田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

「札幌市の100年」写真展 in 紀伊國屋書店

2022-03-06 10:57:03 | 作品展・展覧会等

 えっ!?豊平川で氷の切り出し作業をしていたの? 懐かしいなぁ、ダルマストーブが学校の職員室にあったなんて! ススキノの交差点だって地方都市の街角みたい…。札幌の昔を知る写真の数々はとても興味深いものだった…。

          

 札幌市は昨年(2021年)市制施行100周年を迎えた。それを記念して新潟県の出版社「いき出版」が「札幌市の100年」と題する写真集を発刊した。その発刊を記念して一部の写真を展示した写真展が紀伊国屋札幌本店で行われていることを知り覗いてみた。写真展は2月から開催されていて、3月3日が最終日と分かりあわてて駆け付けたのだった。

 写真集はすでに発刊されていて、内容的には280頁建てで、写真が600枚収納されているという。価格は税込み9,990円とのことである。札幌生まれで、そのまま札幌で生活されている私たち世代の方にとっては自らの生き様と重なる貴重な資料ではないだろうか?私は残念ながらそれには該当しないのだが…。

 さて写真展であるが、紀伊国屋札幌本店の2階ギャラリーには数えはしなかったが20数枚の写真が展示されていたのではなかったろうか?2021年に100周年ということは札幌市の市政施行が1922(大正11)年ということになる。するとその大半は昭和年代ということになる。展示されていた写真のほとんどの昭和の札幌を写したものだった。写真はラミネート加工などしていなかったので、光を反射することなく写せたので、その雰囲気を伝えることができると思う。ブログ掲載の許可は得ていないが、写真集のPRにも供することができるのでは、と独断で判断して掲載させてもらうことにする。

それでは私自身が撮り溜めた写真を紹介します。

《フラフープ遊び・昭和33年》

   

※ フラフープは一時大流行した遊びだった。

《大通周辺を眺める・昭和33年》

   

《札幌オリンピックと同年の雪まつり大通会場・昭和47年》

   

《刈り取った稲の結束作業・昭和40年代》

   

《三代目 札幌駅・大正時代》

   

※ 札幌駅三代目は明治41年から昭和26年まで利用された駅舎でした。

《琴似小学校・昭和27年》

   

《手稲中学校の職員室・昭和29年》

   

※ 職員室のダルマストーブ。時代を感じますねぇ。

《丸井今井の屋上・昭和15年頃》

   

《すすきの交差点・昭和25年》

   

※ すすきの交差点もこの時代はどこかの地方都市の繁華街という感じです。

《豊平川で製氷・大正時代》

   

 こうして振り返ってみると、私が生きてきた70数余年というのは札幌市のみならず、日本が大きく変貌した期間だったなぁ、という思いが私の中を駆け巡る。しかし私などよりこの100年を生きた方は戦争体験も含め、日本が激変してきた100年を目撃した方である。はたしてこれからの100年、日本はどう変わっていくのだろうか?変化の度合いはさらに加速するのだろうか?それとも…?

 その変化を今は誰も予測できないかもしれないが、少なくとも今より人々にとって生きる喜びを感じられる日本(札幌)になってほしいと願うばかりである。



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