ちょっとばかり叛骨心が芽生え、何処かへと心を駆り立てる。
あんまり遠くへは行けないなぁ…ふと目を向ければ
向かい側に見える白鳳山公園がある、たいして高くはない山だ。
そこにはアスレチックがあるので、子供等が小さい時に連れて行った事があった。
そこから市街地の写真を撮ってみるのも悪くはないな…と。
俗に大川と言われる阿賀川と磐梯山なんかも入れたりして、なんだかワクワクして来た!

車で5分もあれば行き着ける場所、白鳳山公園のある向羽黒山
しかし! ちょっと侮ってしまったかも。
白鳳山公園には向羽黒山城跡などがあり
アスレチックがあるだけだと思っていた私には考えをあらたにさせられた。
向羽黒山城跡の詳しい説明は、こちら

美里町町内から坂道を上り詰めると、アスレチックのある場所で若松市内を望みながら
車はなだらかな曲りくねった坂道をゆっくりと走らせ写真スポットを探し
一度出口の美里町外れに出て、また来た道をゆっくりと戻って行く。
中程まで戻ると向羽黒山城跡とあり、道から古めかしい石段が続いて…古城のみちと記されていた。
元々たいして高い山ではなかったので、ちょっと登ってみようかと
苔むす石段を登りはじめたが、石段は登ったかと思うと下り坂になり
何度も登ったり下ったりで、たかだか400mくらいだとあったが
トンでもない間違いで、かなりキツイ向羽黒山城跡への道だった。


こんな石段が上ったり下ったり延々と続く中、見たこともない木の実発見!!

しかも石段には、こんなヘビまで長々と…毒蛇じゃないよね(~_~;)
山登りをしている人なら、何という事もない上り坂であろうが
普段楽している私には膝がガクガクと笑ってしまっている。
後悔をしながら、どうにか頂上に登り詰めると
眼下に壮観な景色と思いきや木立に阻まれよく見えずに
ちょっと失望感を味わいながら、また同じ石段を下ってきた。
11時も回り帰ろうかと思ったが、せっかくここまで来た事だし
源平沼も見ようと、次の二の丸へと…その展望台から
向羽黒山城跡の時と同じ様な石段を降って行ったが
これもかなりキツク、今度は谷底辺りまで降りなければならなく
かなりの距離を下って、本当に源平沼はあるんだろうか…下り坂は益々激しくなって
こんな所で遭難したら…そんな不安さえ頭をもたげる…が
ようやく辿り着いた源平沼! かなりショボかった。

源平沼、オニヤンマの産卵かと思ったが本当に溺れてたみたい…@@;
ただの小ぢんまりとした黒く淀んだ池にしか見えなく
かなりの残念感で、また来た道を戻る気力も失せて…がしかし、戻らなくては!
ちょっと別な道があったので、そっちを登って行ったら
二の丸からかなり下の駐車場がすぐ目の前だったのにはガックリだった。
かなりの距離をエッチラオッチラ駐車場まで戻らなければならなく
それでも、途中にあった岩崎山弁天神社に立ち寄る…岩山のテッペンの神社に
ちょっと心を動かされ、崖っぷちのような細い道を登ると
何かにつかまっていなければ、足元がクラクラしそうなほどの絶壁!
これもまた後悔の種で…絶景だが怖かった!

こんな絶壁にどうやって神社を建てたのかと思うほどだった。
ようやく車へ辿り着いて、車に置いたお茶のペットボトルを一気に飲み干してしまった。
それでもプチ登山というか、あんなに足場の悪い登り坂を歩いたのは
何時以来だっただろうか…記憶にないくらいで
だが、頂上まで登りつめた時の達成感は何物にも代えがたい事だった。
一生懸命に頭を空っぽにして、見つめるのは辺りの景色と目の前の道と
きっと次の日は筋肉痛だろうな~と思ったが意外にも何の事もなかった…3日後くらいだろうか?
という事で岩崎観音で、手すりに掴りながら撮った一枚!

我が町、雲が多く磐梯山が望めなかったのが残念だった…。