体調の不安はどうやら的中してしまったようだ。体は動かず、汗が止まらず、万計沼からの後半の登りはかなり苦しいものになった。しかし、その苦しみの向こうに期待以上の報償が待っていた。
※ 空沼岳の山頂です。360度の視界が楽しめる絶景です。
万計沼で10分の休憩を取った後、いよいよ本格的な登りとなった。
万計沼を後にして間もなく、けっこうな勾配の上りが続く。ペースは上がるどころか、落ちているのに息が切れてきた。
次々と後続を前に見送りながら上り続けた。二か所の少しきつい上りを終えると、比較的平坦なところに出た。
約45分の行動後、二つ目の沼「真簾沼」に到着した。真簾沼は水際に大きな岩が転がっていて、すっきりした感じの沼である。
帰宅して気付いたことだが、万計沼から真簾沼まで、私は一枚の写真も取っていないことに気付いた。特徴的なところがなかったこともあるが、写真を撮ろうとする意欲さえも削がれるほど疲れを感じながら登っていたともいえる。
※ 真簾沼の水面を眺めながら疲れを癒す登山者たちです。
※ 真簾沼は写真のような水辺を岩石が埋め尽くし、素晴らしい景観を作っていました。
真簾沼では15分の休憩を取り、水分も十分に補給した。
今回の登山で私は2リットルの水を凍らせたものと、1リットルのスポーツ飲料を持参した。空沼岳程度の山では十分と思われたのだが、下山時に思わぬピンチに襲われた。
※ 「龍神地蔵」と言われる石像です。どんな願いが込められているのでしょう?
真簾沼から出発して間もなく、登山道脇に小さな石像があった。調べてみると「龍神地蔵」というそうだ。名前からすると真簾沼に関して何かを祈っている像のようだ。
そこを過ぎてしばらく行くと、岩石がゴロゴロと転がっているような傾斜の急な道が続く。息が切れてしまったことと、汗が目に入るために、その度ごとに立ち止まり目の周りの汗を拭ってから、また登り始めるということを繰り返した。
集団登山やグループでの登山だったとしたら、かなり周りに迷惑をかけてしまう登り方である。そういう点で単独行は気を使わなくて良い点が私に向いている。
※ このような上りの道がけっこう続きました。
傾斜の急なところを登りきると、平坦な道に出た。そこからはしばらく平らな道や、反対に下る道が続いた。途中では木の葉の間から空沼岳のピークも望むことができた。
下りきったところから、またぶり返すように厳しい上りが続く。ピークが近づいていることは実感しつつも、疲れもピークを迎えていた。何度も何度も立ち止まりながら歩を進めた。
真簾沼から50分を経過して空沼岳の山頂に至る尾根に出た。そこに札幌岳へ向かう縦走路の分岐点があった。
※ 上り切った後には、このような平坦な道もありました。
※ 木の間から見える三角の頂点が空沼岳山頂のようです。
※ そこにいたるにはまだまだ険しい上りが…。
※ 空沼岳と札幌岳は縦走路があるようです。
そこから山頂まで、最後にちょっとしたきつい上りがあったが10分程度で山頂に到達した。
山頂は岩場が広がっていて、360度の視界が広がる絶景だった。
この日、札幌は気温32度とか言っていたが、さすがに1251mの山頂は違う、涼しい風が吹き抜け、非常に気持ちが良かった。
たくさんの先客たちがそれぞれに昼食を楽しんでいた。私も場所を見つけて山頂での昼食を楽しんだ。
山頂からパノラマ撮影をしてみた。晴天だったのだが、遠景は少し霞んでいて、憧れの羊蹄山もうっすらと見える程度だった。
片道に4時間を超える登山は今年になって初めてだった。体調不良もあって苦労したが、山頂の展望に救われた思いだった…。
※ 市民に人気の空沼岳です。この日もたくさんの登山者で頂上は賑わっていました。
※ 山頂からのパノラマ写真です。写真右手に羊蹄山が肉眼では見えたのですが…。
※ 上の写真と反対側です。札幌市内も遠望できました。
ところが!下山時に私はアクシデントに見舞われてしまった!アクシデントに見舞われた私に救いの手を差し伸べてくれた人がいた。さらには、思わぬ幸運に出会えたのも下山時だった。その辺の顛末は、明日のエピローグ編で…。
【空沼岳 登山データー】
標 高 1251m
駐車場 登山口のところに20台くらい停められる駐車場あり
行 程 登山口→(45分)→「万計山荘 3.2Km」の案内板→(70分)→万計沼→(45分)→真簾沼→(50分)→札幌岳分岐→ (10分)→空沼岳山頂
山頂→(45分)→真簾沼→(40分)→万計沼→(70分)→「万計山荘 3.2Km」の案内板→(40分)→登山口
時 間 登山(約3時間40分) 下山(約3時間15分)
※休憩時間を除く、高齢なのであまり参考にならない。
天 候 晴れ、微風
登山日 ‘14/08/03
※ 空沼岳の山頂です。360度の視界が楽しめる絶景です。
万計沼で10分の休憩を取った後、いよいよ本格的な登りとなった。
万計沼を後にして間もなく、けっこうな勾配の上りが続く。ペースは上がるどころか、落ちているのに息が切れてきた。
次々と後続を前に見送りながら上り続けた。二か所の少しきつい上りを終えると、比較的平坦なところに出た。
約45分の行動後、二つ目の沼「真簾沼」に到着した。真簾沼は水際に大きな岩が転がっていて、すっきりした感じの沼である。
帰宅して気付いたことだが、万計沼から真簾沼まで、私は一枚の写真も取っていないことに気付いた。特徴的なところがなかったこともあるが、写真を撮ろうとする意欲さえも削がれるほど疲れを感じながら登っていたともいえる。
※ 真簾沼の水面を眺めながら疲れを癒す登山者たちです。
※ 真簾沼は写真のような水辺を岩石が埋め尽くし、素晴らしい景観を作っていました。
真簾沼では15分の休憩を取り、水分も十分に補給した。
今回の登山で私は2リットルの水を凍らせたものと、1リットルのスポーツ飲料を持参した。空沼岳程度の山では十分と思われたのだが、下山時に思わぬピンチに襲われた。
※ 「龍神地蔵」と言われる石像です。どんな願いが込められているのでしょう?
真簾沼から出発して間もなく、登山道脇に小さな石像があった。調べてみると「龍神地蔵」というそうだ。名前からすると真簾沼に関して何かを祈っている像のようだ。
そこを過ぎてしばらく行くと、岩石がゴロゴロと転がっているような傾斜の急な道が続く。息が切れてしまったことと、汗が目に入るために、その度ごとに立ち止まり目の周りの汗を拭ってから、また登り始めるということを繰り返した。
集団登山やグループでの登山だったとしたら、かなり周りに迷惑をかけてしまう登り方である。そういう点で単独行は気を使わなくて良い点が私に向いている。
※ このような上りの道がけっこう続きました。
傾斜の急なところを登りきると、平坦な道に出た。そこからはしばらく平らな道や、反対に下る道が続いた。途中では木の葉の間から空沼岳のピークも望むことができた。
下りきったところから、またぶり返すように厳しい上りが続く。ピークが近づいていることは実感しつつも、疲れもピークを迎えていた。何度も何度も立ち止まりながら歩を進めた。
真簾沼から50分を経過して空沼岳の山頂に至る尾根に出た。そこに札幌岳へ向かう縦走路の分岐点があった。
※ 上り切った後には、このような平坦な道もありました。
※ 木の間から見える三角の頂点が空沼岳山頂のようです。
※ そこにいたるにはまだまだ険しい上りが…。
※ 空沼岳と札幌岳は縦走路があるようです。
そこから山頂まで、最後にちょっとしたきつい上りがあったが10分程度で山頂に到達した。
山頂は岩場が広がっていて、360度の視界が広がる絶景だった。
この日、札幌は気温32度とか言っていたが、さすがに1251mの山頂は違う、涼しい風が吹き抜け、非常に気持ちが良かった。
たくさんの先客たちがそれぞれに昼食を楽しんでいた。私も場所を見つけて山頂での昼食を楽しんだ。
山頂からパノラマ撮影をしてみた。晴天だったのだが、遠景は少し霞んでいて、憧れの羊蹄山もうっすらと見える程度だった。
片道に4時間を超える登山は今年になって初めてだった。体調不良もあって苦労したが、山頂の展望に救われた思いだった…。
※ 市民に人気の空沼岳です。この日もたくさんの登山者で頂上は賑わっていました。
※ 山頂からのパノラマ写真です。写真右手に羊蹄山が肉眼では見えたのですが…。
※ 上の写真と反対側です。札幌市内も遠望できました。
ところが!下山時に私はアクシデントに見舞われてしまった!アクシデントに見舞われた私に救いの手を差し伸べてくれた人がいた。さらには、思わぬ幸運に出会えたのも下山時だった。その辺の顛末は、明日のエピローグ編で…。
【空沼岳 登山データー】
標 高 1251m
駐車場 登山口のところに20台くらい停められる駐車場あり
行 程 登山口→(45分)→「万計山荘 3.2Km」の案内板→(70分)→万計沼→(45分)→真簾沼→(50分)→札幌岳分岐→ (10分)→空沼岳山頂
山頂→(45分)→真簾沼→(40分)→万計沼→(70分)→「万計山荘 3.2Km」の案内板→(40分)→登山口
時 間 登山(約3時間40分) 下山(約3時間15分)
※休憩時間を除く、高齢なのであまり参考にならない。
天 候 晴れ、微風
登山日 ‘14/08/03