田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌日大高 の‘14夏 完勝で道大会へ

2014-07-06 16:57:30 | スポーツ & スポーツ観戦
 札幌日大高は、これ以上はないと思われるほどの理想的な試合展開で南北海道大会の代表権を勝ち取った。投げてはエース佐藤が散発4安打完封!打っては主軸松田の4打数4安打をはじめとして11安打の猛攻で7得点と、まったく危なげなく勝利した!

          
          ※ 大会終了後、代表旗、賞状を受け取った札幌日大高校です。写真中央が主将の松田選手です。

 
 予想していた以上の完勝である。本日の札幌支部予選Dブロック代表決定戦 対立命館慶祥戦のランニングスコアは次のとおりである。

 《立命館》 000 000 00  
 《札日大》 100 020 22x  7x  ※8回途中コールドサヨナラゲーム

          
          ※ 打順の一部入れ替えはあったものの札幌日大不動のラインナップです。

 この試合、まず特筆すべきはエース佐藤の抜群の投球ぶりであろう。準決勝の対尚志学園戦とは大違いだった。
 自信満々(に見えた)の投球は、一昨日に完投した疲れなど微塵も見せず、ストライク先行で打者を討ち取っていった。バックもそれに応え、三塁手西や中堅手松田の好守備が佐藤を支えた。散発4安打、奪三振5は文句のつけようのない投球である。

          
          ※ 試合後、クールダウンをする佐藤投手です。

 そして札幌日大高自慢の打線は今日も健在だった。何より主軸松田が爆発したことが大きい。これまで2試合でそれぞれ本塁打を放ち存在感は見せていたが、同時にもろさも垣間見せていた。しかし今日は全打席ヒット(4打数4安打)と文句のつけようのない内容である。特に第3打席は右手一本(彼は左打者)でワンバウンド柵越えのエンタイトル二塁打を放ち、あの細身の体のどこにそんなパワーがあるのかと思わせるほどの素晴らしいバッティングだった。
 さらに今日は1番菅原の活躍が光った。最初の2打席は2回とも二塁手エラーを誘い、3打席以降は3打数3安打、うち右越え3塁打、そして8回にはコールドゲームを決める右越え2打点本塁打である。
 6番西野も2打数2安打、1四球、1犠飛と抜群の働きだった。
 その他の打者もそれぞれの役目を果たしていた。

          
          ※ 主砲松田選手の力強いバッティングフォームです。

 結局、札幌日大高は予選3試合を、対三愛戦5対0、対尚志学園戦10対3、対立命館戦7対0と、いずれも危なげなく勝利して南北海道大会へ駒を進めたことになる。
 そこで目立つのがエース佐藤の安定感である。先日記したように尚志学園戦の失点3もバックのエラーによってであって、三試合自責点0で切り抜けたのだ。
 1・2試合目は自責点0とはいえ、どこか頼りなさのようなものも感じたが、本日の投球ぶりは実に堂々した投球ぶりに見えた。
 今日のような強気の投球を貫けるとしたら、期待は大きく膨らむ。私は佐藤投手の今日のような投球を札幌第一高との練習試合でも目撃することができた。ぜひとも今日の投球を忘れることなく南北海道大会に臨んでほしいものである。

          
 打線は何度も言及しているが、自慢の打線である。(と私が言っているだけなのだろうか?)今大会でも、8安打、13安打、11安打と非常に活発である。その上4本塁打、3三塁打、6二塁打と長打力もあり、北海道内の高校としては屈指の打撃のチームと思われる。かなりの豪球投手、あるいは極端な軟投型でないかぎり、かなりの得点は期待できる打線である。
          
 ここにきてエース佐藤が安定してきたことにより、札幌日大高はかなり期待がもてる存在なってきた気がする。
 7月17日から始まる南北海道大会での札幌日大高の躍進が楽しみである。

 ※ 西選手の打撃三態 先日の対尚志学園戦で西選手のバッティングフォームだけ撮り忘れてしまった。そこで本日は西選手の打席の様子を三枚載せることにした。 

          
          ※ 前戦ては3番だったが、この日は上に上がって2番打者を務めた西選手です。

          
   ※ この日は前打者の菅原選手が何度も無死の走者で出たためバントのケースが多かったが、西選手はことごとくバントに失敗していたのはいただけなかった。
         

          
          ※ この日、西選手は結局4打数1安打だった。