鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

えげつない!

2008-03-13 23:20:04 | 小国川

 昨日は、飲んできたためブログは休みました。

 ビールと焼酎です。

 

 昨日の地元の新聞記事です。

 「山形県 ダム賛否 個人名色分け」

 「国に提出 地元漁協役員のリスト」 という見出しです。

 

 それによると、去年6月に国への予算要求の際に作成した説明資料の中で、建設に反対する地元・小国川漁協の役員14人の賛否リストを作っていたということです。

 しかも、本人の同意を得ることなく、資料に掲載していたとのこと。

 

 なぜ分かったか。共産党県議団が国土交通省と県に情報開示請求したために分かったものです。

 資料は、国土交通省の概算要求ヒアリングのために作成したもので、役員14人の名簿を載せ、ダム建設賛成派、反対派、賛否不明に分類したそうです。

 何をもって、賛成、反対、不明としたかは、つまり判断基準は、「漁協との折衝や公聴会での発言に基づいた」といいます。

 

 察するに、この資料は予算要求に必要な必須の資料ではなく、あくまでも事情を説明するためのものであり、「漁協の役員全員がダム建設に反対ではない」ということを国土交通省に知って欲しかったというのです。

 

 山形県として、自分たちの側だけで、自分たちの判断基準だけで、役員を色分けする。しかも本人への確認もなく。

 役員一人一人に賛否を問い、きちんと回答をもらい、しかもそれを国に資料として提出するということの了解をとるべき事案でしょう。個人の思想信条に関わる問題です。

 県民サービス推進課では、「公の場」で本人が賛否を明確にしていれば、本人の承諾がなくても個人名の使用は可能だが、県と漁協との非公開に折衝などは「公の場」には含まれない可能性がある、という解釈です。

 

 何という姑息な、えげつないことをするのでしょうか。この分では、国には提出しないけど、もっともっと個人情報に属する情報、たとえば14人の役員の家族構成から、配偶者や祖父母の考え等も収集していたりして、と考えるのは飛躍しすぎでしょうか。

 行政は一度決めたことは何が何でも、何年経とうが実行する習性を持っているということはもう国民は分かっているはずですが、そのためには、反対派の切り崩しのためには、やれることは全てやる、なんでもやるということを肝に銘じておかないと、いつ足元を掬われるか分かりません。ゆめゆめ油断すまじ、です。

 

 写真はうちのシクラメンです。先週撮影しました。綺麗なものです、あなたのように。

コメント (1)
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