この時期の風物詩と言えば、小正月の頃に行われる歳の神で
我がpochiko地区でも毎年行われていて
去年のお札とか神棚に飾っておいたしめ縄
または玄関しめ飾り、起き上がりこぼしやダルマ風車…など。
そういうものを歳の神でお焚き上げしてもらっていた。
暗い夜に赤々と燃えあがる紅蓮の炎は
妖しい美しさを醸し出していた。
新年初めて出会う地区民の年始の挨拶だとか
長い棒に餅を焼く網を付けたものだとか
スルメや振る舞い酒…。
前回投稿の歳の神記事はこちら ポチっと!!
が、とうとう、我が地区での歳の神は廃止となってしまった。
セシウム飛散だとか、他にも理由があったのかもしれないけど
いつも歳の神が組み立てられていた田んぼは
何もない雪野原のまんまで…なんだか寂しい。
だけどだけど…お焚き上げするはずだった
お札やしめ飾りなど、どうすればいいの??
まさか隣の地区の歳の神へ行く、というのも微妙だし
本来であれば歳の神を行う神社やお寺へ持って行けばいいのだろうけど
なかなか、そこまで出来ずに…どうしようかと思っていた。
調べてみれば、たいがいはどんど焼きで焼くと言うのが多かったが
どんど焼きが行われないところでは神社に持ち込むとか
庭でゴミと一緒にしないで燃やす、またはゴミと一緒に出す…などなど。
いろいろあったがゴミを燃やしてはいけない所もあるので
一概には言えないが、そこは農村地域で野焼きなどもされているので
ゴミなどと一緒にでなければ庭で燃やしても仕方ないかと思った。
でも、どうせならばと、膝まである深い雪を歩いて
藁荷まで行き、乾いた様な所を一束。
それにしめ飾りなどを飾って、超ミニ歳の神を作ってみた。
藁荷までようやく辿りつく。
藁の束にしめ縄や風車などを飾れば、それらしく見える。
要は一年お守りいただいたお札やしめ縄などに
家族の健康と一年を無事に過ごせた事に感謝する気持ちがあれば
それで良いんじゃないかなぁ~気持ちの問題だよね。
その燃えた後の灰は川に流すか、土にかえすと良いのだそうだ。
と言う事で、夫が帰って来て火を付けてもらい
二人っきりの歳の神をした。
今日の一枚、極寒の中側溝に出来た氷をUP!