田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

オリンピック本番の雰囲気を感じたくて…

2021-08-05 20:15:36 | スポーツ & スポーツ観戦

 「応援自粛」が求められてはいたが、札幌の地で行われるオリンピックの雰囲気を直接感じてみたくて街中へ出た。競歩自体の観戦が初めてだったが、想像以上のスピードで札幌の中心街を駆け抜ける(歩き抜ける)選手たちの姿に感動を覚えた。

   

   ※ フェンスには東京オリンピックのロゴが描かれたシートに覆われていました。   

 本日から東京オリンピックの競歩・マラソン競技が札幌を会場に始まった。本日はその第一弾として男子20キロ競歩競技が16時30分から開始された。

 早くから「観戦自粛」が呼びかけられていたので、「どうしょうか?」と逡巡したが、トライアスロンやマウンテンバイクの競技をTVで観ていたら、観戦していた方がけっこう目に入った。そこで札幌はどうなのだろうか、と思い街中へ出かけてみることにした。

   

   ※ 会場の各所でこうした「観戦自粛」の呼びかけが行われていましたが…。

    

   ※ TV中継用にカメラも各所に設けられていました。

 20キロ競歩は札幌駅前通の北2条通から南1条通までの直線を何度も周回するコースだった。(1周1キロということだったので20回周回することになる)

 私は北2条通から駅前通の西側の歩道を歩いてみた。すると歩道はそれほど人の往来は多くなく、比較的楽に歩くことができた。しかし、壁際には競技が開始されたときに観戦しようとする人の姿も目立った。そして大通公園のところまで行くと、その先には真っすぐ進むことができなかった。その先に進むためには大きく迂回しなければならないようだったので、その先に進むことは諦めた。

   

   ※ スタート&ゴールとなった大通公園に設けられたマラソンゲートです。

   

   ※ 会場の一角にはこのようなメディカルカーも準備されていました。

 そこで私は北2条通から大通までの歩道を歩きながら競技を観てみようと考えた。街中はふだん駅前通とは様変わりし、路上に立てかけられたフェンスには東京オリンピックのロゴが描かれた布で覆われていた。そして路上にはテントや救急車両が配置され、競技役員などがいたるところにいて、すっかり競技会場と化していた。

 午後4時30分、競技が開始された。(といっても、私はそのことを確認はできなかった)やがて路上に先導のバイクが現れ、その後ろに選手たちの大集団が静かに素早く駆け抜けた(歩き抜けた)。私は最初に選手団を観た地点はスタート後7~800メートル地点かと思われるのだが、選手たちのユニフォームはもはや汗にまみれていた。選手たちにとって暑さが強敵のようだった。

   

   ※ スタートして一週目はまだまだ選手たちは一段となって進んでいます。

   

   ※ 目の前を通過する選手団です。

   

   ※ 前半、先行する二人の選手を追う右~山西選手、左~池田選手です。

   

   ※ 1周目から最後尾を往くアメリカの選手です。完歩できたのだろうか?

 1周1キロの周回コースなので、何度も選手たちが目の前を通り過ぎるのは好都合だった。私は何度かカメラのシャッターを切った後、会場を後にした。後は自宅へ帰ってTV観戦することにした。

 競歩の男子20キロに日本は山西、池田、高橋と3選手がエントリーしていたが、山西と池田両選手はランキング通り力を発揮し、先頭集団の一員に加わっていた。結果、池田向希選手が銀メダル、山西利和選手が銅メダルを獲得するという素晴らしい成績を残し、札幌の地で素晴らしいスタートダッシュである。この後の日本選手団の健闘にも期待したい。

   

   ※ 競技終了後、メダリスト3人へのフラワーセレモニーです。(テレビ画面より)

 心に残った一場面があった。戦いの後二人のメダリストのインタビューの後、32位と残念な結果となった高橋英輝選手がインタビューに答えたコメントが心に残った。ピークを合わせられず実力を発揮できなかったようだが、言い訳はせずに精いっぱい戦ったこと、支えてくれた方々への感謝の言葉、全てが私の心に刺さった。高橋選手の素晴らしい人間性に触れた思いだった。

 「観戦自粛」を求められたことに従わなかったことはけっして褒められたことではないが、最低限立ち止まらなかったことでご容赦願えたらと思っている。



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