私のブログのタイトルとしてはまったく相応しくない、若いママさんが書きそうなタイトル名である。しかし、実際には齢77歳のお爺が春のお花の種まきをしたという話である。
一昨日(3月21日)、札幌エルプラザにおいて「さっぽろ花と緑のネットワーク」が主催する「春に向けて種から花を育ててみよう!」という講習会に参加した。
というのも、私は北海道立近代美術館前の歩道や花壇の整美に自主的に取り組んでいる「近美を愛するブリリアの会」を主宰している関係から、10数年間にわたって「さっぽろ花と緑のネットワーク」が呼び掛けている「さっぽろタウンガーデナー」に登録している一人なのだ。「タウンガーデナー」とは、札幌を緑豊かな潤いのあるまちにするための「花と緑のまちづくり」の仲間である。
私はこれまで「ブリリア会」の活動はけっこうまじめに取り組んできたつもりだが、「さっぽろ花と緑のネットワーク」が主催する講習会などにはほとんどと言って良いほど参加してこなかった。そこで罪滅ぼしの意味もあり、今回参加してみたのである。
講習会には30人くらいの市民が参加していたが、案の定そのうち男性は3人だった。
講習会は至れり尽くせりだった。机の上には花の種、種を蒔くセルトレイ、種まき用の土、そして手袋まで用意されていた。
※ 主催者によって予め用意されていた花の種まきの用具類です。
そしてまず全体説明でこの日の作業の概要が説明たされ、3名ずつ座ったテーブルには「種まきサポーター」なる種まきに関する講習を受けた方が指導役として張り付いてくれていた。
※ まずは作業の概要が担当者から説明がありました。
植え付ける花の種は「マリーゴールド」、「宿根アマ」、「スィートアリッサム」の3種だった。
講習とはいっても難しいことではなく、次の手順で種まきしたということである。
① 土(培養土)をセルトレイに均等に入れる。
② 土を均し、そこに5mm程度のくぼみを作って種を蒔く。
(この日は、マリーゴールドを4粒、宿根アマを20粒、スィートアリッサムを12粒蒔いた)
③ 種を蒔いたら、指で押さえて土に馴染ませる。
④ その上から霧吹きで土を湿らせる。
ここまでの作業だった。
この状態でそれぞれ家に持ち帰って、⑤ セルトレイを水受けに入れ、2cmほど水を張って「底面給水」をする。1時間くらいで完全に水を吸ったら、室内の温かいところにおいて発芽を待つ。
特別難しいことではなかったが、敢えて言えば指定された種の数どおりに植えるのが、小さな種のため神経を使った。
※ 種まきからおよそ1ヵ月経過した右からマリーゴールと、アマ、アリッサムです。
私としては、マリーゴールドやアリッサムはこれまでも育てた経験があるが、宿根アマは初めてである。アマは初夏に涼しげな水色の花を咲かせることで知られている。その上、北海道開拓時には麻の繊維として大々的に栽培されていた経緯もある。今夏はアマの花を道立近代美術館前の花壇で栽培してみたいと思っている。
※ アマの涼しげな色合いがいいですね。
お爺が「お花の種を蒔きました!」というお話でした…。