地元の広瀬川の釣り場を紹介する前に(とはいっても、家の前の私がよくいく釣り場ですが)、広瀬川について総論的な説明を簡単にしておきます。もちろん本の受け売りですが。
「都市内河川の多くが、その下流域に市街地が開かれているのに対し、広瀬川は、中流域の(河岸)段丘面に市街地を有することから発達した瀬と淵、自然崖等独自の独自の景観と河川生態系を都市内で見ることができる数少ない河川」ということになります。
広瀬川は、名取川水系の最大の支流で、流程はほぼ50km、山形県境の1500mの山が水源で、標高差は1500m、急峻な勾配が特徴で、中流域が短い、短距離ランナー型の河川。
流域面積は、名取川との合流点までで316平方キロメートル、河口から源流までとすると360平方キロメートル。
更に特徴的なのは、源流から名取川合流点、さらに合流後太平洋に注ぐまでの間が仙台市という一つの行政体のなかで完結していること(昭和62年に周辺の町と合併したためです。ただし、河川の管理は、下流部が国土交通省で、上流部が宮城県となっていて、仙台市は管理者とはなっていません)で、短い中流部は、市街ビル群を縫うように流れており、景観的にも仙台のシンボルの川となっています。
なんやかんや言いながらも、私は広瀬川が大好きですし、川のない生活なんて考えられません。
川は何処の川でも好きですが、川の流れ、せせらぎ、川の空気、川の匂い、草木や空との調和、それらと一体となった鳥の動き、そして散歩する人びと、川に立ちこみ、川と一体となった釣り人が大好きです。