札幌日大高野球部の2014年夏の支部予選Dブロック準決勝は一つの山と見られていた対尚志学園戦を8回コールドの10対3で危なげなく(?)勝利した。これで明後日、立命館慶祥高と支部代表権を賭けて対戦することとなった。
※ 対尚志学園戦に勝利して校旗の掲揚を見守る札幌日大高ナインです。
本日の円山球場の第2試合、対尚志学園戦のランニングスコアをまず示す。
《札日大》 122 010 13 10
《道尚志》 200 000 10 3 ※8回コールドゲーム
このゲームを新聞記事風に記すとしたら、次のように表現されるだろうか?
札幌日大は難敵と思われていた尚志学園のエース横田を難なく攻略し、3回途中に早くも降板させ、救援の下向にも攻撃の手を緩めず、山崎、松田両選手の本塁打を始めとして合計13安打を両投手浴びせて10得点を重ね、自慢の打線が本領を発揮した試合だった。
一方、守ってはエース佐藤が相手打線に10安打を喫するものの要所を締めるピッチングで3失点に抑え完投した。
ところが、札幌日大の躍進を期待する私の目からすると、いろいろと注文をつけたくなる試合でもあった。
まずエース佐藤である。今日はどうもピリッとしたところがなかった。体が重そうな様子でボールも走っていなかったようだ。私の目からはなんだか打者に対して恐る恐る投げているようにさえ見えた。
ただ、今日の試合で彼は自責点0なのだ。後述するが3点はバックのミスであり、調子が悪いなりに抑えるところは彼の投球術の優れたところだろうか? 序盤に3度もノーアウトのランナー(いずれも安打で)を出し、自ら苦しんでいたのはいただけないが…。
次にセカンドの守備である。
今日の試合で二塁手の東海林は記録に表れた失策が2個、記録にはなっていない失策が1個あった。記録上の2個の失策は1回、7回といずれも札幌日大が失点したケースにおけるタイムリーエラーである。
私は札幌日大の二塁手(遊撃手)の守備について昨年もその奇異さを指摘している。
守備に就いたとき、特に走者が出たときに動き過ぎなのだ。少し長くなるが、この点について私が感ずるままを書いてみる。
相手攻撃において塁上に走者がいた場合、投球間において捕手から投手にボールを返球する際、ボールが逸れて投手が捕球できないような場合に備えて遊撃手、二塁手が投手後方をケアするような守備は現代の高校チームならどのチームにも徹底されている。しかし、札幌日大の場合はそれが極端なのだ。東海林君の場合などは投手の真後ろまで回ってグラブを構えてまでいるのだ。当然動く距離は長くなる。それが私にはとても無駄な動きに見えてくる。そうした動きが守備位置にも影響を与えているように思える。自然に守備位置が2塁ベース方向に近づいた位置になっているのだ。
他のチームはと注意深く見ていると、もしもに備えてケアはするものの、それは突発事態に備えるといった感じで体を投手の後ろ方向に移動させているものの真後ろまで行くようなことはなかった。
次いで、走者が2塁々上にいる場合である。この時も走者の牽制を意識するあまり、意識が半分以上走者にいっているように思われる。自然に守備位置もベースに近い位置となっている。
7回の失点は確か一死走者2塁のケースだったと思う。打者は相手4番の左打者である。
当然、右方向への打球が予想される場面である。しかし、相変わらず2塁走者の牽制にかなり意識がいっていたのではないか。その結果、痛烈な2塁ゴロをはじいてしまい3点目を献上してしまった。
二塁手の守備は最も難しいと言われている。いわゆる単に打球を捕球するということだけではなく、さまざまな連係プレーの核となったり、打者によって守備位置を微妙に調整したりと、いわば内野手のキーマンである。それだけに指導者もきっと細かく神経を使って指導しているものと思われる。だから札幌日大の場合、昨年も今年も同じような印象を抱いたのだと思われる。指導者としては私が思っているようなことは当然考えながらもそう指導しているとしたら、外野の私がどうこういう問題ではないのだが…。
ただ、野手である以上、自分のところに来たボールを確実に処理することが何より優先されるはずである。その点、今日の東海林君の1回、7回のタイムリーエラー、そして得点には結びつかなかったが二塁手頭上にフラフラと上がった飛球に対して落下地点行くことが遅れて捕球できなかった守備はいただけない。失敗は誰にでもあるものだが、素人から見ても失敗の遠因のようなものを感じてしまったのだが…。
さて注文が長くなってしまったが、肝心の支部代表決定戦は予想どおり立命館慶祥高との対戦となった。
立命館も札幌稲雲高を9対1のコールドゲームで勝ち上がってきた。その立命館の投手が背番号1の八十科ではなく、10番を付けた高氏が投げていたのだ。記録を見ると、一回戦も八十科は1回しかもたず高氏に交代しているようだ。どちらが先発してくるのだろうか。高氏は上背もありスピードもそれなりで魅力的だが、球筋が素直のような気がする。札幌日大打線なら攻略する可能性大と見たがどうだろうか?
札幌日大の守りであるが、中1日の休養であるがここまで佐藤一人で来たことを考えるとやはり先発は佐藤だろうか? 今日、体が重そうだったことが気になるが、もし先発ということなら最後の夏だ!気力を振り絞って頑張ってほしい。
いずれにしても自慢の打線が絶好調の札幌日大高、代表決定戦でも打線が爆発し、勝ち抜いてほしいと願っている。
札幌日大高校が誇る自慢の打線の各自の打席の様子を本日の成績と共に紹介します。ただし、全員を撮ったと思っていたのだが、3番西選手だけは失念してしまったようだ。次戦は西選手を中心に撮ることにしよう。
※ 1番右翼手 菅原 4打数3安打 1四球 打点1
※ 2番遊撃手 西野 2打数0安打 1四球 2犠打
※ ごめん! 3番三塁手 西 4打数1安打 1犠打
※ 4番中堅手 松田 5打数1安打 1本塁打1打点
※ 5番一塁手 兼村 4打数1安打 1犠打
※ 6番二塁手 東海林 4打数1安打
※ 7番左翼手 山崎 4打数3安打 1本塁打3打点
※ 8番投手 佐藤 4打数1安打
※ 9番捕手 尾崎 4打数2安打
※ 対尚志学園戦に勝利して校旗の掲揚を見守る札幌日大高ナインです。
本日の円山球場の第2試合、対尚志学園戦のランニングスコアをまず示す。
《札日大》 122 010 13 10
《道尚志》 200 000 10 3 ※8回コールドゲーム
このゲームを新聞記事風に記すとしたら、次のように表現されるだろうか?
札幌日大は難敵と思われていた尚志学園のエース横田を難なく攻略し、3回途中に早くも降板させ、救援の下向にも攻撃の手を緩めず、山崎、松田両選手の本塁打を始めとして合計13安打を両投手浴びせて10得点を重ね、自慢の打線が本領を発揮した試合だった。
一方、守ってはエース佐藤が相手打線に10安打を喫するものの要所を締めるピッチングで3失点に抑え完投した。
ところが、札幌日大の躍進を期待する私の目からすると、いろいろと注文をつけたくなる試合でもあった。
まずエース佐藤である。今日はどうもピリッとしたところがなかった。体が重そうな様子でボールも走っていなかったようだ。私の目からはなんだか打者に対して恐る恐る投げているようにさえ見えた。
ただ、今日の試合で彼は自責点0なのだ。後述するが3点はバックのミスであり、調子が悪いなりに抑えるところは彼の投球術の優れたところだろうか? 序盤に3度もノーアウトのランナー(いずれも安打で)を出し、自ら苦しんでいたのはいただけないが…。
次にセカンドの守備である。
今日の試合で二塁手の東海林は記録に表れた失策が2個、記録にはなっていない失策が1個あった。記録上の2個の失策は1回、7回といずれも札幌日大が失点したケースにおけるタイムリーエラーである。
私は札幌日大の二塁手(遊撃手)の守備について昨年もその奇異さを指摘している。
守備に就いたとき、特に走者が出たときに動き過ぎなのだ。少し長くなるが、この点について私が感ずるままを書いてみる。
相手攻撃において塁上に走者がいた場合、投球間において捕手から投手にボールを返球する際、ボールが逸れて投手が捕球できないような場合に備えて遊撃手、二塁手が投手後方をケアするような守備は現代の高校チームならどのチームにも徹底されている。しかし、札幌日大の場合はそれが極端なのだ。東海林君の場合などは投手の真後ろまで回ってグラブを構えてまでいるのだ。当然動く距離は長くなる。それが私にはとても無駄な動きに見えてくる。そうした動きが守備位置にも影響を与えているように思える。自然に守備位置が2塁ベース方向に近づいた位置になっているのだ。
他のチームはと注意深く見ていると、もしもに備えてケアはするものの、それは突発事態に備えるといった感じで体を投手の後ろ方向に移動させているものの真後ろまで行くようなことはなかった。
次いで、走者が2塁々上にいる場合である。この時も走者の牽制を意識するあまり、意識が半分以上走者にいっているように思われる。自然に守備位置もベースに近い位置となっている。
7回の失点は確か一死走者2塁のケースだったと思う。打者は相手4番の左打者である。
当然、右方向への打球が予想される場面である。しかし、相変わらず2塁走者の牽制にかなり意識がいっていたのではないか。その結果、痛烈な2塁ゴロをはじいてしまい3点目を献上してしまった。
二塁手の守備は最も難しいと言われている。いわゆる単に打球を捕球するということだけではなく、さまざまな連係プレーの核となったり、打者によって守備位置を微妙に調整したりと、いわば内野手のキーマンである。それだけに指導者もきっと細かく神経を使って指導しているものと思われる。だから札幌日大の場合、昨年も今年も同じような印象を抱いたのだと思われる。指導者としては私が思っているようなことは当然考えながらもそう指導しているとしたら、外野の私がどうこういう問題ではないのだが…。
ただ、野手である以上、自分のところに来たボールを確実に処理することが何より優先されるはずである。その点、今日の東海林君の1回、7回のタイムリーエラー、そして得点には結びつかなかったが二塁手頭上にフラフラと上がった飛球に対して落下地点行くことが遅れて捕球できなかった守備はいただけない。失敗は誰にでもあるものだが、素人から見ても失敗の遠因のようなものを感じてしまったのだが…。
さて注文が長くなってしまったが、肝心の支部代表決定戦は予想どおり立命館慶祥高との対戦となった。
立命館も札幌稲雲高を9対1のコールドゲームで勝ち上がってきた。その立命館の投手が背番号1の八十科ではなく、10番を付けた高氏が投げていたのだ。記録を見ると、一回戦も八十科は1回しかもたず高氏に交代しているようだ。どちらが先発してくるのだろうか。高氏は上背もありスピードもそれなりで魅力的だが、球筋が素直のような気がする。札幌日大打線なら攻略する可能性大と見たがどうだろうか?
札幌日大の守りであるが、中1日の休養であるがここまで佐藤一人で来たことを考えるとやはり先発は佐藤だろうか? 今日、体が重そうだったことが気になるが、もし先発ということなら最後の夏だ!気力を振り絞って頑張ってほしい。
いずれにしても自慢の打線が絶好調の札幌日大高、代表決定戦でも打線が爆発し、勝ち抜いてほしいと願っている。
札幌日大高校が誇る自慢の打線の各自の打席の様子を本日の成績と共に紹介します。ただし、全員を撮ったと思っていたのだが、3番西選手だけは失念してしまったようだ。次戦は西選手を中心に撮ることにしよう。
※ 1番右翼手 菅原 4打数3安打 1四球 打点1
※ 2番遊撃手 西野 2打数0安打 1四球 2犠打
※ ごめん! 3番三塁手 西 4打数1安打 1犠打
※ 4番中堅手 松田 5打数1安打 1本塁打1打点
※ 5番一塁手 兼村 4打数1安打 1犠打
※ 6番二塁手 東海林 4打数1安打
※ 7番左翼手 山崎 4打数3安打 1本塁打3打点
※ 8番投手 佐藤 4打数1安打
※ 9番捕手 尾崎 4打数2安打