、著者である林氏も含めて彼らは「札幌に永住したい!」とは、誰一人言い切っていないところにあります。
札幌を終の棲家と決意し、移住した私にとってはちょっとだけ残念に思った点でした。
ところで、本書にほんの少しだけ私が登場しているのです。(こんなことを書くと私の氏素性を暴露してしまうことになるのですが・・・)
それは本書に登場する10人以外に、札幌移住者6人による座談会が行われ、私もメンバーの一人として呼ばれたというわけです。(私だけ道内出身で、他の方々は他府県、あるいは外国出身の方でした)
なぜ私が呼ばれたのか、ということを少し説明しておくことが必要に思います。
昨年4月、札幌に転居した私は札幌を知るために意識的に歩き回り、札幌に関する書物にも積極的にあたるように心がけました。
そんな中の5月のある日、某書店にて「札幌はなぜ、日本人が住みたい街NO.1なのか」という本に目が止まり、当然のように購入しました。
その読後評をブログに掲載したところ、それを著者の林氏が目に止めて、私あてにコメントをいただいたのが始まりでした。
その後、何度かブログ上で交流したり、お会いして話をしたりしました。
林氏が次著の中に座談会を構想し、一人くらい道内移住者も入れようとの判断で私に声をかけてくれたものと推測しています。
座談会が行われたのは、私が札幌に移住して3ヶ月ちょっとしか経過していない時期でした。
しかし、それ以前から札幌への思いには強いものがありましたから話の輪に入ってある程度話すことができたと思っています。
今改めて自分の発言を読んでみても、思いは変わっていないと感じています。
札幌はこれから私にとって愛すべき故郷になっていくであろうし、私にとっては終の棲家となる地です。
自ら住む土地に誇りをもち、住み続ける者としての責任を少しは果たしていきたいと思っています。
※ 林氏のこの本は、札幌を考える上で書かせぬ一冊です。沖縄シリーズの合間を縫いながら不連続で読後感を綴りたいと思っています。