
前回のつづき。
川苔山山頂でしばらく過ごし、次に向かうはテン場。遅めの出発で紅葉を見ながらののんびりペースだったこともありあたりの気配は夕方の入り口といったところ。日も短い季節なので早めに行動を切り上げ今夜の寝床の準備をした。
そして暗くなる前には夕食の準備もあらから済ませ、宴会突入~!


いつもはいろいろメニューを考えて参加者全員が同じ物を食べることがほとんどだが、今回は急遽決まった山行の為食事は各自。それでもキャンドルランタンの灯りの前で車座になり酒を飲みながらたわいもない話をするだけで十分だ。
あたりもすっかり暗くなり、しんと静まり返った中、かん高い鹿の鳴き声。空を見上げていたら流れ星がキラリ。
夜中に空を仰ぐと二十日頃の月がポッカリ出ていた。全てが秋の夜である。
つづく。