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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

レンガの館 コンカリーニョ パトス

2008-01-21 21:31:30 | 札幌(圏)探訪
 今回のタイトル名は三題噺めいていますが、何を表すと思いますか?

 札幌に関してはまだまだ知識の浅い私ですが、その私が得ている情報では札幌の中で今最も勢いがあると言われているのが琴似地区です。
 その琴似地区の元気印の発信元がタイトル名の三つの施設なのです。
 三つの施設は芸術文化の発信基地として盛んに活動しています。

 レンガ館は、JR琴似駅の北側に寄り添うように建っています。
     
 元は食品缶詰工場だった建物を改装し、イベントスペースとして、また地域FM放送局「三角山」のスタジオとして利用されています。
 HPを見るとさまざまなイベントを開催していますし、三角山放送も良質の放送を地域に提供しています。
 私が訪れた時もスタジオからパーソナリティーが曲を紹介しながらの生放送をしていました。

 コンカリーニョは、JR琴似駅に直結した高層マンションに併設され一階に位置していましたが、外側からはちょっと分かりにくい位置にあるように思えました。
 このコンカリーニョは、演劇スペースとしてプロの劇団、市内のアマチュア劇団などの発表の場として活用されています。
 この施設が現在のような姿になるまでにはいろいろと経緯があったようですが、現在はNPO法人「コンカリーニョ」が運営し、盛んに演劇情報などを琴似地区だけではなく、札幌市全体に発信しているようです。
 私が訪れた時は、劇団イナダ組の演劇公演の準備にスタッフが奔走していました。
 ちなみに、コンカリーニョとは「“愛をこめて”を意味するスペイン語」だそうです。

 三つ目の施設、ターミナルプラザことにパトスは、先日紹介したとおりですが、主な目的は各種団体の練習スタジオ、発表ホール(観客収容数150名程度)として利用されているようです。
 パトスの意味についての説明が見当たらなかったので、ウエブ上で検索すると「感情的・熱情的な精神を表す」と出ていましたが、はたしてその解釈で良いのだろうか?

 こうした施設が有機的に結び付いて、琴似の文化を高めていく源になっています。
 札幌市民の一人として、琴似からの発信を見逃すことができません。
     

白幡山競技場 初体験

2008-01-20 21:15:45 | スポーツ & スポーツ観戦
 札幌冬季オリンピック、世界ノルディック選手権の会場となった白幡山競技場は素人には手強い相手でした。

 「2008HBCラジオ ハウス食品 歩くスキー大会」白幡山競技場で開催され、今シーズン初めてのクロカン大会に参加してきました。
     
 白幡山の会場は、地下鉄「大谷地」駅からバスに揺られておよそ25分、清田区のはずれ人里はなれて人家も見えないところにありました。
 会場に着くと、さすが札幌です。どこから集まってきたのか、およそ2,000人弱もの参加者が思い思いに準備をしていました。
 参加者には高い年齢層の人が目立ちましたが、彼らの中のかなりの数の人がレーシングスーツに身を包み、歩くスキーというイメージとはかなり違った雰囲気でした。

 晴天、冷気の中、大会は始まりました。
     
 5kmの部、15kmの部、そして私が参加した10kmの部と時間差でスタートしました。
 「祭りに参加する気分で気楽に・・・」と考えてスタートしたのですが、後ろから押されるようにして自然のうちにオーバーペースになっていたようです。
 終始苦しいレースとなってしまいました。
 クロスカントリー、その名のとおり山坂が思っていた以上に連続していたのには閉口しました。
 まったくの練習不足、年齢からくる体力不足はすぐに私のエネルギーを奪ってしまい、次々と後続の人に抜かれていきました。
 特にレース後半の500mに達するか(実際には300mくらいかな?)と思われる登山道のような坂道では何度も何度も立ち止まってしまいました。

 順位、タイムなど一切つけない、測定しない大会でしたが、おそらく全体の2/3くらいではなかったかと思います。(欲目かな?)

 レースが終わって9時間が経とうとしていますが、まだ体全体を疲れが覆っています。
 しかし、それは心地良い疲れでもあります。
 私は今シーズンあと二つの祭りに参加しようと思っています。

環境警察2208 in 札幌

2008-01-19 22:34:53 | ステージ & エンターテイメント
 演劇的手法が教育的に効果があることを理解できました。 
         
 琴似のターミナルプラザことにPATOSで「演劇で環境を学ぼう」という学習プログラムの発表会を見てきました。

 ことにPATOSとは、西区が市民の芸術、文化活動を支援するために練習・発表の場所として創った施設のようです。(PATOSの意味は分かりません)
 PATOSは地下鉄琴似駅に続く、地下2階の一角にありました。

 演題の「環境警察2208 in 札幌」とは、2208年の札幌の街が現在より深刻な環境問題に直面していて、そこで活躍する環境警察が環境問題を根本から解決すために2008年の札幌に舞い戻ってさまざまな環境問題に取り組み、市民に環境を護ることの大切さを知らせる、という内容のものです。
 
 こうした内容を、応募してきた子どもたちと劇団衛星の面々とのワークショップで作品に創りあげ上演したのです。
 作品は約50分間のものでしたが、わずか3日間という短いワークショップというハンディの中で、子どもたちは頑張って演じていたように思います。
     

 演じ終えた後、関係者のシンポジウムがありました。
 その中で、演劇による教育的な効用について次の5点が強調されました。
 (1)当事者意識
 (2)コミュニケーションスキル
 (3)実感すること
 (4)他者への想像力
 (5)責任感

 特に演劇に興味があったわけではなく、札幌の中で元気があるといわれている琴似の街を見てみたいと思ったときに「環境警察」という奇抜なネーミングに惹かれて見ることになったのでした。
 子どもたちが懸命に演じる姿をどこか懐かしい思いで眺めている自分がいました。 

札幌のデスアドバンテージ クロカン編

2008-01-18 18:08:23 | スポーツ & スポーツ観戦
 某日、クロスカントリースキーの練習にモエレ沼公園に行ってきました。

 札幌市内でフリー滑走ができるコースは、今のところ前田森林公園、野幌森林公園とモエレ沼公園の3ヶ所だけではないかと思います。(その他にもあればぜひ教えてください)
 ところが、これらのコースは全て郊外にあって、私の所から遠いのが難点です。

 クロスカントリーですから当たり前と言えば、当たり前のことです。都心などにあるわけがありません。(中島公園のようなところに短いコースはありますが、フリー滑走はできないようです)
 今回のモエレ沼公園へも辿り着くだけで45分もかかってしまいました。
 これでは「ちょっと気軽に」というわけにはなかなかいきません。
 しかたがないこととはいえ、このことはまさに札幌のデスアドバンテージ(不利)な面と言えます。

 さてクロカンです。
 いくら昔取った杵柄とはいえ、寄る歳の波と運動不足には勝てません。
 スタートしていくらもいかないうちに肩で息をし、やがては堪え性もなく立ち止まってばかりいる自分でした。

 エントリーしたクロカンの大会が近づいています。
 こんなことではどうなることかと我ながら心配です。
 でも私はいつも、「クロカンの大会に参加する」=「祭りに参加する」くらいの軽い気持ちですから、ゆっくりと気軽に楽しんでこようと思っています。


※写真は雪を被った人工の山「モエレ山」です。標高は65mだそうです。

札幌ウォーク 2 中央区・冬景色の神宮・円山散策コース 後編

2008-01-17 19:36:38 | 札幌ウォーク & Other Walk
冬景色の神宮・円山散策コース

 北海道神宮を後にして、円山公園に差し掛かると左手に札幌調理師会などが建立した「包丁塚」が目に入ってきます。
     

 続いて、「北海道開道 札幌市創建 百年 行幸啓記念碑」が建っています。
     
 世事に疎い私は「行幸啓(ぎょうこうけい)」という言葉の意味が分かりませんでした。
 辞書には出ていませんでしたが、ウェブ検索の結果「天皇・皇后両陛下がおそろいで御所から外出されること」を指す言葉だと出ていました。

 記念碑からさらに歩を進めると「札幌市長公館」が道路側に建っています。
     
 この公館も近く閉鎖される、とニュースが伝えていたように思います。

 市長公館を右に折れて、少し行くと高い塀を張り巡らし星条旗をはためかせた「アメリカ総領事館」があります。
     
 さすがに大国ということでしょうか。門前には警備の警官が外部に目を光らせていました。その側を通った私は「さすがに厳重ですねぇ」と口走ったところ、警官の頬が心なしか緩んだようにも見えました。

 以上でマップが案内する神宮・円山散策コースは終わりなのですが、番外編を一つお伝えしましょう。
 アメリカ総領事館からゴールへ帰る道すがら写真のような洒落の効いたお店を見つけました。
     
 「酒」と「鮭」を扱う丸亀商店はしかし、両品種とも扱っているのは高級品のようです。
 さすがに円山です。洒落てはいても商売相手はセレブということなの???

 最後はまじめに締めましょう。
 ウォーキングマップの案内で歩くことで、新たな札幌を発見できる思いです。また、歩くことで生起した疑問を調べようとする意欲も掻き立ててくれることにも繋がっています。

※前回と今回は写真が多くなってしまいました。私のブログとしては本意ではありません。次回からはまた元のペースでいこうと思っています。

《ウォーク実施日 ’08/01/14》

札幌ウォーク 2 中央区・冬景色の神宮・円山散策コース 前編

2008-01-16 19:42:47 | 札幌ウォーク & Other Walk
 14日、ジャンプ競技会を観戦しての大倉山からの帰り、中央区が推奨するウォーキングコースの「冬景色の神宮・円山散策コース」を歩いてきました。

 スタート&ゴールは地下鉄「円山公園」駅です。
 駅(3番出口)から真っ直ぐに西に向かうと丸山公園に行き当たります。
 公園入口を入ったあたりを坂下グランドと呼んでいるようです。
     

 坂下グランドは雪景色そのものといった趣でした。そこをさらに西に進むと公園口鳥居が見えてきます。
     

 三が日ほどではないにしても参拝客が多いなぁ、と感じていたところ、やがてその謎が解けました。
 本殿に近づいていくと煙が大量に上がっていました。
 そうです! 14日は「どんと焼き」の日だったのです。しめ飾りなどを抱えた人たちが大勢お焚き上げに神社を訪れていたのです。
     

 本殿に近づくと神門の脇に今回のウォーキングの目的の一つだった「島義勇判官銅像」がそびえ立っていました。
     
 島義勇は北海道開拓の父とも呼ばれ、現在の札幌市の原形を構想した人でもあるとのことですが、彼の生涯は波乱に富んだものだったようです。
 拝殿ではどんと焼きを終えた人、成人式を終えた人などがたくさん参拝をしたり、おみくじを引いたりしていました。
     

 表参道を通り第二鳥居をくぐって神宮を後にし、再び円山公園に向かいました。
     

 何度か北海道神宮を訪れていて意外なことが一つあります。
 それは若者の姿が意外に多いということです。今回も若者の姿が目立ちました。
 いったい何がそうさせているのでしょうか???

《ウォーク実施日 ’08/01/14》

HBC杯ジャンプ競技会

2008-01-15 19:33:36 | スポーツ & スポーツ観戦
 ノックアウト方式のジャンプ競技会は、観ている者にとってはなかなかスリルがあって面白い競技方式だと思いました。
     
 11日から、札幌五輪記念、HTB杯、STV杯と続いたジャンプ4連戦の最後を飾るHBC杯ジャンプ競技会を大倉山で観戦してきました。

 札幌のジャンプ競技場である大倉山、宮の森の両競技場の良いところは、二つとも都心から近いということです。
 両競技場とも、地下鉄円山公園駅からバスで7~8分程度(200円)で着くことができます。
 札幌と同規模のジャンプ場を持つ長野県白馬ジャンプ競技場は、地図上で見ても長野市内から40数kmも離れているようです。

 さて、ノックアウト方式のジャンプ競技ですが、男子の場合でいうと、まず予選ラウンドとして一本の飛躍を行い上位16人に絞ります。(今回の場合ですと52人から16人に絞られましたから、なかなか厳しい戦いです)
 予選を通過した16人は、予選の成績によってあらかじめ決まっている組み合わせによって、二人の対決となります。(準々決勝)
 ここからは全体での成績が問題ではなく、直接の対戦相手より得点が上回るということが大切です。二人だけの勝負です。(これがノックアウト方式というものです)
 それぞれの対戦相手に勝った8人がまた二人一組で戦います。(準決勝)
 そこで勝ち残った4人で決勝戦を戦うのです。
     
 この方式の利点は、どちらが勝ったのかが観ている観客に直ぐ分かる点です。
 また競技を盛り上げるためでしょう。対戦後直ぐに勝利者にインタビューをしてその声が場内に流されることもライブ感を煽ります。

 競技は終始好調を保った高野鉄平選手(日本空調サービス)が見事優勝を飾り、賞金100万円を手にしました。

  ノックアウト方式は、あくまで亜流の競技方式なのでしょうが、寒い中で観戦する者にとっては一時でも寒さを忘れさせてくれる興味ある方式だと思いました。

※以前このブログで取り上げた船木和喜選手が準々決勝戦に勝利したとき、意外に元気な声で受け答えしていたのを聞いて、近い将来の復活があるのかな?と予感したのですが・・・。(準決勝戦は岡部選手に敗れてしまいました)

CAMUIロケット

2008-01-14 19:18:10 | 講演・講義・フォーラム等
 「夢をあきらめない子どもたちを育てたい!」とゲストの植松努氏は熱く私たちに語りかけました。

 夢は宇宙へ「道産ロケットCAMUIにかける」と題するトークショーを聴いてきました。(13日、道新ホール)
 登壇ゲストは、北海道大学大学院教授永田晴紀氏と、赤平市・植松電機専務の植松努氏のお二人です。

 二人はそれぞれがロケットに関わることになった経緯、二人の出会い、CAMUIの現在と未来、そしてそれぞれの夢などを、ユーモアも交えながら分かりやすく語ってくれました。

 二人が中心になって開発を進めるCAMUI型ハイブリットロケットとは、これまでロケットエンジンに使われている液体燃料とも、固体燃料とも違う、固体燃料と液体酸化剤を組み合わせた「第三の方式」(ハイブリット)の燃料だということです。詳しくはここをクリックして(⇒)
 そしてこのハイブリット燃料は小型で高推進力が可能なために小型の衛星の搭載が可能となり、道内の中小企業にもチャンスができてくるということでした。

 また、植松氏はロケット開発は目的ではなく、手段だとも話をされました。
 それはロケット開発を通して若者たちの受け皿を作りたいということのようです。
 そして植松氏自身も、もっともっと大きな夢を抱いているようです。

 植松氏も永田氏もロケット開発という大きな事業に挑んでいる割には、淡々と、そしてユーモアたっぷりに自分たちの取り組みを語る姿がとても魅力的でした。

※写真はトークショーの後、ロケットの前で参加者の質問に答える永田氏です。

札幌のアドバンテージ スキー編

2008-01-12 23:09:38 | スポーツ & スポーツ観戦
 札幌に住むようになってぜひ行ってみたかったことの一つにニセコへのスキー行がありました。
 12日(土)にようやくその願いが叶いました。
 ニセコで滑るのは実に20数年ぶりのことです。(道東からは遠かったですからねぇ)

 妻が宿泊することを渋ったために日帰りの強行軍でしたが、十分にニセコの良さを堪能できた一日でした。
 そのスキー行に私たちは札幌に住んでいることのアドバンテージ(利点)を感ずることができました。

 当初、私たちは当然のように自家用車で行こうと考えていました。
 私の中ではスキーと車はセットのようなもので、スキーに行くということは車で山に向かうということと同義語のようなものでした。
 ニセコのスキー場のことをいろいろ探っているうちに、札幌から直行のスキーバスが出ていることを知りました。

 驚きはその料金です。
 ニセコの4つのスキー場を自由に滑ることができるフリーパスは8時間券で4,800円です。
 それが往復のスキーバスにそのフリーパスが付いて4,900円だというのです!
 車を運転する危険性を回避する上で、高い燃料代を節約する上で、「これを利用しない手はない!」と思いました。

 用具の持ち運びなど、多少不便なところもありましたが、往き帰りをゆったり過ごせるのは何よりです。
 特に滑り疲れた帰りはぐっすり眠ってしまい、気づいたときには札幌到着の時間でした。

 ところで肝心のスキーですが、10数年ぶりに息子とも一緒に滑りました。
 10数年の年月は私と息子の技量を逆転させる時間でもありました。
 それはある意味当然だとも思いますが、どこかに寂しさを感じた今回のスキー行でした。

 しかし、オーストラリア人などがヨーロッパのスキー場より素晴らしいと絶賛するニセコエリアのスキー場に、気軽に行くことができる環境にいることを素直に喜びたいと思います。

 本当にオーストラリア人をはじめ、国外から来ているスキーヤーが目立ちました。

札幌ウォーク 1 中央区・神社仏閣及び歴史コース 後編

2008-01-11 21:18:28 | 札幌ウォーク & Other Walk
 レッツ中央から真っ直ぐ北の方角に戻っていくと左手にお寺の壁が見えてきます。「北海寺」です。
   
 その壁の一角に「合葬墓 ※後継者のいない方のためのお墓 ※宗教、宗派、国籍など一切問いません。  北海寺」というお寺の広告のようなものが目に入りました。
   
 いかにも都会にありそうなお寺です。利用する人もきっと多いのでは、というのが私のうがった見方なのですが・・・。
 表にまわってみるとごく普通のお寺といった趣で、母屋(客殿と称しているいるようですが)は現代的な立派な建物です。


 北海寺から西にスタート地点を目指します。
 すると途中に今や市民の台所というより、観光スポットとして有名になった「二条市場」が並んでいます。
   
 一応店先(軒先)を通させてもらいましたが、やはり観光客用の魚介類が陳列されているといった風情でした。
 観光客はまばらでお店のお兄さんたちも暇をもてあましているように見えました。

 二条市場を足早に通り過ぎ、スタート地点の上村漢薬堂の前に戻ったのは1時間数十分後ぐらいだったでしょうか。(遠友夜学校記念室で時間をとったため)

 というのが「神社仏閣及び歴史コース(東地区)」ですが、わずか2kmのウォーキングコースとしては魅力がいっぱいに詰まったコースでした。

《ウォーク実施日 ’08/01/06》