暑かった! 朝から夏の陽射しがじりじりと照り付ける天気である。木陰に入るとまだしも、直射日光の陽ざしは強くウォーカーたちを悩ませた。そんな中、汗だくになりながらの12kmはけっこう過酷なものだった…。

7月23日(日)、JRヘルシーウォーキングの「イベントウォーク」が札幌市西区の琴似地区を中心に開催された。私にとって「イベントウォーク」は今年7回目の参加である。対して「いつでもウォーク」の方はこれまで5回実施している。
(ヘルシーウォーキングには「イベントウォーク」と「いつでもウォーク」の2種類があり、「イベントウォーク」とは、JRが指定した日時に実施され、担当者がS&G地点で対応してくれる。対して「いつでもウォーク」は言葉どおりにいつでもウォークが可能であるが、担当者は不在である)
「暑かった!」と記したが、この日の最高気温が28.3℃だったから、私が歩いた時間帯でも25~26℃くらいはあったのではないだろうか?私はこの日、午後から別な用件も控えていたので、朝8時30分にJR琴似駅前をスタートした。高温を避けようとしたのだろうか?けっこうたくさんの人たちが同じ時間帯にスタートした。

※ JR琴似駅の南口です。テントがJRヘルシーウォーキングの事務局です。
賑やかな「琴似本通」を通り、まずは「琴似屯田兵村兵屋跡」を通過、さらには「浄恩寺」の立派な山門や「琴似小学校」の校舎を横目に見ながら、「北5条手稲通(旧国道5号線)」を経て、「琴似発寒川」の河畔を遡るコースに入る。この河畔は「発寒河畔公園」として整備されていて、日曜日ということもあり公園で憩う市民の姿も目立った。

※ JR琴似駅から南西に延びる「琴似本通」の賑やかな商店街です。

※ 国の指定史跡に指定されている「琴似屯田兵村兵屋跡」です。

※「浄恩寺」には由緒ありそうな山門が建っていました。

※ 札幌市立琴似小学校の校舎です。

※ 北5条手稲通(旧国道5号線)です。

※ この日に眼にした中で最も下流にあたる「琴似発寒川」の流れです。

※ 「発寒河畔公園」で寛ぐ市民の皆さんです。ウォーキングの方も見えます。
発寒河畔公園を終えても「琴似発寒川」沿いをさらに遡るコースは続いた。「琴似発寒川」の川辺では暑さも手伝い、多くの家族連れがディキャンプを楽しんでいた。延々と「琴似発寒川」沿いを遡った後、途中で「琴似発寒川」に架かった橋を渡り、さらに対岸を遡り続けた。

※ 琴似発寒川の川辺でディキャンプを楽しむ人たちです。
そしてこのコースの西南端まで至り「西野緑道入口」という表示から「西野緑道」に入り、今度は「琴似発寒川」沿いを反対に下るコースである。私は札幌市内のほとんどのウォーキングコース、散策路、緑道などを体験しているが、「西野緑道」はその中で最も素晴らしい緑道(ウォーキングコース)だと思っている。距離的には1.5キロ程度の短い緑道であるが、緑に囲まれたうえに、いつ歩いてもきれいに整備されていて、とても気持ち良く歩くことができる。おそらくそれは行政に任せるだけではなく、周辺住民が積極的に緑道整備に協力しているからではないかと思えた。

※ この日のコースの最南端に当たる「西野緑道入口」です。

※ 木漏れ日が眩しい「西野緑道」です。

※ こちらも白樺の木が並ぶ「西野緑道」です。木の周りが整備されています。
コースは「琴似発寒川」沿いを外れ、「山の手通」を南東方向へ進む。この辺りから街中を進むのだが、特に特徴のない街中を直射日光にさらされながらのウォークは疲れもあってかなり辛いものとなった。

※ 「山の手通」の様子です。

※ 山の手通沿いに建てられているちょっとユニークな「北海道森林監督局」の建物です。
街中行軍は続く。「山の手通」に続いて、今度は「宮の森北24条通」を北東方向に進むが、相変わらずの街中を進む後半は疲れが溜まりかなりの疲労感を覚えながらのウォーキングとなった。

※ こちらは「宮の森北24条通」の様子です。
「イベントウォーク」の場合、多くの参加者と一緒に歩くことになるのだが、そうするとおうおうにして自分のペースを乱してしまう場合が多い。私の同年代の方が、スイスイと私を追い抜いていくと、ついつい負けまいと頑張ってしまうことが多い。それがオーバーペースとなり、疲労が増加することにもなっている。それに対して「いつでもウォーク」の場合は、ほとんどが独りぼっちのウォークであるから、気ままなペースで歩く場合が多く疲れも少ないのだが…。
コースは「宮の森北24条通」がJR函館本線と交差するところから北西方面に折れて1キロほど進むとゴールの「琴似駅」である。

※ ゴールはもうすぐ、右手高架はJR函館本線です。

※ JR琴似駅のきた北口です。
オーバーペースだったこともあり、2時間強で歩き通すという私にとってはかなりのスピードでゴールした「琴似発寒川と西野緑道、二十四軒・琴似ウォーク」だった。

※ JRヘルシーウォーキングの事務局です。ここで最後にチェックを受けます。
JRヘルシーウォーキングはこれからまだまだ続く。体力が許すかぎり、これからも参加し続けたいと思っている。