あまり深く考えもせず、準備もせずに旅立った今回の2泊3日の小トリップ(ことりっぷ)だった。ずっと南の島にこだわっていた私としては、「北の島にもいつかは…」という思いがあった。初夏の北の島は爽やかに私を迎えてくれた。
※ 本日のブログでは今までのレポートでは使用しなかった写真5枚を掲載することにした。
近年の私は南の島にこだわっていたように思う。それを振り返れば次のようになる。
◇2008年 沖縄本道
◇2009年 八重山諸島(石垣島、与那国島、波照間島、竹富島)
◇2010年 屋久島・種子島
◇2014年 奄美群島(奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島)
南の島に魅せられながらも、北の島もいつか訪れてみたいという思いが募っていた。
島にこだわる理由については、いつか本ブログで述べたこともあるが、人々の生活が島という限られた中である種完結しているところに、私たちとは違う生活の匂いのようなものを感ずることができる点が私を呼び寄せているような気がしている。
※ 焼尻島で見たエゾスカシユリに似ているが、こちらはエゾカンゾウだと思います。
さて、北の島は距離的に近いこともあり、あまり構えることもなく、今回もパアッと旅立ってしまった感じだった。長雨が続いた中、天候が回復してきたので「今だ!」と思い、宿だけ予約して旅立ったのだった。
旅の目的も、当初は島内一周ウォーキングを考えていて、体力養成的な意味合いが強かった。
ところが旅立ってから、「やはり見るべきところはしっかり見なければ」と思い、自転車に切り替えてしまうという節操のなさを見せてしまった。
結果、見るべきところが多かった焼尻島は正解だったように思われるが、天売島の方はウォーキングでも良かったかな?と振り返っている。
※ 焼尻島の奇木・珍木の一つ、「天狗の腰かけ」と命名されたナラの木です。
二つの島を訪れた感想は、時期的に最も良い時期を選んだこともあって大満足の小トリップだった。晴れてはいいても海から吹く風が心地よく、夏の海特有の紺碧の海を見ながらのサイクリングは最高だった! そして、二つの島ともに島ならではの光景を随所に見せてくれたし、島ならではの教育事情にも触れることができた。
※ 天売島にももちろんオロロン鳥の歓迎塔が立っていました。
島を訪れた際にいつも思うのだが、もう少しゆったりした日程であれば、島の人たちともう少し触れ合うことができるのでは、と思うのだが…。もう少し…、と思いつつ後ろ髪をひかれる思いで島を後にするのが“旅”なのかなぁ、と思ったりしている私である。
※ 帰りに天売島から羽幌港まで乗った高速船です。フェリーよりはぐっと小さいですが、速かったですね。
島であるなしに関わらず、これからも事情が許すかぎり、日常を離れ旅することを志向したいとの思いを強くした小トリップ(ことりっぷ)だった。