夕飯を摂り、風呂に入ると、今朝早かったこともあり、疲れと眠気で今にも寝入りそうです。
本日最後のレポートは徳之島名物の闘牛についてです。
昨日の宇検村の郷土資料館と同様、それほど期待したわけではありませんでしたが伊仙町の歴史民俗資料館を訪れました。予想どおり簡単な展示でしたが、その中で闘牛については割合充実していました。
そこで私は職員の方に「戦前は徳之島ばかりでなく、奄美大島や沖縄でも行われていたと聞いたが、なぜ徳之島だけ残ったのでしょうか?」と問いました。
すると確かに、奄美大島でも、沖永良部島でも、さらに沖縄でも古くからおこなわれていたが、第二次世界大戦のために中止されてしまった。戦後になって徳之島では有志の方々がいち早く再興するために立ちあがり、島民のレクリェーションとして始められたものが、今では興行的な催しとして盛んになっている、ということでした。
その他にもいろいろ教えてもらいましたが、闘牛用に飼育されている牛は200頭くらいで、専門的に闘牛にかけている人もいれば、乳牛や肉牛を飼う傍ら闘牛をしている人もいるとのことです。私が把握している島内の闘牛場は5カ所ですが(私は今日そのうち2カ所を見ました)、それぞれの闘牛場で大会が開催されるごとに、島内の闘牛飼育家たちが集まって覇権を競うそうです。
近々では3月2日に開催されるということです。もう少し調べてスケジュールを合わせることができたらとほぞを噛んでいます。
明日は午前中に沖永良部島に移動します。