暑い!午前6時の活動時ですでに26℃を超えていた。少し動くだけで汗が噴き出てくる。そんな中、文明の利器など使わずにひたすら竹ぼうきで路面の落ち葉や枯葉を掃き集める単純な作業である。今年に入って10回目の活動だった…。
※ 清掃活動直後の路上の様子です。このような状態はほんの一瞬です。落ち葉、枯葉は次々と降り注ぎます。
私たちのグループが道立近代美術館前の歩道の清掃に取り組んでいることは拙ブログでも何度かレポしている。
“ボランティア” とは言っても誰かに頼まれてやっているわけではなく、いわば私たちが勝手に取り組んでいるものである。勝手に取り組み始めてからすでに今年で14年目を迎えている。「よくここまで続いたなァ…」というのが偽らざる実感である。
通常の活動は次のような手順で進められている。
まず言い出しっぺである私が、活動の2日前に「〇月〇日の午前6時から清掃活動をしま~す!」と会報でお知らせする。(会報はすでに284号を数えた)
清掃当日、私は会員の皆さんより30分早く始動する。皆さんが集まる前に清掃用具を活動場所まで運び、さらには清掃箇所のコンクリートブロックの隙間に生えている雑草を抜いたり、生垣の葉先を揃えたりして、会員の方々が清掃に専念できるように準備する。
※ 今朝の美術館の正門前の路上の様子です。それほど酷い状態ではありません。
※ 会員の方々はこうして手に手に竹ぼうきを持って、枯葉などを掃き集めます。
こう書いてくると理想的なリーダーのよう映るが、そんなこたぁ~はないのである。会報で予告した日付を間違ってしまったのを会員の洞察力に助けられたり、活動日に寝坊をして大迷惑をかけそうになったりと、かなり危ないリーダーぶりなのである。
※ 集めたゴミは札幌市から配給されたボランティア袋に詰め、燃えるゴミとして提出します。本日はボランティア袋5袋が集まりました。
そして会員の皆さんと、通常は40~50分間をかけて近代美術館前の歩道を清掃をして一件落着となるのである。
こうした活動を14年間続けてきたのだが、前述したように「よくここまで続いたなァ…」というのが実感である。冷静に振り返ってみると、やはり清掃活動に参加していただいている方自身が「路上がスッキリとして気持ちが良い」という思いを抱いていることが一番なのではと思っている。
できればこうした活動をいつまでも続けることができたらなぁ…、と思うのだが寄る歳の波には抗しがたいものがある。14年間の中で高齢のために活動から離れていった方が何人かいらっしゃる。今春もまた熱心に活動されていた方が去っていった。
※ 私たちが維持管理している一つ、クサツゲで形どったART文字です。
実は私自身も体力の老化を否応なく感じさせられるようになった。(今月ゾロ目の誕生日を迎える予定?となっている)近頃は活動から帰るとかなり激しい疲労を感じて、特に予定がないときは朝食の後に仮眠をとることが多くなってしまった。本日も12時近くまで仮眠(いや本眠のようなものかな?)をとる始末だった。
こうなると引き際をどうするか、が私の中で課題となりつつある。かといって以前のように草ボーボー、枯葉や落ち葉が路上に散乱する様子を見たくない、という思いも強い。
※ こちらも私たちが維持管理している街路樹枡の花壇です。
果たしてどうしたらよいのか?思い悩む日が続く…。