えーっ!今どきの小学校の運動会って、こんなに簡素化されてしまったの!?小学校高学年の孫娘の出番は90m走(徒競走)と高学年の演技の2種目だけ。私は驚きを禁じ得なかった。時代はずいぶん変わってしまったものだ…。
※ こうしてみると、これまでの運動会風景と変わりないように見えるのだが…。
昨日(6月1日)、JRヘルシーウォーキングに出る前に、孫娘が通学する市内某小学校の運動会があり観戦に出かけた。
昨日は空が晴れ上がり、気温もそれほど高くはなく、運動介日和だった。息子からは「あまり早く来てくれるな」と連絡があった。高学年の父母などが会場に入れるのは10時30分以降だというのだ。
その事情は運動会の運営にあった。まずは低学年(1・2年生)が徒競走と低学年の遊戯が終わると関係父母は退場し、次の出番の中学年(3・4年生)の徒競走と綱引きがあり、それを中学年の関係父母が観戦し、終わると退場し、代わって高学年の関係父母が観覧席で観戦するという方法だった。その観戦方法も座る席はなく全員が立ったままでの観戦を要請された。
※ 中学年には綱引きの競技がありました。
私たちが会場に着いたときには、「中学年の父母の皆さまは退場ください」とアナウンスされていた。
孫娘の出番である。次々とグランドを3/4周する90m走が行われた。私はなんとか孫娘が力走する様子をカメラに収めることができた。続けて、高学年による集団演技「よさこいソーラン踊り」が行われ、それで終了である。
紅白リレーもなければ、もちろん選手リレーなどというものもなかった。最後に型どおりの閉会式が行われて運動会は終了した。
※ 高学年の徒競走の様子です。
「あれーっ?」という感じである。いくらなんでもアッサリし過ぎではないだろうかと…。実状はきっと、札幌市内のどこの小学校においても大同小異だろう。それはおそらく上部機関からの指導、あるいは関係者間の協議などによって運動会の簡素化の方向が打ち出されたものと思われる。
おそらく運動会の練習に費やす授業時間を昔のように多くを割くことができないという事情があるのだろうと想像される。
私は田舎の出だから、運動会というと地域の一大行事で地域全体が盛り上がったことを知っている。それを知っている者としてはあまりにも寂しすぎるのである。
しかし、時代はけっして逆戻りなどはしないだろう。運動会は日本の学校における独特の学校行事だとも聞く。簡素化は時代の要請もあり止むを得ないとしても、せめて運動会の花型ともいえる紅白リレーのような種目はなんとか実施することができないものか、と考えるのだが…。