今日の朝日新聞の「男のひといき」
これをさっきまで「男のひととき」とばかり思っていました。
思い込みは恐ろしいものです。
岐阜県の主婦ならぬ主夫(35歳)のひとの投稿です。
読んでいて昔々のことを思い出してしまいました。
投稿の内容は、6歳の息子を保育所に迎えにいくと、「パパー、大好き」といって、満面の笑みで両手を大きく広げて走ってくる。 主夫も両手を広げて、息子をぎゅっと抱きしめる。
そのあまりの可愛らしさに、「時間がこのまま止まってほしいと思うことがある。」「成長を願う気持ちと、手の掛かる幼児期のままでいてほしい気持ちが交錯する。」と書いています。
分かります、分かります。そういう素晴らしい幸せの一時を過ごせればこそ、その後の親子の難しい関係も乗り越えることができるわけです。
私のときも、時間の関係で息子の保育所の送り迎えは専ら私でした。
朝は慣れるまで、毎日泣かれ、それでも保母さん(と、尊敬と感謝を込めていわせてもらいます)は毎朝きちんと抱っこして親を見送るのです。いってらっしゃいといいながら、出勤する親の姿を子どもに見せるのでした。
お迎えのときは、大体子どもたちはホールに集められて、集団で遊んだり、保母さんと遊んだり、紙芝居を見せられていたりしていました。
ホールの入り口に立つと、子どもは目敏く親の姿を見つけます。そうすると、息子は立ち上がって、「先生さようなら、みなさんさようなら」とあいさつをして、入り口に立つ私に向かって走ってくるのでした。
その後の様子は、投稿と似たようなもので、「パパー、大好き」という言葉はありませんが、一直線に私に向かって走ってくるので、その息子を膝をついて受け入れ、抱きしめ、背中をパタパタ叩きながら、「ただいま~」といい、手をつないで部屋に入って、個人の荷物を持って、自転車に乗せて帰宅するというものでした。
そんなことを改めて、新聞の投書が思い出させてくれました。
”子どもは3歳までに一生分の親孝行をする”
”こども嫌うな来た道じゃ、年寄り嫌うな行く道じゃ、過ぎて悔やむな人生は”
私のモットーです。