久しぶりのJRヘルシーウォーキングだった。まつたく未知の追分の地だったが、収穫を終えた田んぼ、秋色に色付く畑、そして競走馬の牧場と牧歌的風景の続く道を心地良い風に吹かれながら気持ち良くウォーキングを楽しんだ。
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9月8日(土)、久しぶりのJRヘルシーウォーキングの「イベントウォーク」が追分駅発着で開催された。私にとってヘルシーウォーキング自体、夏の暑さを避けたこともあり25日ぶりだった。
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※ 駅員も常駐する意外に大きな「」です。
追分駅自体は札幌からそれほど遠方ではないのだが、普通列車で行くとなるとなかなか便がない。(特急列車が多いのだ)結局、札幌から約1時間かけて午前9時半前に追分駅に降り立ち、マップをいただき直ちにスタートした。コンディションは曇り、気温はそれほど高くなく、つい先日まで猛暑に悩んだことを考えると上々のコンディションだった。
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※ 追分駅前通りのちょっと寂しい商店街です。
追分は、以前は追分町と称して町制を敷いていたが、平成の大合併で隣町の安平町と2006(平成18)年に合併し、現在は安平町追分となっている。追分はJRの室蘭本線と石勝線が交差する地点ということで鉄道の町として栄えていた。しかし、現在は駅前といっても商店などは僅かでスタートして間もなく市街地は途切れ、田園地帯を往くコースとなった。
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※ 国道234号線は街中を通らず、バイパスとなって郊外を走っています。
コース沿いに見えるのは、すでに刈り取られた水田、あるいは茶褐色になり始めた大豆畑など、すでに秋の風景が広がっていた。そうした中、途中でコースが砂利道に変わった。ヘルシーウォーキングのコースとしては珍しいコースだが、これも田舎のウォーキングらしいと言えるかもしれない。
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※ すでに稲刈りが終わっていた稲田です。
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※ 大豆はところどころ茶褐色に色付いていました。
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※ コースの一部はこのように砂利道でした。
そしてコースは田畑が広がった田園地帯から、競走馬を育成する牧場地帯へと変わっていった。牧場には馬がまったく見えなかった。するとコース脇のところどころに係員のような方がいた。お話を聞くと地元のフットパス愛好会の人だという。その方に聞いたところ競走馬はとても神経質で人を避けたがるそうだ。コースマップにも注意書きがあったが、「競走馬を守るために道路から外れずに、静かに通行してください」とあった。彼らはその監視のために動員されていたようだ。
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※ 競走馬が育成されている牧場です。
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※ 牧場に競走馬はほとんど見えませんでしたが、唯一姿を見せてくれた競走馬です。
その途中に「オプションコース」として牧場の私有地を通らせてもらい辺り一帯を展望できるところまで往復するコースが用意されていた。オプションコースというようにそこに寄る・寄らないは参加者の自由だったが、私はせっかくの機会なのでえっちらと丘を上って丘陵地帯の大パノラマを楽しませてもらった。曇り空だったので遠くの山並みなどは望めなかったが、それでも雄大な景色を楽しませてもらった。
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※ オプションコースを案内してくれた地元フットパスグループの方です。
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※ 牧場内の私有地を通って展望台に向かいます。
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※ 展望台のピークのところにこのような表示が立てられていました。
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※ 展望台からの眺めです。(下の写真も)
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※ 展望台のところにもフットバスグループの方が案内役をしていました。
あとはひたすら田舎道を黙々と歩むコースだった。途中でぽつりぽつり雨が落ちてきたが、本格的なものにはならなかった。
国道234号線の下を潜り抜けて間もなく、「道の駅あびらD51ステーション」があった。そこには現役を引退した特急列車の車両が展示されていたり、鉄道資料館が併設されていた。
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※ このような丘陵地帯を上がったり、下がったりとてコースが続きました。
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※ 道の駅のところに展示していた引退した特急車両です。
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※ かなり大きな「道の駅あびらD51ステーション」の建物です。
道の駅まで来るとゴールの追分駅はすぐ近くである。それほど汗をかくこともなく、全コース約10.5キロ+オプションコース約2キロ、計12.5キロを3時間で歩き終えた。
駅前には我々ウォーカーを相手に飲み物や弁当などを販売しているパラソルが開いていた。そこに「氷水」の表示が出ていたのを見て、迷わず懐かしいイチゴの氷水で喉を潤した私だった。
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※ 駅前にはウォーカー相手に臨時の売店が出店されていました。
いやいや、私のウオーキングなんてフナさんが20キロを膝痛もなく走り終えたのに比べるとまるで大人と子どもの差ですよ。大好きだった登山をする体力も気力もなくなり、ウォーキングでお茶を濁しているとところです。
安平町と追分町のお話、私もどこかで聞いたような記憶があります。そういえば、安平町は合併前は早来町と称していたんですね。
ところで、数年前安平町にある「安平山スキー場(あんぺいざんスキー場)に行ったときに、スキー場職員の方が、「昔、安平町は追分町と早来町に分かれ、再びこの2つが合併して安平町に戻ったという面白い歴史があります」と語っていたことを思い出しています。