田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

歩いて巡ろう札幌の公園 Vol. 4百合が原公園

2023-07-27 18:23:47 | 「めだかの学校」関連
 私にとってはこれまで何度も、何度も訪れたことのある「百合が原公園」である。今回は「めだかの学校」の仲間の皆さんと公園名に相応しい百合の花の最盛期と伺って訪れたのだが…。
  
  ※ 百合が原公園内のモニュメント「開く花」を見る参加者たちです。
 7月25日(火)午後、私が所属する「めだかの学校」「歩いて巡ろう札幌の公園」の第4弾として「百合が原公園」を訪れた。「めだかの学校」は通常は月曜日開催なのだが、公園の大温室が月曜日が閉館となるため、火曜日に変更して実施した。
 今回の案内役は、以前に「百合が原公園」の案内ガイドをボランティアで務めていたK女史が務めてくれた。
 そのK女史から最初に残念なインフォメーションがあった。事前に公園内を踏査したところ、最盛期と思われていた百合の花が「最盛期を過ぎてしまった」という案内だった。う~ん、残念だが仕方がない。(私は1週間前にウォーキングで訪れていて満開の様子を十分堪能できたが…)
 そこでK女史は、「花の公園として知られる百合が原公園だが、花の端境期とあって公園内に造成されている “世界の庭園” と公園内の “モニュメント” 巡りをします」とアナウンスされて、ご一行様(?)を案内してくれた。
 公園内の「世界の庭園」は、「日本庭園」と、札幌市と姉妹提携を結んでいる中国・瀋陽市の「瀋芳園」、ドイツ・ミュンヘン市の「ムンフェナーガルテン」、アメリカ・ポートランド市の「ポートランドガーデン」の四つの庭園を巡り歩いた。
  
  ※ 日本庭園です。
  
  ※ 一見、日本庭園とも見紛う「瀋芳園」内の滝です。
 四つの庭園を巡り歩いての正直な感想であるが、「日本庭園」と「瀋芳園」はそれなりに見応えがあったが、「ムンフェナーガルテン」と「ポートランドガーデン」はイマイチかなぁ…、といった感じだった。特に「ムンフェナーガルテン」は、花の絶えない沈床式庭園(サンクンガーデン)とのことだったが、花も目立たずに雑草の方が目立っていたように感じた。K女史の話では、日本側がいたずらに手を入れることができない契約(約束)になっているとのことで、公園側としても手が入れられないという事情がありそうだ。
 そこで思い出したことがある。もう10年前のことになるが私がニュージーランド旅行でダニーデン市を訪れた。ダニーデン市は小樽市と姉妹提携を結んでいる市である。ダニーデン市の市内見物をした際にある公園の一角に「日本庭園」を見つけて私は嬉しくなったのだが、残念ながら整備が行き届いていなかった。それが小樽市の責任なのか、あるいはダニーデン市のせいなのか分からないが、少なくとも何年かに一度は日本から専門の庭師を派遣すべきでは、とその時思ったのだが…。
 続いてモニュメントを見て回った。百合が原公園は1986年に「さっぽろ花の緑の博覧会」の会場なった公園だという。その開催を記念して4つのモニュメントが残されたそうだ。
その4つのうち「光る風」というモニュメントは老朽化のため昨年6月に撤去されたそうだ。(私は昨年10月にそのモニュメントを探して歩いたが、なんと4ヵ月前に撤去されていたのだった)
 公園巡りの最後は「ロックガーデン」に案内された。ロックガーデンは高山植物が植栽されているということだったが、希少植物である「エーデルワイス」が植栽されていることを初めて知った。
  
  ※ ロックガーデンの様子です。
 公園内ツァーを終えた後は、一度解散してそれぞれで公園内にある大温室を見ることにした。温室内では「フクシア展」が開催されていたが、同じフクシアでも実に多くの種類があることが展示から見て取れた。フクシアは下向きに咲く上品な花姿から「貴婦人のイヤリング」と呼ばれているそうであるが、まさにそのような花だった。
  
  
  

  
 「歩いて巡ろう札幌の公園」シリーズは、残り2回を予定している。それぞれの公演の特徴を堪能したいと思っている。