今、午後10時52分。
テレビでは北京オリンピックの各国選手団の入場式を放映しています。
既に日本は入場しています。
それにしても、開会式の様子を見ましたが、びっくり、圧倒されました。これだけの内容の出し物をこれでもか、これでもかと繰り出す。平々凡々の人間にとって、よくもまあこんなことを考え付くものだと、ほとほと感心するばかりです。
中国にとっては国威発揚の願ってもない好機なので、国力総出で練りに練った演出をしたのでしょうが、頭のいい人はいるものです。思いつくだけでも凄いと言わざるを得ません。
豊かな発想をして、それを実現させる、失敗が許されない一発勝負の晴れ舞台で、自分の思い描いたように人や物を動かす、そして見る人たちを感動させる。本人にとってはたまらない状態でしょうね。
そして日本では夏の高校野球甲子園大会が熱を帯び、連日熱戦が展開されています。今日は宮城県代表の仙台育英高校が4対1で勝って、2回戦に駒を進めることができました。
それは地元の人間にとって、率直に嬉しいものです。 2回戦といわず、ずーと勝ち進んで欲しいものです。 でも・・・
テレビでも少し放送されましたが、朝日新聞ではほんの小さな記事だけで、何の解説もコメントも載ってはいませんでした。
「虐待被害児 最多166人」 「上半期、警察庁まとめ」という見出し。
記事によると、2008年の上半期での虐待事件は162件、逮捕・送検は165人。虐待の内容は、身体的虐待が120人、性的虐待34人、ネグレクト12人で、死亡した児童は29人だそうです。前年同期より11人も多いそうです。
また、児童ポルノの被害児童は、前年同期36%増えて、165人。
オリンピックや高校野球の取り扱いとは比べ物にならないくらい小さい扱いです。 でもこれでいいのでしょうか。 とってもやりきれない思いで一杯です。
子どもたちが大事にされていない日本の現状を如実に表していると思います、少子化が大きな問題とされていながら、現実は子どもにとっては厳しいものになっています。