ヒメの散歩の時に、霜柱を踏みしめて歩けばシャリシャリと音がした。
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今朝の霜柱
最近のとこ、ずっと気になる痰が絡んだ状態のばぁちゃん。
風邪の初期症状かと思って、もらっておいた風邪薬を飲ませたけど
熱があるわけでもなく食欲もあり、いたって元気はよろしい。
この前の往診の時に主治医に話したところ、飲み込んだ唾液が溜まるのではないかと言う。
確かに今のところは聴診器で肺の音を聴いてみてもらっても異常は見られない。
熱がない場合は風邪薬は与えないで、もう少し様子をみる事になった。
年を取ると、喉に異物があるので排出しなければならないという命令が
気管や肺や横隔膜に届きにくくなるらしい。
若い頃とは違い気管内側粘膜上の繊毛も老化して
異物を肺の奥から喉の方へ運ぶことが出来にくくなっていくのだろう。
でもそういうのって、気管支炎や肺炎を引き起こしやすく
しかも本人も苦しいんじゃないかと思うのだが
今日も相変わらずにゼロゼロしている。
我々だったらゴホンとひとつ咳払いをすると、溜まった痰は排出されるのだが
ず~っと10年も寝たきりだから、腹筋も弱まって細胞も疲れてくるんだろうな…。
少しでも湿気があれば違うかと、離して置いた反射板ストーブを
危なくない程度に近づけてヤカンの代わりに大きな鍋に水を張った。
湯気があがって窓ガラスも曇ってきたけど、ちょっとは効き目があるかな?
暮れかけた寒空に、ヒメとの散歩に気が急いて来たけど
静かな部屋にはラジオのニュースと痰の絡む音と寝息と…。
外に目を向けると、灰色の山並みに夕焼けとは言い難い空が見えた。
こうして人は年老いて年々弱まってくるのかと思うと
温かい部屋に居るにも拘らず心寒い気がした…。
どうやらストーブに大鍋は、ちょっと効き目はあったような気がする。(^_^)v
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いつ通っても一緒にいるんだよねぇ~~!