北海道美術館協力会アルテピアの方々の画家の解説、そして札幌発のエクササイズ普及を目ざして発信を続けるしものまさひろさん考案の「あへあほ体操」を体験した二つの講座だった。
先週水曜日(7月26日)に受講した高齢者講座第5回講座「美術への誘い」を早くレポしなければと思いつつも、コンサート関連にレポが続いてしまいその機会を逸してしまった。そこで本日受講した第6回講座と抱き合わせでレポすることにした。
まずは第5回講座であるが、美術館協力会アルテピアの会員3人の方が「美術への誘い」と題して、それぞれが関心のあるテーマを設定して解説する内容だった。そのテーマとは、①近代美人画の3人の画家と画風について、②エドヴァルド・ムンクの作品について、③北海道出身の画家・菊川多賀について、であった。
※ 非常に真摯に解説していただいたアルテピアの方です。
3人の方々の解説はそれぞれが真摯に一生懸命に解説に努めてくれた。その中でも私は一番目に近代美人画について話された方の解説が印象に残った。彼女(氏名は分からない)はおそらく解説内容を自ら推敲し完成させたのであろう。対象の作家についての考察が素晴らしかった。そしてその解説内容を完全自分のものとして用意した解説書に眼を落とすことなく上村松園、鏑木清方、北野恒富の3人の画家の特徴を語ってくれた。9月16日から道立近代美術館で始まる特別展「北大路魯山人展」で紹介された上村松園の画を観ることができるようだ。
※ 魯山人展で見ることができる上村松園の画です。(ウェブ上から)
他の二人の方の解説も興味深いものだったが、その内容については割愛したい。
続いて本日開催された第6回講座「あへあほ体操」であるが、ネーミングだけを見るとなんだかタレントの間寛平が冗談でやるような体操にも聞こえてくるが、とんでもない超まじめな(特にシニアに最適)エクササイズだった。
※ 「あへあほ体操」の考案者であり、講師を務めたしものまさひろさんです。
講座は「あへあほ体操」考案者であるしものまさひろさんが直接指導し、私たちも体験する内容だった。「あへあほ」とは、腹筋を鍛える体操の際にお腹を膨らませたり、凹ませたりるさいに声を出しながらやる方が効果的なためにネーミングされたらしい。したがって全ての体操で「あへあほ」と発するわけではなかった。
体操自体は難しいものではなく、誰もが取り組めるような簡単なものが多く、シニアでも十分に取り組めるようなものだった。しものさんが意識されていることは、体内の筋肉(インナーマッスル)を鍛えることで、ヒトとして日々の動作をスムーズにできることがねらいだと感じさせられた。しものさんは言う。「あへあほ体操は、リハビリとフィットネスの中間である」と…。
幸い、私はどの種の体操も付いていくことができた。しかし、私の場合の問題は “継続” である。講座でいただいた冊子を傍において日々の中で実践したいと思うのだが…。