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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ヘルシーウォーキング⑬ in ハッカの歴史を今に伝える、北見ウォーク

2023-08-12 19:23:19 | JRヘルシーウォーキング
 懐かしの北見の街のウォーキングだったが、スタート直後に右往左往してしまい、13.5キロのコースだったのに、なんと16キロも歩く羽目になってしまった。酷暑の中の汗まみれになって北見の街を歩き回った。
     
 8月10日(木)、墓参に北見を訪れたのを機に懐かしの北見の街を歩いてみようと思い立った。私は退職前3年間を北見で過ごしたのだが、多くは職場と自宅の往復で北見の街を熟知していなかったことを思い知らされた。
  
  ※ JR北見駅前の様子です。
  
  ※ カーリングチーム「ロコソラーレ」の地元らしんカーリングストーンの大きなモニュメントが設置されていました。
 いきなりスタートで躓いた。北見の駅前から繁華街に導かれるのだが、細かく左右に折れ曲がるコースに戸惑ってしまった。現在地とマップが一致しないのだ。しかたないので私の記憶にあった「ピアソン記念館」を目ざした。「ピアソン記念館」は住宅街にありながら、周りに木々が繁る静かな環境の中に佇んでいた。
  
  ※ 昔は賑やかだった商店街も閑散としていました。
  
  ※ 木々の中に静かに佇む「ピアソン記念館」です。
 さらにどの方向に進んだらよいのか見通しが立たない。仕方がない。これも微かに記憶が残っていた「北見地区消防本部」の建物を、マップを無視して目ざしたところ何とか到達できた。
  
  ※ 北見地区の消防の中心を担う消防庁舎です。
 消防本部の前が「緑園通」ということで、ここでようやくマップ上にのることができた。ここからは道の両側、そして中央分離帯に木々が繁る通りをひたすら郊外目ざしてのウォークとなった。
  
  ※ 濃い緑が印象的な「緑園通」の様子です。
 やがて「緑園通」を離れて、コースは大きく住宅街を迂回するように進む。途中には「これが北見の街中?」と思うほどの光景にも出会った。
 そして北見市の郊外に建つ「北見工業大学」の傍を通過した。私が在住当時の辺りはまだまだ閑散とした感じだったが、周りにはたくさんの住宅やオシャレな店まで進出していた。また、新設なった「アルゴグラフィックス北見カーリングホール」の新しい施設も遠望できた。
  
  ※ 国立北見工業大学の正門です。
  
  ※ 北見工大の道路向かいに建つカーリングホールです。
 コースはやがて国道39号線とJR石北本線の高架橋下を横断し、常呂川河川敷に導かれる。常呂川の河川敷はかなり広く、そこがとても整備されているのが素晴らしい。特に北見はラグビーの夏合宿誘致に熱心に取り組んでいるが、整備された芝生の上でたくさんのラガーマンが練習に取り組んでいた。
  
  ※ 手前が国道36号線、遠くにJRの高架橋が見えます。
  
  ※ 常呂川堤防ときれいに整備された河川敷の様子です。
  
  ※ ラグビー合宿が盛んに行われていました。
 また、河川敷内に北見の名産(だった?)ハッカの香りにちなんで名づけられた「香りゃんせ公園」は夏の子どもたちの絶好に遊び場となる水場が有名であるが、この日の酷暑を受け多くの子どもたちが水遊びに興じていた。
コースは常呂川を跨ぐ長い「美晴大橋」を横断し、対岸に出る。そちらの河川敷では暑さにもめげず、シニアの方たちがパークゴルフに取り組む姿があった。
  
  ※ 「香りゃんせ子公園」で水遊びをする子どもたちです。
  
  ※ 長い長い「見晴大橋」を渡り、向こう岸へ
  
  ※ 常呂川の流れです。雨が多かったせいか水が濁っています。
  
   ※ 対岸の河川敷にはパークゴルフ場が広がっていました。
 コースは再び常呂川を跨いで中心街に戻るために「常呂川第2頭首工管理橋」を渡る。「頭首工」という名称について聞き慣れない方もいると思われるが、私も石狩川河畔遡行を実施する前までは知らなかった。「頭首工」とは、田畑を潤す潅漑水を確保するために川をせき止め、農業用水を田畑に導く装置のことのようだ。
  
  ※ 常呂川を堰き止める頭首工です。
 コースはいよいよ終盤である。中心街も近くなったところに「北見ハッカ記念館」と「薄荷蒸留館」が肩を並べるように建っていた。北見市は明治後期から昭和初期にかけて一大ハッカ生産地(世界一とも称された)として隆盛を極めた時期があった。やがて安価な合成ハッカが出回るようになり、急速にハッカ産業が衰退してしまったという歴史がある。その隆盛だったころを記憶に残そうと二つの施設が残されている。私は北見在住の頃に訪れていたので、内部見学はパスすることにして先を急いだ。
  
  ※ 古風な洋風建築の「ハッカ記念館」と左の黒い建物が蒸留舘です。
 ウォーキングの最後は北見駅前を走る国道39号線を戻る。その北見駅のすぐ近くの道路沿いに「北見市役所」の真新しいビルが建っている。北見市政は市役所庁舎の建設地などを巡って長年迷走を続けてきたことが記憶に残る。新しい庁舎が建設されたことで政争の街などという有難くない代名詞とおさらばして、発展を遂げる北海道の地方都市の代表として頑張ってほしいものである。
前述もしたが、ふるさと北見などと吹聴していたが、実は今回北見市内を巡ってみて「知らなかったことがずいぶんたくさんあったなぁ」というのが偽らざる実感である。
  
  ※ 北見駅前通(国道39号線)の様子です。
     
     ※ 国道39号線沿いに建つ新築なった「北見市役所」庁舎です。

※ 実は今回の旅でいつも携行しているデジカメを持ち忘れるという大チョンボをやらかしてしまった。窮余の一策でスマホで撮って歩いたのだが、PCに取り込む術を私は知らなかった。俄か勉強の末に苦労して、苦労してなんとか取り込むことができ、ブログに写真をアップできてホッとしています。