「防綿毛ネット?何それ?」と言われてしまいそうである。実はこの時期、私たち「近美を愛するブリリアの会」を悩ませてくれるポプラの綿毛のことなのである。その綿毛を防ぐためにこのほど「ART文字」の上にネットを被せたのである。
道立近代美術館の庭には大きなポプラの樹が聳えている。高さはどれくらいだろうか?少なく見積もっても30mくらいはありそうなほどの大樹である。
※ 近代美術館の庭に立つポプラの大樹です。枝を横に広げるいわゆる雌株です。後景のマンションが19階建てですから、その大きさが分かってもらえると思います。
このポプラの樹が毎年この時期、6月になると大量の綿毛を降り注ぐのだ。それはもう周りを真っ白に染めるほどである。これが私たち近美前の歩道の清掃活動をしている者にはやっかいなのだ。路上の綿毛を掃こうとすると綿毛が舞い上がり、集めるのにも苦労する。それより大変なのは、ポプラの樹の真下に造成している「ART文字」である。文字を象っているのはクサツゲという樹種なのだが、これが細かな葉でできているのだがこの葉の間に綿毛が絡みつき、とてもとてもそれを取り除くことはできないのだ。
過去記事からその時の写真を取り出すことができたので以下に掲載します。
※ 過去に近代美術館の庭に降り注いだポプラの綿毛です。
※ 綿毛は写真のように植物の葉に絡みつきます。
※ 路上もご覧のように綿毛が散乱します。
悩んでいた時に会員の一人が「不織布で覆っては?」とアイデアを出してくれた。それ以来毎年この時期になると、不織布を買い求め「ART文字」全体を覆っているのだ。
その設置作業を昨日(6月6日)の清掃活動の一環として会員と一緒に設置したのだ。ちらほらと綿毛が舞い降り始めた昨今であるが、これで今年もクサツゲを綿毛から護ることができるぞ、とホッとしているところである。
※ その綿毛からART文字を象るクサツゲを護るため不織布で覆いました。