今朝、仕事前の早朝サイクリングで多摩湖自転車道を走った。思えば出勤前のサイクリングは今年初めてで、日の出を拝むのも本年最初のことだった。
今朝の富士山はことのほか美しく、私としての初日の出を彩るには十分すぎるほどだった。気分よく狭山湖堰堤での時を過ごし、家に向かうべく来た道を引き返した。
狭山湖堰堤を抜け、多摩湖へと続くユネスコ村あたりの一般道を走っていると私の前を古いランドナーかスポルティーフに跨る初老の男性が目に入った。家路を急ぐ私よりずいぶんゆっくりのペースで走っているようで、追い抜くのは時間の問題、気分よく挨拶しようと後ろを走っていた。そしてその自転車が私の前方十メートルぐらいになった時に、私の自転車のフロントディレイラー付近から「カチャカチャ」と異音がしたので一瞬下を見た。
そして…、その約一秒後再び前を見ると直前まで私の前を走っていたはずの初老の男性の姿がどこにもないのだ。ユネスコ村の前は一本道で見とおしもよく、駐車場もあるがそこにも姿はない。あたりを眺めて見ても何処にもいない。
「ハテ、どうなっているのだろう?」と思いつつもそれ以上あたりを探す気にはなれず、そのまま帰宅してしまった。
この話しはここで終わりで、結局その初老の男性を見つけることは出来なかった。今になって思い返すと、もしかして二~三十年後の自分が現れていたのではないかと考えている。未来の自分を追いかける2006年を生きる私、追いつきたいような、しかし追いついてしまったら困るようなそんな今朝の出来事だった。
今朝の富士山はことのほか美しく、私としての初日の出を彩るには十分すぎるほどだった。気分よく狭山湖堰堤での時を過ごし、家に向かうべく来た道を引き返した。
狭山湖堰堤を抜け、多摩湖へと続くユネスコ村あたりの一般道を走っていると私の前を古いランドナーかスポルティーフに跨る初老の男性が目に入った。家路を急ぐ私よりずいぶんゆっくりのペースで走っているようで、追い抜くのは時間の問題、気分よく挨拶しようと後ろを走っていた。そしてその自転車が私の前方十メートルぐらいになった時に、私の自転車のフロントディレイラー付近から「カチャカチャ」と異音がしたので一瞬下を見た。
そして…、その約一秒後再び前を見ると直前まで私の前を走っていたはずの初老の男性の姿がどこにもないのだ。ユネスコ村の前は一本道で見とおしもよく、駐車場もあるがそこにも姿はない。あたりを眺めて見ても何処にもいない。
「ハテ、どうなっているのだろう?」と思いつつもそれ以上あたりを探す気にはなれず、そのまま帰宅してしまった。
この話しはここで終わりで、結局その初老の男性を見つけることは出来なかった。今になって思い返すと、もしかして二~三十年後の自分が現れていたのではないかと考えている。未来の自分を追いかける2006年を生きる私、追いつきたいような、しかし追いついてしまったら困るようなそんな今朝の出来事だった。
未来の自分・・・見てみたいような見たくないような・・。
でも・・・暗くなってからの出来事だったら・・・
怖いの苦手なんでこれ以上考えないようにします(汗)
でも夜の多摩湖自転車道、真っ暗でナカナカですよ。私は一度走り、もうやめました。
あるんだよ・・・水辺の早朝は。
結構その筋の輩の間では常識らしい。
その手の話は嫌いじゃない。
まぁそれほどホラー的なお話として書いたつもりではないんですけどね。
私はなんだか幻想的なえぇ話しやと思いましたよ。
目に見えることだけが全てじゃないじゃないですか。
現在過去未来、目には見えなくてもみんなその存在、知ってるじゃないですか。
不思議なことが起こるってすっごく楽しいことだと思う。
(おばけは見えなくていいと思うけど.笑)
そしてこれから、再び同じ場所を走って来ます。
また会いたいような会いたくないような…。