NORICOという実力派のシンガーソングライターの存在を知った。彼女の歌声は文字どおり爽やかで、確かな歌声が発寒川を吹きわたる風のように心地良かった。
無料のコンサートと聞くと、どこでも出向く私である。昨日7日(土)午後、発寒川河畔においてNORICOというシンガーソングライターのライブが行われると聞いて自転車で発寒川河畔に赴いた。前日6日とは違い、気温もそれほど高くはなくて野外コンサートには適したコンデションではないかと思われた。河畔の一角にビニールシートが敷かれた簡易なつくりの会場だった。(音響関係はしっかりと準備されていた)
主催は良くは分からないのだが、コンサート前に北区のご当地体操「エコロコ!やまべェ誰でも体操」なるものが披露されたので、この体操を普及しようと活動している団体が主催したものと思われる。
13時、黒いワンピースに身を包んだNORICOさんが登場した。ウェブ上を検索すると、年齢は非公表ということだったが、私の目には30代前半かな?と思われたが、間違っていたならゴメンナサイ。
シンガーソングライターNORICOは自身が作詞・作曲をしたオリジナル曲を中心に計12曲を披露した。その曲名を記すことにするが、彼女がマイクを通して曲名を紹介したので、あるいは間違っているかもしれないことをお断りしておきます。断りがない曲は全てがNORICOのオリジナル曲です。
① Lifestyle
② 紅蓮華(Lisaのカバー曲)
③ 真っすぐに生きる
④ 勇者たちよ
⑤ 赤い空
⑥ 夢叶う
(休憩)
⑦ 桜舞う頃
⑧ 糸(中島みゆきのカバー曲)
⑨ 第三章~未知なる世界~
⑩ あなたに出会えてよかった
⑪ ?(聞き取れなかった)
⑫ 時を超えて
曲名を眺めて感じられると思うが、彼女の創る曲は若い女性の素直な気持ち、あるいは誰かを応援するような曲が多いように感じられる。そうした歌をバラード風に歌い上げる曲が多かった。もっとも彼女のアルバム全体を見てみると、英語の題名の曲が半数くらいしめているようだが、今回のライブは比較的年齢が高い層が多いとみての選曲でもあるようなのだが…。さて、私は歌い手の実力を推し量る際にはカバー曲をどのように歌うかによってある程度推し量れると思っているのだが、彼女が披露した「紅蓮華」にしても、「糸」にしても完全に自分の持ち歌として披露していたことから、彼女の歌唱の実力は本物である、と思えた。
ウェブ上で検索すると、彼女はこれまで7枚のCDをリリースしているようだ。ただ残念ながら全てがインディーズでのリリースで、メジャーデビューは果たせていないようだ。彼女の実力からすると、曲さえ嵌まればメジャーデビューも夢ではないのではないかと思われる。年齢的に厳しいという見方もあるかもしれないが、身近に半崎良子さんのように40代になってブレークする例もある。粘り強く歌の道を歩んでいただきたい。