私たちにとって “老い” は避けられない。その “老い” が進行した状態を “フレイル” と称することは今や市民権を得たようだ。“フレイル” を予防し、上手に “老化” と付き合う方法について学んだ。
7月10日(月)午後、「めだかの学校」の終活学習「人生のフィナーレを悔いなく」の第4回講座が開講された。
今回のテーマは「フレイル予防で健康寿命大作戦!~いつまでも輝くシニア~」と題して、健康生きがいづくりアドバイザー北海道協議会の代表である渡邊一栄氏から講義を受けた。
まず改めて “フレイル” の定義づけをしていだいた。それによると “フレイル” とは「歳をとるにつれて、筋力・食力・認知機能・社会とのつながりを含む心と体の活力が低下した状態で、日本語で『虚弱』の意味」と定義された。
つまり加齢とともに人間が “フレイル” 状態に陥ることは避けがたい現象かもしれないが、問題はそうした「老いの坂道」を「転げ落ちる」のか、それとも「ゆっくり下る」のか、ということだと渡邊氏は指摘した。
そして「老いの坂道」を「ゆっくり下る」3本柱は、①栄養・口腔ケア、➁運動、③社会参加、の三つであるとした。言葉を変えると「食べて、動いて、話す」ことだという。
そして講義はその3本柱について、私たちが留意すべき点についてこまかなアドバイスをいただいたが、その詳細については省略する。
お話を聴きながら、私自身の日々の生活はどうだろうか?と反芻してみた。正直に吐露すると、同年代の方よりは心身ともに多少は健康な部類かな?と自己判断した。しかし、個々について詳細に振り返ると反省することも多々ある。今回の講義を参考にして、自らの日常を見直し、改めるべきは改めねばならないとの思いを強くした私だった…。
渡邊氏の最後に放った言葉が印象的だった。曰く…、
◇棺桶に入るまで歩こう!
◇トイレは最後まで自分の足で!
このことを目標に日々を過ごしていきたいなと思っている。