前のジャガイモを掘ってから、約2週間過ぎてしまったが
ようやく「アンデスレッド」と「インカの目覚め」を掘ってみた。
特に「アンデスレッド」においては、ようやく花が終わったって感じで
茎もしっかりと残っていて
だが掘ってみると、意外と大きく育って、何と丸い形のサツマイモのようだった。
アンデスレッド
国内で選抜育成された品種で、花は赤紫、芋は扁卵形、皮は紅色
肉質は黄色で一部淡紅色に染まっている。
でんぷん含有量は男爵並みで粉質で、紅色は抗酸化力のあるアントシアニン。
滑らかな舌触りはポテトサラダ、ポテトフライに最適のようで
赤い皮の部分を少し混ぜ込んだコロッケなど面白いかもしれない。
インカの目覚め
インカの目覚めは、原産地のアンデス地域で独特の食味と風味を有することから
高値で取り引きされている小粒種を
日本のような長日条件でも栽培できるように改良してきた品種だ。
食味は、ナッツや栗に似た独特の風味があり
「栗」、「サツマイモ」のようだと評する人が多い。
煮くずれが少ないので煮物に適しているが
ポテトチップやフライドポテトにも向くらしい。
独特の肉色を生かしたアイスクリーム、ケーキ、甘納豆等などにも出来る。
お菓子好きな私としては堪えられないジャガイモの一品だ。
それにしても、相変わらずに蒸し暑い一日だったが
夕方に少し涼しげな風が、汗ばんだシャツを通して急に冷たく感じて
もう 秋の気配が密かに忍び寄っているのかもしれない…。
目に映ったコスモスの花が、そう語っているような気がした。