昨日は澱橋上流で稚鮎のあぶらびれのカットの様子をお知らせしました。今日はカットされた鮎の放流ではなく、普通の稚鮎の市街地を流れる広瀬川での放流についてのお知らせです。写真はいずれも18日のものです。
1枚目の写真は、鮎を運搬してきたトラックのドアに貼られていたステッカーです。何でも早朝東京は奥多摩のほうに鮎を運搬しての帰りとか。だからきのう紹介したトラックとは異なります。
「鮎 MIYAGI-AYU-KOUBOU」と書いてあります。中新田から来たトラックです。
次の写真は運んできた稚鮎を大きなバケツに移す作業の様子です。この荷台の若い青年は手に持っている網でどのくらいの分量の鮎が入っているか分かるそうです。この網の3回分で10キロとか分かると言うことです。若いけど長年の経験?と言うことなのでしょうか。
網ですくうやり方と、下から太いビニールのホースで網に受けながらのやり方と二通りのやり方があります。要は上から網ですくうことが難しくなったら、下からホースで流すということです。網で受けた鮎を隣のバケツに移します。そしてそれを二人で川に持って行って放流するわけです。
放流の仕方も雑に離すのではなく、バケツを上流に向けて鮎を川に、川の流れに馴染ませながらゆっくりと放流します。上流に向けないと、すぐに下ってしまうとのこと。
川に放たれた稚鮎はすぐには泳がずに、少しの間その場に留まり、その後ゆっくり流れに向かって泳ぎだします。放たれたばかりの鮎はやけに白っぽく見えました。それでも元気に泳ぐ姿は嬉しいものです。思わず口元が緩んでしまいます。早く元気に大きくなれよと語りかけたくなります。
午前中は澱橋上流に放流しましたが、午後からの放流場所は、追廻、花壇、米ヶ袋、霊屋橋下流、赤門、牛越橋上流で、その順に25キロから50キロを放流しました。
牛越橋は下流域に放流すればいいのに、こともあろうに上流域に放流するのです。牛越橋上流域は7月1日の解禁から投網ができるのです。なんでそんなところに養殖アユを放流しなければならないのか!!可笑しい、怪しい。面白くない。願わくば放流した鮎は下流に下って欲しいものです。