昨日の夜、一時的にものすごい土砂降りがあり、早朝も夜よりも強い集中豪雨がありました。ともに時間的には短くて助かっていますが、それにしてもこの天候の急変、激変には困ったものです。何とかならないものでしょうか。こんな豪雨が夜に数時間も降り続いたりしたら、どんなに怖いことでしょう。
今日は休みでした。平日の休みというのはいいものです。というわけでこの前行けなくなった映画を見に夫婦で行って来ました。時代劇アクション映画、「十三人の刺客」です。
全編 血 で染まっています。
50数年前の映画のリメイク版とかですが、まあ、それにしても激闘シーンがこれでもか、これでもかというくらい続きます。延々と続きますが、これ以上長いと飽きてきたかも。丁度いいところで終わったか、いい時間の配分といえるでしょう。
でも、個人的にはもっと屋根の上からのシーン、弓矢等を使っての攻撃シーンがあってもよかったのではと思いました。何しろ多勢に無勢ですから。チャンバラ(といっては失礼か)のシーンはもちろん迫力満点で、決してきれい事ではすませず、泥臭い戦闘シーンであり、それだけに真実味が増し、迫力もでてきます。
映画では13人のそれぞれの闘い、戦いを丁寧に描いていますが、またそれぞれ個性的、かつ魅力的な13人ではありますが、この映画の主人公は何といってもこれ以上のない最悪の暴君役の稲垣五郎でしょう。鬼気迫る演技、というのではなく、淡々と冷静に演じながらもそこに無感情、冷徹さが貫かれ、それだけに冷酷非常さ、異常さが浮き出てきます。最後のシーンでは人間らしい表情がでてきますが。一人の悪役が13人の正義役を完全に食っています。
スマップのなかで一番地味で活動も少ないような彼、稲垣五郎がここまでの演技を見せるとは只者ではない、近い将来大きく飛躍するのではないでしょうか。そんな期待が持てる男です。今後が楽しみになってきました。今後どのような使われ方をするのか、興味が出てきました。でも、濡れ場はまだ無理だろうなあ。
最後のシーンですが、私は切られた首は一回りして厠へ落ちるのかと思ったのですがそうはならなかったですね。落としたらもっと面白くなったといえないでしょうか。
これから年末にかけて面白そうな時代劇が登場するようです。
乞う ご期待!!