賢明な皆様方であれば結果については、いまさら聞くまでもない! とお思いでしょう。 その共通した思いを断ち切る、大どんでん返しをすることができない自分を不甲斐ない男よのう と軽蔑したくなります。 なりますが、軽蔑はしません、自分は可愛いものです。 ナルシスト、そうです、男はみんなナルシスト!なのだ!!
きのうは7月7日、七夕です。仙台地方は旧暦の8月に盛大に七夕祭りを開催します。だから7月7日の七夕という思いは全くありません。 そしてきのう7日はシマノのジャパンカップ鮎釣り選手権 東北大会の開催日でした。 参加しました。 参加することに意義があるから。結果はあとから付いてくるものです。 なんて自分に言い訳なんかして、・・・。
写真はきのうのものです。 毎年同じ写真を見せられているみなさん、少々ご辛抱の程を。
上下の写真は大会会場の小国川の上流と下流です。 とっても幻想的です。 増水しているのがお分かりでしょう。 水墨画の世界です。
臨時駐車場の一関大橋の河川敷もいつしか車に埋め尽くされます。
それにしてもみなさんいいお車をお持ちで、羨ましい限りです。
番号の書かれている封筒を引きました。 106番 そうです、91番以降の番号を引いた人は下流域が戦場です。 釣り友も私も3ケタの番号でした。 幸いにも私はオトリ配布が早い番号でした。
若い人の中にはオトリを受け取った後走る人がいます。 大会の前の説明会では、移動は「徒歩に限る」となっています。 私はこれを勝手に『歩いて移動せよ』という風に解釈しています。 だから自分に言わせれば”走る”ことは禁止事項なのです。 虚しい主張ですが。
省エネも兼ねて上下の境界線の下流100メートルくらいの本流は荒瀬。中洲の向こう側はチャラ瀬というところのチャラ瀬の下流近くに入りました。 でも増水のためチャラ瀬とは言い難い場所でした。
上が上流側、下は下流側。
ここが私が陣取った場所の向かいの様子です。チャラ瀬ではないです。
ここに入ったのは午前6時30分頃です。 水温は17.5度くらいでした。 暖かいとはとても言えません。水はやはり冷たいです。 そこで約30分立ちながら開始の合図を待ちます。この時間が長いのだ!!とっても長く感じてしまう。
竿は敬意を表して、シマノの珪石90-95にしました。 水中糸は複合メタルの0.06号です。 ハリはやや大きめの6.5号くらい(もしかして、7.0号かも?)。
まあ、オトリはよく泳いでくれました。小国川の養殖オトリはあまり芳しい評判ではありませんが、健気にも元気に泳ぎ回ってくれます。 波立ちの下流を泳がせていた時、何か知らないがもそもそしたような動きがあり、目印が右岸側に移動したように感じました。 竿を立ててみたら、何となんとナント 掛かっていました、鮎が、アユが。
小さい、こまい。時に7時10分です。 この分流付近では一番早い掛かりかもしれません。 慎重に引き抜きましたが、無事タモまで飛んできてくれるか不安なようなチビ鮎でした。 でも1匹は1匹、ダイワのように10センチ以下とかいう決まりはありません。 もっともいくら小さいとはいっても、10センチオーバーでした。
小さすぎたので、オトリは引き続き養殖ものにしました。 そしたら7時15分、今度は優しいけれどはっきりとした当たりが手もとに伝わりました。 白波の石の上流側でした。 これも無事キャッチ。 これで2匹目。 よし!いい調子だ!!この分ならもしかして予選を勝ち抜けるかもしれない!!!当然誰でもそう思いますよね。 オトリを交換します。
でもその後当たりは遠のき、3回目の当たりは7時45分頃です。 3匹を釣りましたが、周りの釣り人にもアユは掛かり始めています。 少々焦ってきます。ペースが遅い!!焦ってもどうしようもない。 ここで移動したら住所不定のジプシーになってしまって、泥沼に嵌ってしまう。じっと我慢して、できる範囲で上下にも少しずつ移動しながら竿を操作します。
4匹目は9時10分でした。1時間以上も掛かってしまいました。 その間掛かったのは””根掛かり””ばかり。 3,4回も根掛かりがありました。調子がいい時は根掛かりはないか少ないですが、悪循環に陥ると根掛かりも多くなります。 オトリ鮎を代えたりして何とかもう1匹、せめて5匹は釣りたい!!目標 5匹(何といじらしい数値でしょう)。
現実は厳しく私の上下のエリアにも食い込まないと駄目かも?と思いつつ下流側に下竿で泳がせます。そしたら9時40分、掛かりました。でも下竿です。どうせなら強引に引き抜けばよかったのですが、後悔は先に立たず。 慎重になり過ぎて、オトリはバウンドしたときにハリから外れて水中に戻っていきました。これが後々重大なことに???
それで10時まで戻らないといけませんので、試合は終了とし竿を畳みました。 結局は掛けた鮎は5匹なれど、キープは4匹、オトリ2匹を加えて6匹がきょうの釣果となります。微妙な?数値です。
検量所へ戻るのに流れに抗して歩くのはそんなに深くなくても重労働です。体力の衰退を感じざるを得ません。 ということで今年のシマノの大会は終了です。
Bブロック下流側の成績上位者です。 19匹です。 どこでそんなに釣っているのか?8匹の釣果の6人はじゃんけんで一人のみ勝ち残ることになりました。 私はバラシがなくても7匹で、決勝には届きませんでした。
決勝戦に出場している選手たちです。オトリを受け取って思い思いの場所に陣取ります。いつものことですが、みんな右岸を狙います。 左岸にもいないことはないと思うのですが、よほど天邪鬼でなければ左岸側では竿を出しません。
考えてみれば鮎は押しも押されない天邪鬼の鮎です。 鮎と言えば天邪鬼の代表名詞? 鮎釣り師ならば左岸で竿を出してみろと声を大にして言いたいですね。負け犬の遠吠えですが。
今回のシマノの大会ではもう一つ楽しみなことがありました。この拙いブログの愛読者ならお分かりかと思いますが、そうです、”ベテランアングラー賞”です。65歳以上の””特権””です。
結果の発表です。
ベテランアングラー賞にはAの62番の人が選ばれました。 私はBの106番。 釣果はともに6匹ではありませんか!!同じ釣果です。でもnewoneは落選。試合前の説明で、同匹数のときは番号の若い人が優先とか言っていたような気がします。 となると、やはり後悔が出てきます。 そうです、9時40分の下竿で掛かったあの鮎です。 これをキャッチしておけば、間違いなく問答無用でnewoneが 『ベテランーアングラー賞』 を受賞していたことでしょう。 いまさら何を言っても始まりませんが。 1匹1匹を大事に扱わなければ行けないということです。
でも最後にちょっとだけいいことがありました。お楽しみ抽選会でこれが当たりました。
70センチの傘です。 まあ、せいぜい川に行くときに使いましょうか。大きいから使い勝手があります。
長くなってしまいました。きょうはこの辺で。