寒い一日だったが、確か去年はすでに雪が降っていたはず…。
やはり暖冬の影響なのか、まだ雪らしい雪は山の頂だけに留まっているようだ。
遠く磐梯山は厚い雲に覆われ、すっかり姿を消している状態で
周りの景色はモノクロームの世界と化した一日だった。
相変わらずヒメの散歩と買い物だけで一日を終えてしまう…。
なんだか体に澱がたまっていくような
動かないからだろうな~コタツムリを決め込む。
が、ふと思い出して、今日はばぁちゃんも居ない事だし
昨日は遅くまで残業だった息子はいつ起きてくるとも分からなくて
本格的に雪の降る前に、去年行ったあそこへ行ってみようと
今だノーマルタイヤのわが車では遠出は出来ない…。
市内より車で30分弱、会津坂下町の駅前にある冬に咲く桜の木。
まだ、ほんの少ししか咲いていなかったが
紛れもなく啓翁桜…冬に咲く桜。
こじんまりとした駅のすぐ脇に、坂下町出身の春日八郎氏の銅像と共に
樹齢何年くらいだろうか…とても大木とは思えない木で
そんな雨に濡れた枝に三つ四つと白く淡い桃色の桜が咲いていた。
もう少ししたら、もっと咲くのだろうか…霙混じりの雨に打たれた
そんな冬に咲く桜の花びらが、寒さに打ち震えているようだったが
本格的な雪になる前の侘しくなるような冷たさの中に
ほっこりと温かくなる様な優しい色合いの花だった。
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