田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

上田札幌前市長が実践した地域創生

2017-05-27 20:49:15 | 大学公開講座
 札幌市長を3期12年間務め、2015年5月に退任した上田文雄氏は、施政方針として敢えて“経済発展”を前面に掲げず、“市民自治”と“文化振興”を課題とした。そこには「文化が経済をけん引する」という氏の信念があったという。上田前市長を熱い思いを聴いた。 

                    

 5月24日(水)午後、札幌大学公開講座「地域創生入門」の第6講が開講された。この回は「『創造都市さっぽろ』とその魅力」と題して、札幌市前市長の上田文雄氏が講師を務めた。

 上田氏は十勝・幕別町の出身ということだが、弁護士資格を取得後、札幌で25年間弁護士活動をする中で「札幌市長へ」と推薦を受け、田舎者が札幌市長になるのもいいのでは、との思いから札幌市長に立候補したという。
 立候補にあたって「市民の力みなぎる文化(芸術)と誇りあふれる街札幌」を創りたいと訴え市長に当選したということだ。
 氏が「経済発展」を敢えて前面に掲げなかったのは、時代は〔大量生産→大量消費→大量廃棄〕の時代から〔個別的・個性的・豊かさの価値の変化〕への変化を認識したからだという。

               

 上田氏は市長に就任してから、氏の信念に基づいて市政を牽引し続けたと自負する。
 上田氏は札幌を「創造都市さっぽろ」と位置づけ、「市民の創造活動が自由にできる場を設定し、文化と産業における創造性を刺激し、社会的課題(環境問題や地域社会課題)解決を可能とする<創造の場>に富んだ都市」をつくるとした。
 具体的には、地下歩行空間(通称:チカホ)を単なる地下歩行空間とするのではなく、歩行空間の幅を12mから20mに拡幅することによって人々の繋がりが生まれる空間としたこと。また、500m美術館、歴史写真館、個性的な地下鉄駅への努力など、地下コンコースを単なるアクセス道としなかったのも、そうした思いを具現化したものであるという。

 また上田氏は札幌の最大の特徴は「雪」であるという。「雪」はさっぽろ人気質を形成する源泉であり、そのさっぽろ人気質とは、創意工夫・連帯感・寛容性であるという。「雪」は地域づくり・地域創生に欠かせぬ素材だとした。なるほど、「雪」の負の面を見るのではなく、「雪」が生み出す価値に目を向ける姿勢には私も賛同したい。

 上田氏は文化(芸術)の持つ力を、美しきもの・新しきもの想像する活動は、それに共鳴する力・響振する力を産むという。具体的な例として雪まつり・よさこい祭り・PMF?シティジャズ・札幌国際芸術祭などを挙げた。

            
            ※ 私も何度も参加したPMFのさっぽろ芸術の森野外ステージでのコンサートの様子です。

 まだまだ上田氏はさまざまな具体的に事例を挙げたが、上田氏としては「さっぽろ人として根拠のある誇り」を持ってもらうように市政を進めてきたと強調された。
 最後に上田氏は、札幌市がCITY BRAND RANKINGの「住んでみたい街」のランキングでここ数年毎年のようにベストスリーにランキングされていることを取り上げた。その思いの中に、上田氏が主張し、取り組んできたことが支持されてきたという自負があるということだろう。

 上田氏はもちろん言及はしなかったが、氏の後を継いだ秋元氏にもぜひその思いを継承してほしいという思いが滲んでいたように思えた。

 
※ かなり不安ではあるが、明日「北海道を歩こう! 真駒内~支笏湖間33キロ」に出場してこようと思っている。3回目の挑戦となるが、今回が最も心配である。途中棄権という事態も考えられるが、できるだけ頑張ってみたい。例え完歩できても疲労困憊でブログ投稿は無理だろう。よって、またところどころで投稿する「ライブレポ」を発信したいと思っている。時間があれば覗いてみていただきたい。

札幌低山紀行 円山

2017-05-26 22:29:43 | 北海道低山紀行 & Other
 おもわぬ形で今年初の登山となった。登山というにはおこがましい小さな円山だが、私にとっては、今年は登山は無理かも?との思いもあったので、ことのほか嬉しい円山登山となった。 

 ここ数日、歩く距離が少し長くなると右膝が痛み始める症状に見舞われていた。以前からその前兆症状はあったのだが、ここにきて明らかに痛みを感ずる日が多くなっていた。
 少し休むとその症状が消えていた。これは典型的な加齢からくる症状かな、と寂しい思いをし、今年は登山もフットパスも諦めなければならないのかなと思い始めていた。これから本格的な登山やフットパスのシーズンに入るというのに…。

 あきらめながらも今日、以前にもお世話になった整形外科へ診察に行ってみた。診療記録を見て、医師は「まだ登山やフットパスをしているのですか?」と聞いてきた。私は「そのシーズンインを迎えて、なんとかしたいと思い訪れたのです」と答えた。
 すぐにレントゲンを撮った。その結果「大丈夫です!」と力強い診療結果を伝えてくれた。痛みは加齢から来るもので、膝に異常はないので膝の周りの筋肉を鍛えてください、とのお達しだった。

 そうなると、患者(私)は勇気百倍である。帰宅して直ぐにウォーキングに出た。
 とりあえずということで自宅から1キロ程度の円山公園まで行ってみることにした。円山公園に届いても膝に異常は感じられない。
 そうなると欲が出た。いっそ「円山を登ってみよう」と…。
 
 天気も、気温も登山には絶好のコンディション。
 私は久しぶりの登山道に懐かしさを覚え、「あゝ、やっぱり山はいいなぁ…」との思いを感じながら円山を登り続けた。
 手軽な山の円山は平日にもかかわらず、登山を楽しむ人がけっこういた。

               
               円山の登山口に立つ「原始林」の石標と奥には大師堂が見えます。
               
               ※ 円山の登山道は信仰の道でもあり、登山口からたくさんのお地蔵さんが並んでいます。

                     
                     ※ 街中に近い円山ですが、登山道にはこのようなカツラ(?)の古木が立っています。

                     
                     ※ 小さな山とはいえ、それなりに高度を稼ぐ登山道が続きます。

               
               ※ 花の季節は終わった?円山では二種類の白い花しか見当たりませんでした。写真は中腹で見たクルマバソウです。

               
               ※ こちらは山頂近くで目立ったニリンソウです。

                     
                     ※ 標高225mの山頂標識です。

               
               ※ 山頂からの札幌市内の眺めです。

 わずか30分程度の上りで山頂に到達する円山だったが、山頂からの札幌市内の眺めは格別だった。
 28日(日)に行われる「北海道を歩こう! 真駒内~支笏湖33キロウォーク」にエントリーしていたのだが、あきらめていた。しかし、医師の力強い言葉にすっかり甦った。
 明日起床してみて、膝に違和感さえなければ、出場してみようかな?と思い始めている。

ワンコインランチ紀行 14 札幌市交通局豊水すすきの駅食堂

2017-05-25 17:07:45 | ワンコインランチ紀行 
 これまで訪れた公共食堂の中でも入りづらい食堂の一つだった。建物の前には「札幌市交通局 東豊線乗務区」と厳めしく表示されているだけだった。出入りする人のない入口を思い切って入ってみると、「食堂は2階」と書かれた表示を見て、初めてホッとして2階へ向かったのだった。
 
               
               ※ この日、私が食した「B定食(並盛)」(500円)です。
               
 札幌市に関係する食堂の最後となる「豊水すすきの駅食堂」へ、私はこの日(5月25日)自転車で向かった。食堂が入る建物をおおよそは目途をつけていたが、自信はない中で地下鉄「豊水すすきの駅」の6番出口を目ざした。
 6番出口を目ざしていたところ、6番出口の直ぐ隣に「札幌市交通局 東豊線乗務区」と表示された入口が目に入った。

※ 「豊水すすきの駅食堂」へ至る道順を示すと…

               
               ※ 地下鉄東豊線「豊水すすきの駅」で下車、6番出口にへ向かいます。

               
               ※ 6番出口から地上に出ると、右手に向かって右折します。

               
               ※ 右折すると直ぐに「札幌交通局 東豊線乗務区」と表示された建物の入口があり、そこから入ります。

 「ここに違いない!」と思ったのだが、人の出入りがなくひっそりとしている。ちょっと躊躇したが、思い切って中へ入ってみた。すると壁に「食堂は2階です」と張り紙が貼ってあり、外部の人への案内なのではと思われ、ホッとして2階へ向かったのだった。

               

 2階へ上がると、特に表示などはなく、なんとなくどこかの寮の食堂といった雰囲気で迎えられた。他の公共の食堂では必ずといってあったメニューサンプルのガラスケースも見当たらない。入口の隅に券売機がぽつんと鎮座していた。
 そのメニューを見てみると…。例によってそのメニューを紹介すると…。

                    

◇A定食(大盛) 570円 ◇A定食(並盛) 500円 ◇A定食(小盛) 480円 ◇B定食(大盛) 570円 ◇B定食(並盛) 500円 ◇B定食(小盛) 480円 ◇おかずのみA 350円 ◇おかずのみB 350円 ◇かつ丼 570円 ◇親子丼 480円 ◇カレーライス(大盛) 500円 ◇カレーライス 400円 ◇カツカレー 570円 ◇エビカレー 570円 ◇ミニ目玉カレーとうどん 570円 ◇ミニ目玉カレーとそば 570円 ◇ラーメン(味噌・正油・塩) 440円 ◇つけ麺 450円 ◇冷しラーメン 520円 ◇かけそば・うどん 310円 ◇月見そば・うどん 350円 ◇天ぷらそば・うどん 400円 ◇カレーそば・うどん 420円 ◇ざるそば(大盛)570円 ◇ざるそば 470円 ◇鍋焼うどん 500円
※ メニューで目を惹いたのは「ジャー弁当」(500円)と「ジャー弁当(小盛)480円というものだった。

 私の中ではこのシリーズのレポの際に、常にワンコインということが頭から離れない。そのため500円という表示には弱いのだ。私の目の中に「B定食(並盛)500円」という表示が飛び込んできて、あまり迷わずそれに決めた。(後で落ち着いて見ると、A定食も並盛500円だったことに気が付いた)
ということは、定食の内容を吟味して決めたわけではないのだ。

 食堂に入ったのは12時40分だったが、お客さんはあまり多くはなく、職員と思われる方より、外部の人なのではと思われる人が食事をしていた。

               

 やがて私が注文した「B定食(並盛)」ができ、厨房から知らせがあった。
B定食の内容は、「赤魚梅醤油焼き、ささがき金平、ポテトもと焼き、漬物、みそ汁、ご飯」という内容だった。(ちなみにA定食は天丼だったようだ)
 料理はどれも家庭料理といった感じで、私としては赤魚より金平ごぼうのほうが、甘辛く煮付けられ、白飯によく合っているように思われた。量の方は並盛といっても私にはいっぱいだった。

               
               ※ 券売機の横には、日毎に替わる定食の内容が表示されていました。

 食堂に出入りしている人たちの中で、厨房を担当する二人の老婦人と顔馴染みの人たちは世間話を交わし、まるで寮の賄い婦人と寮生といった感じだった。
 唯一、電車の乗務区関係の食堂と思わせられたところは、入って直ぐのところに「乗務員専用席」と表示された席があったことだ。時間がない中で優先的に食事ができるようにという配慮だろうか?
 もう一つ、メニューの中に「ジャー弁当」というのがあったが、これはジャー機能(保温機能?)の付いた弁当箱を持ってくると、そこに弁当の中身を詰めてくれるサービスなのかな?と想像した。保線区さんなどが、作業先で昼食を摂るためのサービスなのかもしれない?

 入りづらい食堂ではあったが、入ることさえできれば、庶民的で飾り気のない食堂に居心地の良さを感ずる人がいるかもしれない…。
 
【札幌市交通局 豊水すすきの駅食堂 データー】
札幌市中央区南6条西1丁目3-1 札幌市交通局東豊線乗務区2F
電  話   011-552-6215
営業時間   [月~金]07:30~15:30
[土]  08:00~15:30定休日    日曜日
土・日・祝日
座  席   54席 (うち6席がカウンター席、他はテーブル席)
駐車場    無
入店日   ‘17/05/25

※ これで札幌市関係の食堂は全て制覇することができた。次のターゲットは道や国関係の食堂である。楽しみながら巡りたいと思っている。


北大スラブ研公開講座№5 ロシアの思惑と北方領土

2017-05-24 18:39:03 | 大学公開講座
 講義を受けているうちに日本側が思い描く北方領土の返還という宿願がどんどん遠ざかっていくような気がしてならなかった。ロシアにとって、北方領土の持つ軍事的意味は相当に大きいようなのだ…。 

 北大スラブ研公開講座の第5講が5月22日(月)夜、開講された。
 この回のテーマは、「軍事・安全保障から見た日露関係と北方領土」と題して、未来工学研究所の客員研究員である小泉悠氏が講師を務めた。
 小泉氏は、ロシアの軍事・安全保障政策を研究する軍事アナリストとして最近脚光を浴びている気鋭のアナリストということだ。(勉強不足の私は今回お話を聞くまで小泉氏の存在は知らなかった)

               
               ※ 講義をする未来工学研究所の客員研究員の小泉悠(ゆう)氏です。

 小泉氏の講義の内容を正確に再現することは私の手に余ることだ。それだけ氏のロシアの軍事研究の中身は濃いものだった。
 氏の講義の前半は、ソ連からロシアへと国の像(カタチ)が変貌する中で、国の軍事・安全保障についての考え方も変遷を辿ってきたことの説明に費やされた。

 東西冷戦が終結し、ソ連邦の解体があり、ロシアの国力・軍事力は低迷を極めたが、近年国力の回復と共に徐々に軍事体制もソ連時代ほどではないが整いつつあるというのが、講義を聴いての私の粗い整理である。
 そうした中、ソ連邦は解体され、体制の変わったロシアが誕生したが、アメリカなどNATO諸国とは一線を画す安全保障政策をとっていることは周知の事実である。
 現在のロシアには過去にあったような大規模な国家間戦争が起こるという認識は薄く、またその能力もないと小泉氏は分析する。米国に抗するような国力・軍事力を持たないロシアは「戦略的抑止力」によって米国などNATO諸国をけん制する体制の構築を図っているという。そのポイントは「非対称性」ということだという。非対称性とは、軍拡を競うのではなく、戦略的に自国の安全を担保する体制のことだそうだ。ロシアが取りうるオプションとしては、「対抗」、「抑止」、「拒否」、「攪乱」、「回避」の5点があるという。

 その説明の中で私が興味を惹いたのは「A2/AD」というワードだった。「A2/AD」とは、「接近阻止・領域拒否」と翻訳されるのだが、もう少し詳しく述べると、「米国に敵対する国や勢力が用いる軍事戦略で、自国や紛争地域への米軍の接近や、そうした地域における米軍の自由な行動を阻害すること」だそうだ。
 ロシアは今、このA2/AD体制を西にも東にも築こうとしているとのことだ。

 その東側(極東地域)がまさしく北方領土なのである。
 小泉氏によると、ロシアは国後・択捉島だけにとどまらず、北東端の占守島から国後島までを防衛ラインとして、新型ミサイルを配備して「A2/AD」ラインの整備を始めているそうだ。
 そうなると、国後・択捉はロシアにとっては戦略的にもけっして手放すという選択肢はないということが透けて見えてくる。
 小泉氏の見方では、残る歯舞・色丹島については、軍事的にはそれほど重要ではないこともあり、交渉の対象にはなるかな?ということであった。
 しかし、それもプーチン大統領は日米が同盟を結んでいるということに対して相当に強固な不信感をもっていることから、難しい交渉となるのでは、というのが小泉氏の見立てのようだった。

                     
                     ※ 小泉氏の著書の一つです。

 さて、日ロによる北方領土交渉はどのような変遷をたどり、どのような落着を見るのだろうか?

そうだったのか!? 寒地土木研究所

2017-05-23 20:28:42 | 「めだかの学校」関連

 札幌にある「寒地土木研究所」が、本体である国の「土木研究所」(つくば中央研究所)より所帯が大きいということだ。国土のインフラ整備において、寒冷地であるということは相当に厳しい条件であるということを改めて思い知らされた…。

               
               ※ 豊平区平岸にある寒地土木研究所の外観です。

 5月22日(月)午後、「めだかの学校」の5月野外学習は「寒地土木研究所」の見学だった。寒地土木研究所は、札幌市の豊平区平岸の豊平川沿いのけっこう広い敷地の中に事務棟や実験棟が建っていた。

 見学のスケジュールは次のようになっていた。
 ◇寒地土木研究所の概要説明
 ◇第4実験棟(河川棟・港湾棟)の見学
 ◇第3実験棟(構造実験室)の見学
 ◇野外実験施設の見学
 ◇北海道の土木の歴史の説明

               
               ※ 概要説明を受けている受講者たちです。

 概要説明の中で、寒地土木研究所は国の土木技術を研究する機関として、つくば市にある土木研究所に含まれる機関であるということだった。(いろいろと変遷はあるようだが)
 ところがその構成人員は、本部のつくば中央研究所より、北海道の寒地土木研究所の方が、人員が多いそうだ。(職員数は全体で447人だが、うち230人が寒地土木研究所所属だという)
 研究分野の棲み分けは、つくば中央研究所が主として河川・道路の研究をするのに対して、寒地土木研究所は寒冷地に関する調査・研究・技術開発を担っているというだが、人員が中央より多く配置されているということは、寒冷地のインフラ整備が相応に難しいということを示していると思われた。

 説明の中で印象に残ったことは、◇インフラ施設の老朽化、◇寒冷地特有の条件、◇持続可能な社会の実現のための研究、などいったワードだった。
 寒地土木研究所としては、寒冷地という厳しい条件の中での施設の老朽化対策が喫緊の課題となっているようだ。

               
               ※ 河川実験施設の前で研究所員の方から説明を受ける受講者です。

 説明の後、実験施設の見学に移った。川や海におけるさまざまな自然条件の中で最適な施設の在り方を探る装置に案内された。
 続いて案内されたのは、構造実験室というところで、ここでは車が走行することによって劣化する橋や道路の状況を再現する装置のところだった。
 いずれもが、計算上の値と実験上の値を比較検証する場なのであろう。いずれもが大きな実験施設であったが、周りに人の姿はなかった。

               
               ※ 左の木枠、右の緑の水路に水を流し、さまざまな実験を行うとのことでした。

               
               ※ 川砂に水が流れたときに、どのように砂を削るのか、その影響を調べた実験の跡だそうです。

 最後に道路面上に凹凸をつけることによって、車を運転する人に注意を促す装置ランブルストリップス。さらには、道路の路側や中央分離帯に張るワイヤ状のものを工夫することによって車のダメージを吸収する装置を実物を前に説明を受けた。二つの仕組みは北海道内の道路で実用化されているということだった。

               
               ※ 路上に凹凸をつけてドライバーに注意を促すランブルストリップスという装置(?)です。

               
               ※ 路側でよくみられるワイヤーの柵ですが、その張り方や支柱に工夫を加え、ダメージを小さくする工夫がされています。

 全体を通して、とても丁寧で分かりやすい案内・説明で、寒地土木研究所が取り組んでいることの一端をよく理解することができた。
 今や国の施設においても、市民に対して説明責任を果たすことによって、理解を得ることが欠かせないことになっているのだろう。


ワンコインランチ紀行 13 寒地土木研究所食堂

2017-05-22 20:51:57 | ワンコインランチ紀行 
 厳めしい構えの国の施設でちょっと入りづらい雰囲気もあったが、敷地内に入るとウェルカムの掲示があり、まったく問題なし! メニューはとてもシンプルだったが、味はなかなかでお勧めの一つである。 

 この日は「めだかの学校」の野外学習で「寒地土木研究所」の見学が予定されていた。そこで研究所のことを下調べしていたところ、研究所内に食堂が設置されていることを知った。
 このことを知って「ぜひとも訪れねば!」と考え、早めに自宅を出て寒地土木研究所食堂に向かった。

               

 厳めしい構えの国の施設は、どうしても入りづらい雰囲気がある。寒地土木研究所も同じであったが、敷地に入り建物に近付くと、窓のところに「食堂あります! 一般の方もご利用できます」と書かれているではないか!これでハードルはグッと低くなった。

               

 建物正面入り口から入り、左手直ぐに食堂があった。個々の入り口のドアにも「お気軽にご利用ください」と、一般客ウェルカムの姿勢が表れていて気軽に入ることができた。

                     

 入ると左手直ぐに券売機が鎮座していた。それを見ると、これまでの公共施設の食堂と比べるとメニューの数がとても少ないことに気付いた。
 例によってそのメニューを紹介すると…。

               

◇日替わり定食A 550円 ◇日替わり定食B 500円 ◇お弁当 680円 ◇カレーライス430円 ◇カツカレー 530円 ◇チャーハン430円 ◇ミニカレー 250円 ◇ミニチャーハン 250円 ◇ラーメン(醤油・塩・味噌) 450円 ◇満腹セットA(ラーメン・カレー) 650円 ◇満腹セットB 650円 ◇小飯セットA(ラーメン・ミニチャーハン) 500円 ◇小飯セットB(ラーメン・ミニカレーライス) 500円 ◇かけそば・うどん 330円 ◇かしわそば・うどん 400円 ◇かきあげそば・うどん 400円 

 とこれだけだった。私は何にするか若干迷ったが、初めて目にする「小飯セットA」(500円)にすることにした。
 私が食堂に着いたのは12時少し前だったが、食堂はそれほど広くはなく、職員らしき人が数人食事をしていた。

               

 私の小飯セットは、小ラーメンとミニチャーハンのセットである。ラーメンの味を聞かれたので、無難に醤油ラーメンとした。ラーメンの場合は注文が入ってから麺を温めるためやや時間をおいて出てきた。
 ラーメンの方は、やはりこうした食堂ではスープに凝ることができないこともあってかやや物足りなかったが、チャーハンが適度に塩味で飯のパラパラ感もあり美味しかった。チャーハン単独でもかなり行けそうな味だ。

               

 昼時間となり、多くの職員が食事にやってきたが、見ていると私と同じ「小飯セットA」やチャーハン単独でオーダーする人が目立っていたようだ。きっとチャーハンは人気メニューの一つなのかもしれない。
 寒地土木研究所へ行く機会があったら、ぜひチャーハンを試してみてはいかが?
 
【寒地土木研究所食堂 データー】
札幌市豊平区平岸1条3丁目
電  話   080-4506-8633
営業時間   11:30~13:30
定休日    土・日・祝日
座  席   48席 (テーブル席)
駐車場    有(※ 許可なしでは使えないかもしれない?)
入店日   ‘17/05/22


札幌北一条教会 昼休みコンサート in May

2017-05-21 19:19:19 | ステージ & エンターテイメント
 北一条教会の礼拝堂の高く広い空間にチェロの柔らかな音色が広がった素晴らしいお昼休みのプレゼントだった。 

               
               ※ 北一条教会のステージは、聴衆の背後の二階席のパイプオルガンがあるところで演奏されるのです。

 少し時間が経ってしまったが、体験したことはできるだけレポしておきたいとの思いから、賞味期限が切れかかった話題をレポすることにする。
 5月11日(木)、我が家から至近距離にある「札幌北一条教会」の昼休みコンサートに出向いた。                

 演奏された演目は、
 ◇J.ニュートン/アメージング・グレイス
 ◇J.S.バッハ/「羊は安らかに草を食み」
 ◇N.マッテイス/マリア・アモラーサ
 ◇F.A.クンマー/二重奏曲 ハ長調OP.22-1より第1楽章
 ◇J.S.バッハ/二つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調より第2楽章
以上、5曲だった。
 いずれもが礼拝堂の高い天井に柔らかな音が響き、素晴らしいひと時だった。その中でも3曲目の「マリア・アモラーサ」という悲しげな旋律が低く響き渡る曲が、最も私の中に響いてきた。

               
               ※ 聴衆は写真のように背後から流れてくる楽曲を楽しむというスタイルでした。

 ところで、この北一条教会でのコンサートは、通常のコンサートとは少し趣が変わっている。というのも、礼拝堂に位置する椅子は祭壇に向かっているのだが、演奏者は二階の背後から演奏する仕組みとなっている。
 つまり私たち聴衆は背後からの音を楽しむことになる。オルガンが設置されている二階は手すりが築かれているため演奏者の顔や表情はまったく見えない中でのコンサートとなる。
 さらには、始めの合図もなく、曲のレクチャーもなく、いきなり始まって、予定の曲を演奏して終わり、というなかなかユニークなコンサートである。
 これが教会音楽ということなのかもしれないが、それもまた楽しである。

 ※ 演奏者については諸事情により、削除させていただきました。


北大スラブ研公開講座№4 嫌韓・反日の実態

2017-05-20 19:13:12 | 大学公開講座
 地理的にあまりにも近い近隣関係にあることから、日韓両国の間に歴史上さまざまな軋轢を産みながら今日を迎えている。抜き差しならぬ両国関係にも見えるが、この問題に気鋭の研究者が角度を変えて論じる講義を聴いた。 

 楽しみにしていた「北大スラブ研公開講座」だが、スケジュールが合わなく受講できない回が続きイライラしていたが、この回(5月19日 第4回講座)ようやく2回目の受講が叶った。
 この回は講座のテーマは「海を越え響き渡るアリランの唄 : 越境する人たちの物語」と題して、北大大学院政策連携研究部の池直美講師が務めた。

               
               ※ 講師を務めた池氏です。話す日本語は日本人と違わない流暢だったのが印象的でした。

 池氏のフルネームは、池 炫周 直美(ちー ひょんじゅう なおみ)といって、在日韓国二世の両親がカナダに移住し、そこで生まれ育った「韓国系カナダ人」というのが彼女自身の立ち位置である。
 彼女の専門は「東アジア現代政治」ということだが、そこには彼女自身のアイデンティティに因るところが大きいようにも思う。

 彼女は日韓両国で、講座等で話をする機会があるという。その際、日本では「なぜ韓国は日本を嫌うのか?」と聞かれ、韓国では「なぜ日本は韓国のことをいじめるのか?」と聞かれ、回答に窮するという。
 というのも、長い歴史の中で日韓両国は「国家間」の問題としては解決しなければならない諸問題を抱えているが、「人」として見たときにはまったく異なった模様が見えてくるとして、日本と朝鮮半島の境界を行き来した人たちを追い続けながら、この問題について考えたという。

 まず、池氏は「日本に滞在するコリア」に触れた。
 「在日コリアン」という場合、韓国籍を持つ在日韓国人と、北朝鮮とは国交がないため北朝鮮国籍が得られず事実上無国籍となっていて、特別永住者として暮らす在日朝鮮人がいるという。韓国から渡ってきて日本国籍を取得し帰化した人たちは定義上は在日コリアンに含まないそうだ。

 講座では、これら韓国から日本に渡ってきた人たちの過去の映像、そして今の暮らしを提示した。過去の映像からは、日本に渡ってきた韓国人たちが経済的に厳しい状況下での生活を強いられていたことを写し出した。
 しかし、現在は韓国人としてのアイデンティティを失わぬよう故国の文化も継承しつつ、日常は日本人と同様の生活をしていることを大阪・生野のコリアタウン、札幌の朝鮮人学校の様子を写し出すことによって強調した。

                    
                    ※ 大阪・生野のコリアタウンの入口に立つ大門です。

               
               ※ コリアンフェスティバルで韓国の民族舞踊を踊る人たち?

 一方、「韓国に残っている『日本』」として、韓国慶尚北道慶州市にある「ナザレ園」が紹介された。ナザレ園は、韓国に渡っていた日本人女性たちの中で戦後日本に身元引受人がいないため帰国できなかった人たちを収容した施設で、現在はそのまま養老施設となっているところである。現在、7名が入所しているとのことだが、この施設は日本の社会福祉法人と韓国の老人福祉協会の方たちの尽力によって設立・運営しているとのことだった。

               
               ※ 韓国・慶州市にある「ナザレ園」の建物です。

 また、慶州市の近くの浦項(ぽはん)という港町には植民地時代に多くの日本人漁師やその家族が居住していたということだが、今現在もその当時の建物が保存され有効に活用されていることを写し出してくれた。

               
               ※ 浦項の街に残る日本家屋をカフェとして利用している建物だそうです。

 さて、池氏は講義の最後に朝鮮を代表する民謡「アリラン」の歌詞を提示して終えた。その意味するところは何か? 講義のテーマも「海を越えて響き渡るアリランの唄」である。このことについて、池氏は直截的には語らなかったと記憶している。彼女は講義の最後にこの唄を配することで何を言いたかったのだろうか?

 彼女が提示した「アリラン」の歌詞である。

 アリラン アリラン アラリよ、アリラン峠を越えて行く
 私を捨てて行かれる方は、十里も行けずに足が痛む。

 アリラン アリラン アラリよ、アリラン峠を越えて行く
 青い空には小さな星も多く、我々の胸には夢の多い。

 アリラン アリラン アラリよ、アリラン峠を越えて行く
 あそこのあの山が白頭山なんだね、冬至師走でも花ばかり咲く。
 

大谷地界隈散策

2017-05-19 20:23:10 | 札幌(圏)探訪
 好天に誘われ、地下鉄大谷地駅界隈を散策した。大谷地の森、北星学園大学、そして謎の教会風の建物と…。ところが、スマホのスマート(?)な機能が私を戸惑わせることになった。 

               
               ※ 緑いっぱいの「大谷地の森」、「北星学園大学」付近の白石サイクリングロードです。

 5月18日(木)、ワンコインランチ紀行で「札幌交通局本局食堂」を訪れたことは昨日レポしたとおりである。昼食を終えた後、あまりにも良い天気だったので周囲を少し散歩してみることにした。
 スマホのマップアプリを開き、大谷地駅周辺を見てみると、駅の近くに「大谷地の森」が広がっていた。けっこうな広さがあるようで興味を抱き、訪れてみることにした。

               
               ※ 一見、素晴らしい森に見えたのですが…。

 「大谷地の森」は白石サイクリングロード沿いにあった。サイクリングロードから小さな崖を上がったところに「大谷地の森」は広がっていた。
 周囲は道路に囲まれているものの、そこには静寂の森があった。そして森の中には「大谷地神社」も鎮座していた。大谷地の森は、社の森でもあった。
 しかし、森の中を散策しようと思って歩き出すと、直ぐに行き止まりになってしまった。
 意外に敷地が狭いことが判明した。
 「?」と思ったのだが、原因が判明した。スマホのアプリの場合、指先の操作で自在に縮尺が変わるのである。私は縮尺を小さくしてマップを見ていたため、想像以上に森を広いところだと勘違いしていたようだ。スマホのスマートな機能に惑わされたということである。

                
               ※ 大谷地の森の中には「大谷地神社」が鎮座していました。
           
 あまりにもあっけない「大谷地の森」散策だったので、サイクリングロードの向かいにある「北星学園大学」のキャンパスを訪れてみようと思った。
 北星学園大学の正門に向かっている時だった。突然、周囲の景色にはそぐわない白亜の大きな建物が目に飛び込んできた。「何だろう?」と傍に寄ってみると、「末日聖徒 イエス・キリスト教会 日本札幌神殿」と記した門があった。
 教会の建物のようであるが、市内で目にする教会の建物とは一線を画すような堂々たる造りである。
               
               

 帰宅して調べてみると、どうやら日本では通称「モルモン教」と言われている教会(神殿)のようだ。日本には約10万人の信者がいて、札幌の神殿は2016年(昨年)完成した新しい施設で、全国三番目の神殿だということだ。

               


 その神殿の道路向かいに「北星学園大学」のキャンパスが広がっていた。
 北星学園大学の正門に至ったとき、警備員が物々しく突っ立っていた。脇には「関係者以外が大学内に入ることを禁ずる」という立札が立っていた。
 これはまずいと思いながら、警備員に尋ねた。「関係者以外は立ち入れないのか?」と…。
 警備員は残念そうな表情を浮かべながらも「立ち入ることはできません」との回答だった。私は食い下がった。「訪問者カードのようなものを下げて、敷地内を見学することのかなわないのか?」。警備員の答えは同じだった…。
 う~ん。これだけ様々な事件が勃発する物々しいご時世では、大学側が警備を厳重化しようとすることも致し方ないことなのかなぁ~、と思いつつも、残念な傾向であると私は思う。
 地域と共に、地域を活かす、地域に愛される、etc.…、などのフレーズは、大学にとって欠かせぬ理念の一つではないだろうか?それは自ら門を閉ざすとは…。
 何か良い解決策はないものだろうか???

               

 キャンパス訪問がかなわず、地下鉄大谷地駅へ戻るため、再び白石サイクリングロードを戻った。札幌自動車道(高速道路)と交差するトンネル内には、数年前に地域住民などの手によって作成されたモザイクアートが壁面いっぱいに描かれていた。
 費用もかかったかもしれないが、暗くて寒々としたトンネル内が温かな空間に変身したように思えたモザイクアートだった。

               

               

               

ワンコインランチ紀行 12 札幌交通局本局食堂

2017-05-18 15:46:09 | ワンコインランチ紀行 
※ ちょっとチープなカテゴリー名であるが、私のような年金族には相応しいカテゴリーともいえる。比較的安価にランチを提供している役所や会社の職員食堂を中心にワンコインでランチを食せるところを探訪してみたい。 

 メニューの豊富さは、これまで訪れた食堂の中では断トツではないだろうか?しかし、残念なことにご飯類は他よりは若干高めの価格設定で、ワンコインで食せるものが少なかったのが少々残念だった。 

 市内の区役所食堂を制覇して一息ついていたが、まだまだ公共の食堂はある。再び探訪を開始することにした。まずは札幌市関係で残っている交通局の二つの食堂である。
 今回はちょっと遠かったが大谷地まで遠征して、札幌市交通局本局食堂を訪れた。

                    
                    ※ 地下鉄大谷地駅の改札を出ると、写真のような出口案内があり、出口3の最初に「札幌市交通局」が案内されている。

                    
                    ※ 出口3に向かって進むと、地上に出る前に写真のような案内があり、ビルの中に入るようになっている。

 本局を地図で確認すると、地下鉄大谷地駅から離れているようだったので、不安だったが、現地へ行ってみると、やはり札幌市地下鉄の本局である。しっかりと地下鉄大谷地駅と直結していた。
 地下鉄3番出口から地上へ出ることなく、地下1階部分から局舎に入り、入ってすぐが本局食堂だった。これは部外者でも気楽に入ることができる。

               
               ※ ビルのドアを開けると、直ぐに札幌市交通局の本局食堂がある。

 食堂のつくりは、例によって例のごとく、という感じで入口にメニューのディスプレイ、その横に券売機という感じで、区役所食堂と同じ感じである。
 違っていたのはメニューの豊富さである。それでは例によってメニュー一覧を羅列する。

               

               

◇ぴっくりランチ 550円 ◇バランスランチ 580円 ◇昼食膳680円 ◇幕の内弁当580円 ◇おすすめランチA 600円 ◇おすすめランチB 650円 ◇ワクワクランチ 580円 ◇トクトクランチ 500円 ◇おまかせランチ 530円 ◇カレーライス 450円 ◇カツカレー 600円 ◇エビカレー 580円 ◇ハンバーグカレー 620円 ◇唐揚げカレー 590円 ◇あんかけ焼きそば 600円 ◇広東麺 600円 ◇醤油ラーメン 480円 ◇味噌ラーメン 500円 ◇塩ラーメン 480円 ◇中華丼 600円 ◇かつ丼 600円 ◇海老丼 590円 ◇ラーメンセット(醤油・味噌・塩) 650円 ◇チャーシュー麺(醤油・味噌・塩) 630円 ◇担々麺 580円 ◇冷し担々麺 580円 ◇もりそば 400円 ◇かけそば・うどん 400円 ◇ざるそば・うどん 450円 ◇月見そば・うどん 480円 ◇きつねそば・うどん 480円 ◇鍋焼うどん 600円 ◇冷しラーメン 590円 ◇おすすめラーメン 580円 ◇カレーそば・うどん 500円 ◇たぬきそば・うどん 500円 ◇冷したぬきそば 500円 ◇温・冷し納豆そば 520円 ◇天ぷらそば・うどん 600円 ◇ハーフラーメン 350円 ◇ハーフ中華丼 450円 ◇ハーフカレー 350円 ◇ハーフカツカレー 400円 ◇ハーフ海老カレー 450円 ◆メガカツカレー 800円
 ※ その他にご飯もの・麺類の大盛券、特盛券、さらにはたくさんのサイドメニューがあった。

 これだけメニューが豊富だと目移りするが、よく見るとご飯ものはほとんどすべてが500円オーバーの価格設定になっていた。ワンコインで食せるのは、ラーメン・そば・うどんなどの麺類とカレーライスだけである。唯一500円の価格となっていたトクトクランチ500円はなぜか販売停止の×印が付いていた。
 さあ、迷った私は前回すでに禁を破っていたので、ここでも掟破りで「おまかせランチ」(530円)にすることにした。(それでもワンコインにかぎりなく近い価格を意識した)

 私が食堂に着いた時は、11時30分でお昼時前だったので、食堂内は閑散としていて、早飯組(?)の数人が食事をしているだけだった。

               

               

 さて、「おまかせランチ」であるが、内容は豚肉の野菜炒め(モヤシ・キャベツ・ニンジン)と冷や奴とお新香、ライス、みそ汁といった内容だった。
 味の方はまあまあといったところか。独身時代にこの程度であれば私も作っていたというレベルだった。ただ、他の方のレビューでも触れていたが、ご飯の盛りはかなり多めという感じだった。
 食事をしていた人たちは作業服姿が目立ったが、本局には整備工場も併設されていて、その方たちの食が良いせいかもしれない。

               

 気楽に入ることができる食堂であるが、食後に地下鉄大谷地駅に続くショッピングセンターを散策していたら「ワンコインでランチできます!」と掲示されているところもあったので、一般のお客にはあまり利用されていないのかな?と思われた。
 
【札幌交通局本局食堂 データー】
札幌市厚別区大谷地東2-4-1 札幌市交通局本局 B1F
電  話   011-894-9400
営業時間   11:00~14:00
定休日    土・日・祝日
座  席   110席 (テーブル席)
駐車場    有
入店日   ‘17/05/18