10月16日(木)夕刻、チカホ北3条広場でジャズのライブがあると友人から伺い、前回(6月13日)のライブに登場した「jammin’ Zeb」のような感動を再び味わえるものと期待して、出演者情報も確認せずに出かけた。
チカホの無料ライブはかなり人気があるので、椅子席を確保しようと開演1時間前に着いたのだが、すでに客席は満杯状態だった。
なんとか空いていた席を見つけて落ち着いたのだが、どうも様子がおかしいのである。周りは若い女の子で一杯なのだ??どうも落ち着かない。
どうやら出演アーティストは若者からかなり支持されているらしい。
「これは、オヤジはお呼びでない?」と思ったが、「えい!ままよ。こうなったら今の若者たちが好む音楽とやらを聞いてやろうじゃないか」と居直ったオヤジだった。
最初に登場したのは「MACO」という23才の函館出身の女性シンガーソングライターだった。
彼女が登場するや、会場のあちこちから若い女性たちが「カワイイ!」を連発するのだ。なるほどMACOというシンガーは見た目キュートな印象で、全体もほっそりとした体型の可愛らしい印象だった。それにしても、女性が女性に対して「カワイイ!」を連発するとは…。
さて歌の方だが、私にはさっぱり分からないが、高音には見るべきものがあるかな?という感じである。インフォメーションでは今のJポップ界では相当に期待される若手ということのようだ。
彼女のステージが終わると、かなりの女性が席を離れたことからも道内に熱烈なグルーピーが存在しているようだ。
さて、彼女の将来は?
次に登場した「WHITE JAM」の三人組(+DJ役の一人)のHIPHOPグループにはぶっ飛ばされた!
何せ彼らのステージになったとたん、席には座らせてくれないのだ。完全に彼らのペースに乗せられて、彼らを知っている人も知らない人も、全てがスタンディングで彼らのステージに声援を送らねばならない状況となったのだ。(唯一、私の後ろに座っていたちょっと若者風の一人だけは頑強に座り続けていたが…)
歌の方の印象はあまりない。ともかく彼らの汗を飛び散らしてステージを駆け回るパフォーマンスに圧倒されたというのが正直な印象である。それでも時には抒情的に謳い上げるシーンではボーカルのSHIROSEの歌唱力には確かなものを感じることができた。
今、彼らのパフォーマンスは音楽シーンに新たなムーブメントを興しつつあると言われているそうである。
さて、彼らの将来は?
いや~、まったくとんだ異空間に迷い込んでしまった感であった。出演者情報も確認せずに赴いた自分に責任があるのだが、ときにはこうした今風の音楽、今風の若者の実態を目にすることも悪いことではないと思ったチ・カ・ホ サウンドスクェアだった。