この7月17日は長年勤務した会社最終日であった。
定年まで勤め上げて、その後嘱託として残ってもらえないかとの会社側に
まだ60で楽隠居には早すぎると、5年間嘱託社員として
同じ仕事を安い給料で頑張って来た…最後の日
普通の時間に、私もいつも通りのお弁当に
同じように「いってらっしゃい」と送り出した。
ただいつもと違ったのは、長年お世話になった事務所の方と
同じ班の方にとお茶とお菓子を持って行くのは忘れなかった。
何となく夕焼けの風景 ①
ホントは7月20日が誕生日で、この日で最後になるはずだったのだが
土日と海の日との3連休の為に、思いがけなくも17日となり
この日を迎える何日か前には
もう少し会社に残ってはもらえないかとの打診だあったけど
年も年だし、今度は農作業などに勤しんで、ゆっくりと過ごしたいと言っていた夫
いつまでも必要としてもらえるのは嬉しい事だけど
丁寧に辞退してきたらしい、むろん私に異論もあろうはずもなく。
辞める数日前に厚生年金の健康保険に
任意で2年間だけ入っていられると会社から言われたけど
国民健康保険とどっちが高いんだべな?
会社に返事する前に、1回市役所に行って聞いて来てくれと言われて
国民年金課健康保険の所へ行って聞いて来た。
何となく夕焼けの風景 ②
よく厚生年金から国民健康保険へ移行すると
トンデモナイ金額の請求が来るって聞いていたのだけど
夫の場合、一度退職して退職金などはすでにもらってあり
そのうえ嘱託社員として、安月給で5年間勤めていたので
かえって国民健康保険料の方が安かった。
もちろん、退職後は国民健康保険に加入するつもり。
当日 勤務後に会社の社長とか上役などの挨拶があって
職場のみんなからって、抱えきれないほどの花束をいただき
会社の車で、少し離れている従業員駐車場まで送ってもらったのだと
思わず涙がこぼれそうになったわい…と夫。
何となく夕焼けの風景 ③
学校を卒業してから、すぐに勤めた会社ではなかったけど
たぶんだけど約30年近く…よく勤めあげたもので
部署によっては真夏でも40度もある様な場所であったりとか
交代勤務もずいぶんとやった、農繁期でも会社が忙しい時は
休まないで夜遅くまで代掻きなどをしていたものだった。
体調が悪くても休むって事はなかったなあ。
頑丈が取り柄の夫だったけど、二日酔いだとか
風邪を引いても、肩や腰が痛かったり…それでも休まないで通勤していた。
有給もずいぶん流したんじゃないのかな~
昔かたぎって言うのか…真面目一方で勤め上げた夫。
この3連休は休みだから、特にどうってこともないけど
平日に会社に行くことがないと思うと、やっぱり寂しいぞな…とつぶやく。
いつまでも年寄りがしがみついていられるわけじゃなし
今度はのんびりと農作業出来っぺした。
同僚からいただいた大きな花束、一緒に働けて良かったってメッセージ入りだった。
いっつも気い揉んで、とにかく兼業の両刀使いはキツイなって言ってたべした。
今度はサクぼんもいっぺし、孫子守の仕事も大事だべ。
まあ、年金生活になって贅沢は出来ねえけど
つつましやかに暮らしてったら何とかなりそうだし
細く長くやってくべ…って殊勝な事思っていたけど
正直、サクぼんややとじい様ややが増えたって感じで
ちょっと前途多難だなあ~~(^▽^;)